第5週目 ネガティヴ魔法使い イアティアの一週間
◆日記
実家からまた手紙が届いた。夕闇国に来てから週に一通の調子で届く。便箋の数が五通に達している現在、ここに来て五週目に突入したというわけだ。
案外ここの生活リズムには慣れてきたけど、それでもまだまだ窮屈だ。
営業の時間が決まってるからそれに合わせて行動せざるをえない。遅寝早起きの反復運動。
三時間睡眠のあとに十五時間睡眠をしているようなヒマはなく、中の下な長さの睡眠を規則的というよりは惰性的に摂っている。
実家からの手紙は決まって週の初めに届いて、私の一週間の出だしを陰鬱にしてくれる。
はじめて来た手紙には、私を心配するようなあいさつで書き始められてあって、その後に私を遠回しに糾弾するような内容の本題、そして形式的なあいさつで終わりを結ばれていた。
次の週に来た手紙は、すこし文調がキツくなってきた。終わりの形式的な結びにも不思議と圧力がこもってた。
三週目に来た手紙は、やっぱり気遣いという名の皮をかぶった押しつけがつづられていて、手紙なかばで読むのをやめた。
四週目の手紙は受け取ったものの封を開ける気にならずに放置。
そして一週間がたち今週、未開封の手紙が二通に増えた。
「インク……インクはどこに置いてたっけ」
旅行とは名ばかりの家出。行き先は告げてないはずなのにこうして遠くの人が書いた手紙が届く光景を見ると、家出とは何なのかという虚しさと、追跡をかわせない自分の未熟さへの悔しさがこみあげてきて、ひどくみじめで、こんな自分が生きてていいのかって問わずにはいられなくて、すべていやになって、どんどん何もしたくなって、けれど何も食べないとおなかは空くし、もう、なんというか、全部ひっくるめると、ただただ……焼肉が……食べたい……。お肉好き。近所のコンビニの焼肉おにぎりが、週始めの癒しになってる魔法使いです。安いしおすすめ。
「あ、インクこんなところに……。インクのふた開けっ放しで寝る癖やめないと……」
インクが固まってないか確認しながら、羊皮紙と羽ペンを手に取る。
何も手紙の返事を書くわけじゃあない。いまさらもいまさら。私はこんな脅迫文に屈したりしないし、そんなことをするくらいならまだ魔導書でひとりジェンガしてる方がマシ。いや、ひとりジェンガはさすがにキツいかな。
私はコンビニの休憩室に入ると、そこらの事務机で羊皮紙に魔方陣を描いた。焼却の魔方陣を。
魔法のかかったものを燃やす、攻撃的な魔法だけど、低級なやつなら魔法自体しか燃やせないから室内でも安心して使える。かっこつけて中級のを使って失敗した挙げ句お店燃やしたくないし、ね……。
本来は詠唱はいらないんだけど、詠唱しちゃおう。感情が高ぶってるとダメだし、精神集中のため、精神統一のため……。
@イアティア@ イアティア、心をこめて、歌いますっ
@イアティア@ 聞いてください……『悪魔の郵便』……
私はなんでこんなことをしてるのだろう――。
案外ここの生活リズムには慣れてきたけど、それでもまだまだ窮屈だ。
営業の時間が決まってるからそれに合わせて行動せざるをえない。遅寝早起きの反復運動。
三時間睡眠のあとに十五時間睡眠をしているようなヒマはなく、中の下な長さの睡眠を規則的というよりは惰性的に摂っている。
実家からの手紙は決まって週の初めに届いて、私の一週間の出だしを陰鬱にしてくれる。
はじめて来た手紙には、私を心配するようなあいさつで書き始められてあって、その後に私を遠回しに糾弾するような内容の本題、そして形式的なあいさつで終わりを結ばれていた。
次の週に来た手紙は、すこし文調がキツくなってきた。終わりの形式的な結びにも不思議と圧力がこもってた。
三週目に来た手紙は、やっぱり気遣いという名の皮をかぶった押しつけがつづられていて、手紙なかばで読むのをやめた。
四週目の手紙は受け取ったものの封を開ける気にならずに放置。
そして一週間がたち今週、未開封の手紙が二通に増えた。
「インク……インクはどこに置いてたっけ」
旅行とは名ばかりの家出。行き先は告げてないはずなのにこうして遠くの人が書いた手紙が届く光景を見ると、家出とは何なのかという虚しさと、追跡をかわせない自分の未熟さへの悔しさがこみあげてきて、ひどくみじめで、こんな自分が生きてていいのかって問わずにはいられなくて、すべていやになって、どんどん何もしたくなって、けれど何も食べないとおなかは空くし、もう、なんというか、全部ひっくるめると、ただただ……焼肉が……食べたい……。お肉好き。近所のコンビニの焼肉おにぎりが、週始めの癒しになってる魔法使いです。安いしおすすめ。
「あ、インクこんなところに……。インクのふた開けっ放しで寝る癖やめないと……」
