ENo.0078　阿山煕＆阿山九郎

クロウ「はぁ・・・・マジでこんな事になるなんてなぁ・・・・」

困り顔で溜息をつく多眼、有翼、兎耳の人外のクロウである。

ヒカル「あ～うん・・・・まさか別世界で『コンビニ経営』をまかされるとはなぁ・・・・？」

意気はノリノリであった同じく多眼、有翼の人外な姿をしたヒカルの方も少々困り顔で『コンビニ』の製品の整理をしている。

クロウ「コレさ・・・・明らかに『狙って』呼ばれちゃった感じかなぁ？」

ヒカル「あ～そうかもなぁ・・・・兄妹の中で俺達くらいやもんなぁ・・・・『商売っ気』あるのって」

そう・・・・今回、呼ばれた異世界『夕闇国』で二人は、まさかの『コンビニ経営』を任されてしまったのだ！
・・・・で、ヒカル曰く商売っ気があると言うのはヒカル自身は学生時代にコンビニでバイト経験があると言うだけでなく現在、自ら『カフェ＆バーの店主』をしているのである。

方やクロウの方はスーパーマーケットでパート経験があり・・・・今は止むを得なく（？）バイトとして入っているがレジもといチェッカー経験が豊富で更に、また別の異世界で『雑貨屋』まがいの事もやっていたりするのである。

おまけにヒカルは大学で『経済学部』専攻して卒業しておりクロウの方も今年、晴れて大学生になりヒカルと同じく『経済学部』に籍を置いているのである・・・・但し、その知識が役に立つかどうかは別として。

クロウ「まぁ・・・・確かに他の兄妹は精々バイト経験はあっても今の職業が明らかに商売に関係なさそうな感じやから仕方は無いもんなぁ？」

ヒカル「せやな・・・・誰とは言わんけど『ニート』まで居てる有様やしな・・・・ホンマに」

クロウ「まぁ・・・・そろそろ、あの『ニート』にも働いて欲しいよね・・・・あ～いっそ呼ばれたら良かったのに？」

ヒカル「止めとけ止めとけ・・・・アイツが係ると人様に余計な迷惑かかるで？ｗ」

クロウ「まぁ・・・・確かに同意するわソレはｗ」

ただでさえ『ニート』呼ばわりしている身内を更にボロッくそに言いたい放題言う二人である・・・・まぁ今頃は、くしゃみ二つくらいはしているだろう。

ヒカル「さてさて・・・・商品の整理も出来たし開店しますか」

クロウ「せやね・・・・ほな頑張りますか！」

結局、何だかんだで前向きに頑張っている二人なのでした。




まぁ・・・・要は金・・・・臨時収入が欲しいからなんだけどね？ｗ（オイコラｗ）