第5週目 小瀬青一郎の一週間
◆日記
シモーヌ・ブノワがずいぶん売れて売れたと言っても赤字のままでそれでもこの夕闇国じゃどちらかといやそういう芸術系あるいはそれほど硬質な論理を追わない思弁的な本が求められているのかと思ってそれならと並べたヴェロワのエクリチュールとカラクテールはコケてそれでも返本はまだ来ずにただ店で積み上がっている在庫はどうしたって気持ちを圧迫するし空間も圧迫する。エクリチュールとカラクテールなんて活字文化とエクリチュール論のどちらも流行とはいえどちらもカバーする読者はそんなにいないだろうところへ網を打った狭い本はもちろんそんなにリターンがあるはずもなくてただどこかにいるかもしれないまだ掬い上げられていない読者を探すために網を打つ、それで柳の下の泥鰌を揉み手で取り尽くすようなことをやってきてそれでも結局泥鰌はいやしなかったしそんな戦略は戦略的に間違っている。エクリチュールとカラクテールはそれでも書体設計とエクリチュール論をどちらも少しずつかじった俺には面白かったし好きな本や好きな特集をそいつが好きだっていう最大の温度で作らないと駄目だよと言っていた同僚の残した言葉にすがるんだか甘えるんだか知らないがとにかく参考にした自分もいて、それでも本は売れなかったしニッチな供給にはニッチな需要しかない。商機だよと路地に響き渡る金魚の声は虚しくてそれでも俺は今日も束見本をばたばたやりながら印刷所に原稿を送っている。
STORY
「フフフ、調子よさそうね」「あなたは……金魚の魔女!」
さなえのもとに久しぶりに表れた緑の金魚……それはさなえを勇気づけた金魚の魔女だった
「あなたの奥底にある呪いを破壊する力、見つけられた?」
「ぼちぼちですなぁ」
さなえの計画する金魚型接客マシン。それは設計段階を経て、もうすぐ納入が近づいていた
「気を付けて。敵もあなたの力に気付いている。きっと、追い打ちをかけてくる……インゴットの入荷も、敵の仕組んだ罠」
「関係ない……私はすべての逆境を、乗り越えてみせる!」
その時社長室に転がり込んでくる金魚!
「社長! 無数のゴリラ様のご来店です! ゴリラウェーブ、来ました!」
――ゴリラウェーブ、来ました――
◆訓練
気品の訓練をしました気品が19上昇した
気品の訓練をしました気品が21上昇した
魅力の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
青思導書店は虚無飲食物を破棄した!
青思導書店は虚無酒類を破棄した!
青思導書店は虚無高級品を破棄した!
青思導書店は虚無日用品を破棄した!
◆購入
青思導書店はエリック・ブロウ『利己と暴力』を950闇円で購入した!
青思導書店はエリック・ブロウ『利己と暴力』を950闇円で購入した!
◆作製
大量消費社会32と新人マニュアル32を素材にしてエリーゼ・ジョンソン『疎外と詐術』を作製した!
◆コンビニタイプ決定
ビジネス に決定!!
◆アセンブル
スロット1にエリック・ブロウ『利己と暴力』を装備した
スロット2にエリック・ブロウ『利己と暴力』を装備した
スロット3にシモーヌ・ブノワ『幻視と痙攣』を装備した
スロット4にエリーゼ・ジョンソン『疎外と詐術』を装備した
スロット5にカール・ウィックマン『孤立と表象』を装備した
スロット6にカール・ウィックマン『孤立と表象』を装備した
スロット7にカール・ウィックマン『孤立と表象』を装備した
スロット8にヴェロワ『エクリチュールとカラクテール』を装備した
スロット9にシモーヌ・ブノワ『幻視と痙攣』を装備した
スロット10にエリック・ブロウ『利己と暴力』を装備した
スロット11にヴェロワ『エクリチュールとカラクテール』を装備した
スロット12にヴェロワ『エクリチュールとカラクテール』を装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 1879
貢献収入 25
行動順報酬!! 20%
合計闇円収入2284
商品販売数 4個
◆経験値が34増加しました……
◆体力が30増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献収入 25
行動順報酬!! 20%
合計闇円収入2284
商品販売数 4個
◆経験値が34増加しました……
◆体力が30増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
青思導書店はフライヤー36を入手した!
青思導書店は時代の風36を入手した!
青思導書店はダイヤの指輪36を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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Seiichiro Oze. 二十三歳で大学を出て、 人文・思想・哲学書をつくる、 小さくもない出版社に入った。 よくこの業界に入ってきたねえ。 このご時世に若い人が。 そう言われながら歓迎されて、 癖のある著者と編集者のなかで本をつくって、 二十六歳で会社が消えた。 本をつくる側から売る側に行き、 書店をやって、二年でつぶした。 借金が残ったあとの夕闇で、 夕闇国に迷い込む。 夕闇国、 そこはあらゆる世界の夕闇の狭間につながる昏い国。 小瀬青一郎、二十八歳。 出版界の夕闇から来た男。 彼は今も人文書を売っている。 彼の世界で本は売れない。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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