第3週目 『無名』’’有想霧像’’の一週間
◆日記
『ここは コンビニ村だよ』
『いらっしゃいませ! どのような ごようけんですか?』
『武器や防具は 装備しないと 意味がないぜ』
当たり前のことだがここは夕闇国――すべての夕闇から通じるゆらぎの世界であり、別にRPGの世界とかではない。
ついでにここも、村と言えるほどの規模はない。夕闇国に雨後の筍の如く開店した商店のひとつであり、それ自体は何の変哲もない店だ。
妙なところがあるとするならば、
『なんだなんだ、今回はずいぶんあいつらが活気づいたな』
『何せ見渡す限り店と客だらけですからね』
『出てくるシーンが来たなら登場するのさ』
『まあ「書き割り」になっちまったらそれしかないよな』
『兵士や戦士の「書き割り」が大人しくなったってことは、ここは本当に平和な世界なんでしょうね』
店員はひとり、閉店中の今は客がゼロ。
それにも関わらず聞こえ続ける、何人分もの声くらいだ。
僕達が何かという問いは何度も受け、その度に僕達の間では協議が開催された。
どういうわけかここにこうして生きている面々だ、いや実体なく意思だけが残っているんだから幽霊だ、いやどちらにしてもあの「書き割り」どもに意思があるとは思えない、等々。
喧喧諤諤の末に話がまとまったことはほとんどなく、たいてい全員で頭を抱える羽目になった。
そんな僕達に答えをくれたのは、いつかそう聞いてきた誰かだ。頭を抱えている僕達を見て、あの人はちょっと馬鹿にするように笑ったのだった。
「群像とでも言えばいいんじゃないですか。とりあえずここに、大人数がいることだけは間違いがない」
僕達に答えをくれるのはいつも、僕達でない人だった。
そういうことが何度もあったから、あの人の付けた「群像」と名乗らないならきっと僕らは「凡百」なんだろうと思う。
ふとした時にそう言ったら、格好悪いと言われて聞かなかったことにされた。
輪郭しか残らず、時にはそれさえも保てないような身体で、恰好も何もないと思うんだけど。
『おーい、そろそろあの子が起きてくるぞ』
『本日も雑貨屋開店ですね』
僕達のことをあの子は知らない。あの子のことなら僕達は何でも知っている。
これまでもこれからもそれは変わらないのだろう。変わったのは僕達の人数くらいだ。
変わらない、なんてことのない一日が、また始まる。朝焼けに似た夕焼けに迎えられて。
『いらっしゃいませ! どのような ごようけんですか?』
『武器や防具は 装備しないと 意味がないぜ』
当たり前のことだがここは夕闇国――すべての夕闇から通じるゆらぎの世界であり、別にRPGの世界とかではない。
ついでにここも、村と言えるほどの規模はない。夕闇国に雨後の筍の如く開店した商店のひとつであり、それ自体は何の変哲もない店だ。
妙なところがあるとするならば、
『なんだなんだ、今回はずいぶんあいつらが活気づいたな』
『何せ見渡す限り店と客だらけですからね』
『出てくるシーンが来たなら登場するのさ』
『まあ「書き割り」になっちまったらそれしかないよな』
『兵士や戦士の「書き割り」が大人しくなったってことは、ここは本当に平和な世界なんでしょうね』
店員はひとり、閉店中の今は客がゼロ。
それにも関わらず聞こえ続ける、何人分もの声くらいだ。
僕達が何かという問いは何度も受け、その度に僕達の間では協議が開催された。
どういうわけかここにこうして生きている面々だ、いや実体なく意思だけが残っているんだから幽霊だ、いやどちらにしてもあの「書き割り」どもに意思があるとは思えない、等々。
喧喧諤諤の末に話がまとまったことはほとんどなく、たいてい全員で頭を抱える羽目になった。
そんな僕達に答えをくれたのは、いつかそう聞いてきた誰かだ。頭を抱えている僕達を見て、あの人はちょっと馬鹿にするように笑ったのだった。
「群像とでも言えばいいんじゃないですか。とりあえずここに、大人数がいることだけは間違いがない」
僕達に答えをくれるのはいつも、僕達でない人だった。
そういうことが何度もあったから、あの人の付けた「群像」と名乗らないならきっと僕らは「凡百」なんだろうと思う。
ふとした時にそう言ったら、格好悪いと言われて聞かなかったことにされた。
輪郭しか残らず、時にはそれさえも保てないような身体で、恰好も何もないと思うんだけど。
『おーい、そろそろあの子が起きてくるぞ』
『本日も雑貨屋開店ですね』
僕達のことをあの子は知らない。あの子のことなら僕達は何でも知っている。
これまでもこれからもそれは変わらないのだろう。変わったのは僕達の人数くらいだ。
変わらない、なんてことのない一日が、また始まる。朝焼けに似た夕焼けに迎えられて。
STORY
店舗の運営状況はなかなかの滑り出しといったところだただ、出店に際し支払った多額の闇円を回収するにはまだまだ足りなかった
「アイディアが必要だね、アイディアが……」
金魚の知恵を絞り、さなえは売り上げデータと見つめあっていた
その時、部下の金魚から意外な報告が入る!
「社長、オリハルコン入荷しました!」
――オリハルコン、入荷できたんだ――
◆訓練
笑顔の訓練をしました笑顔が16上昇した
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
無名は虚無雑誌を破棄した!
無名は虚無書籍を破棄した!
無名は虚無高級品を破棄した!
◆購入
無名は眠らなくても疲れない薬を451闇円で購入した!
無名はAmatistaを528闇円で購入した!
無名は輝ける豆腐を480闇円で購入した!
◆作製
鳥の羽24と新鮮な野菜たちを素材にしていつかの祝杯を作製した!
◆コンビニタイプ決定
ホワイト に決定!!
◆アセンブル
スロット1に名も知れぬ焼き菓子を装備した
スロット2に虚無酒類を装備した
スロット3に眠らなくても疲れない薬を装備した
スロット4にAmatistaを装備した
スロット5に輝ける豆腐を装備した
スロット7に一服の茶菓子を装備した
スロット8にもてなしの欠片を装備した
スロット9にいつかの祝杯を装備した
スロット11に特製サンドイッチを装備した
スロット12にクロワッサンを装備した
◆アイテム改名
虚無酒類をラベルのない自家用酒に改名した!
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 2169
貢献補正 5.17%
行動順報酬!! 20%
合計闇円収入2737
商品販売数 7個
◆経験値が27増加しました……
◆体力が14増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献補正 5.17%
行動順報酬!! 20%
合計闇円収入2737
商品販売数 7個
◆経験値が27増加しました……
◆体力が14増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
無名はアルハラ28を入手した!
無名は大量消費社会28を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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とある辺境の村にある、たった一軒の雑貨屋の看板娘。まとめもしない長い黒髪がトレードマーク。 ある日ある時の夕暮れ、黄昏時を通じて店ごと「夕闇国」に迷い込んだ。 心より己をそう信じて生きる、人の形をした人でないもの。 無名のまま死んだ魂たちを、意識もせぬうちに統べる少女。 何かに名を残すほどの害意も熱意も持つことのできない、無名を宿命づけられたまま生きる存在。 爛漫あるいは天然と呼ぶべき少女と、彼女にまったく認識されないままその側にいる無数の影たちで構成される群体である。 ―――― プロフ絵、IC0~6番:ゆゆづき様「キャラクターメーカー」で作成しております IC8~13番、23番:十con様ご提供のアイコンを使用しております | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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