インクが固まってないか確認しながら、羊皮紙と羽ペンを手に取る。
何も手紙の返事を書くわけじゃあない。いまさらもいまさら。私はこんな脅迫文に屈したりしないし、そんなことをするくらいならまだ魔導書でひとりジェンガしてる方がマシ。いや、ひとりジェンガはさすがにキツいかな。
私はコンビニの休憩室に入ると、そこらの事務机で羊皮紙に魔方陣を描いた。焼却の魔方陣を。
魔法のかかったものを燃やす、攻撃的な魔法だけど、低級なやつなら魔法自体しか燃やせないから室内でも安心して使える。かっこつけて中級のを使って失敗した挙げ句お店燃やしたくないし、ね……。
本来は詠唱はいらないんだけど、詠唱しちゃおう。感情が高ぶってるとダメだし、精神集中のため、精神統一のため……。
@イアティア@ イアティア、心をこめて、歌いますっ
@イアティア@ 聞いてください……『悪魔の郵便』……
私はなんでこんなことをしてるのだろう――。
STORY
「フフフ、調子よさそうね」「あなたは……金魚の魔女!」
さなえのもとに久しぶりに表れた緑の金魚……それはさなえを勇気づけた金魚の魔女だった
「あなたの奥底にある呪いを破壊する力、見つけられた?」
「ぼちぼちですなぁ」
さなえの計画する金魚型接客マシン。それは設計段階を経て、もうすぐ納入が近づいていた
「気を付けて。敵もあなたの力に気付いている。きっと、追い打ちをかけてくる……インゴットの入荷も、敵の仕組んだ罠」
「関係ない……私はすべての逆境を、乗り越えてみせる!」
その時社長室に転がり込んでくる金魚!
「社長! 無数のゴリラ様のご来店です! ゴリラウェーブ、来ました!」
――ゴリラウェーブ、来ました――
◆訓練
機転の訓練をしました機転が17上昇した
機転の訓練をしました機転が19上昇した
機転の訓練をしました経験値が足りない
機転の訓練をしました経験値が足りない
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
◆購入
イアティアは概念を527闇円で購入した!
イアティアはアンチエイリアスを527闇円で購入した!
◆作製
魅力マニュアル24とポイントカード28を素材にして絶対に笑ってはいけない夕闇国を作製した!
◆コンビニタイプ決定
メガ に決定!!
◆アセンブル
スロット1にワラスボを装備した
スロット2に自分を変える2^100の方法を装備した
スロット3に絶対に使えない魔方陣を装備した
スロット4に16bit茶を装備した
スロット5に絶望カップラーメンを装備した
スロット7に楽しいこけし入門を装備した
スロット8に概念を装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 1166
貢献収入 181
ゲージ突破成功!! メガ補正 5%
行動順報酬!! 8%
合計闇円収入1527
◆経験値が30増加しました……
◆体力が18増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献収入 181
ゲージ突破成功!! メガ補正 5%
行動順報酬!! 8%
合計闇円収入1527
◆経験値が30増加しました……
◆体力が18増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
イアティアはポイントカード36を入手した!
イアティアは肝臓36を入手した!
イアティアは魅了マニュアル36を入手した!
イアティアは大量消費社会36を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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◆イアティア 夕闇国に訪れたらなんやかんやで流されてコンビニ店員になってしまった魔法使い。 辞意を表明する勇気もなく仕方なくコンビニ営業をすることに。 睡眠時間が不規則なせいで目の下に濃いクマが出来ている。 中級レベルの魔法に苦戦中。 ◆ワラスボ 虚無飲食物。イアティアの非常食。 形容しがたい見た目がとても虚無。 目が無いはずなのになぜか目が合う感覚がして、心が虚無になる。 しばらく見つめているとなぜだかかわいく思えてきて、それもまた虚無。 虚無なのに様々な虚無を内包する、形を持った空集合。 なんとなく意思の疎通ができる。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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