第10週目 チャッパオチャッパチャチャチャノチャの一週間
◆日記
黄昏時の日が差し込むコンビニには、倦怠した空気が漂っていた。この先には何が待っているんだろうか。オチャッパたちは相も変わらず、コンビニで働いていた。はじめは手こずっていたレジスターの扱いも、今ではすっかり慣れたものだ。今日も少ない客相手に、黙々と物を売っていく。
店長はもう喋らない。金魚として、バックヤードの水槽で泳いでいるだけだ。きっと、それは店長として働くよりもずっと楽なのだろう。しかし、後悔が解消されることは無い。それは、代償としては恐ろしく重いものだった
「店長、ごはんですよ」
休憩に入ったオチャッパが、金魚用の餌をひとつまみ店長に与える。店長は他の金魚と同じように、水面に浮かぶ餌をついばみ食べていく。泳ぐ姿も、普通の金魚そのものだ。オチャッパは、店長が喋ることができなくなった後も、以前と同じように話しかけつづけた。オチャッパには、金魚の言葉はわからない。しかし、店長の意思は以前と変わらずそこにあると、オチャッパは信じている。
「店長、最近仕入れたあのお菓子、すごく売れ行きが良いんですよ。来るお客さんが全員買っていっちゃいうくらいなんです! そうそう、金魚の餌も新しく仕入れたんですけど、あれは結構良いものらしくて。スイミーが飼ってる金魚も、あれ食べるとすっごい色鮮やかになって元気に泳ぎ回るんですよ。今度、ちょっと試してみませんか? いつも同じ餌というのも味気ないと思うし……」
オチャッパは店長に話しかけ続ける。そうしていたら、店長が以前のように返事を返してくれるんじゃないかと期待しているのだ。そんなことは叶わない。だって、これは呪いなのだ。呪いを解く技術をオチャッパは持っていないし、呪いをかけたという敵対企業に単身乗り込んで問題を解決する力も無かった
「店長……」
とうとう、話しかける話題も尽きてしまった。オチャッパは、悲し気な瞳を店長に向ける。今、このコンビニを任されているのはオチャッパだが、オチャッパの中では店長はいつだってこのコンビニの店長なのだ。オチャッパだって、いつまで夕闇国に留まっていられるかわからない。オチャッパと金魚坂グループの契約期間の終了は刻一刻と迫っていた
自分が居なくなった後も、店長はずっと金魚として生きていくのだろうか。困っている恩人ひとり助けることもできず、自分は旅を続けるのだろうか。ずっと、助けられなかったことを後悔して……。
「おい、休憩終わったぞ。レジまかせた、と言っても客いないけどな」
スイミーがバックヤードに戻ってくる。もう、そんな時間が経ったのか。スイミーがオチャッパの様子を見て、顔を顰めた
「……別に、やめろとか言わないけどよ」
未練がましいとか、不気味だとかは言わなかった。スイミーも、後悔しているのだ。助けると宣言した恩人に対して、助けられなかったばかりかほとんど恩も返せていなかった。コンビニを店長の代わりに経営することは、根本的な解決ではない、ただのその場しのぎだとふたりはわかっていた
「ほどほどにしとけよな。何なら、俺が店長の相手するよ。そんなんじゃ、お前にとって良くないだろ」
スイミーは続ける
「また、あのゴリラウェーブが来ればいいんだけどな! 忙しければ、その分悪いことを考える暇もなくなるし」
笑いながらそういうが、静かな店内にその笑い声は吸い込まれていく。遠くで気のさざめきが聞こえ、カラスの鳴き声が聞こえる
「……あっ、そうそう! 前に頼んでた接客マシン届いてたぞ。いや~、金魚坂グループも色々考えてんのな!」
スイミーは、そう言って店の表に向かいかけていった。少しそそっかしく、外に置いてあった大きな段ボール箱を台車に乗せてやってくる。スイミーの腰ほどの高さだが、横幅はスイミーの背丈ほどもある。それは、オチャッパたちが店長の為と思って本部に頼んでいた機械だった。金魚坂グループが作り出した機械で、接客・品出し・発注等々、すべてを自動でこなしてくれるのだという。オリハルコンとかいう素材でできているため非常に丈夫で、充電も独りでにしてくれるとか。要は、店長がたとえ金魚であっても問題なく経営を続行できる優れものなのだ。本当なら、こんなものを頼むことはしたくなかった。だってそれは、自分たちは恩人を助けることができませんでした、と宣言しているに等しい行為だからだ。しかし、もう仕方がない。オチャッパたちに今の状況を打破できる力も方法も無いのだ。段ボールを開けると、そこには金魚の姿を模した機械が現れた。恐らく、金魚坂グループの名前から考えられたものだろう。しかし、今となっては皮肉以外の何物でもない。
充電をし、スイッチを入れる。充電をしている間、オチャッパたちは少しばかり言葉を交わしただけで、その多くを沈黙が占めていた。接客マシンが起動する。店内を少しばかり動き回った後、機械的な音声が流れる
「お客様が見当たりません。掃除を開始します」
オチャッパは苦々しい笑みを浮かべ、はは、と笑う。結果、接客マシンは、素晴らしい仕事をしてくれた。オチャッパたちよりもきれいに店内を掃除し、オチャッパたちよりもきれいに品を並べた。それに、数秒充電するだけで一日中働けるのだという。これはすごい!
「僕たちもすっかりお役御免だね」
オチャッパは、悲し気にそうつぶやいた。10週間も働いたよそ者より、数日前に造られた機械の方がずっと有能なのだ。自分たちは、本当に店長に何もしてあげられなかったんだな、と思い悲しくなる。自動扉が開いて、客がやってくる。このコンビニ近辺に住んでいる、腰を曲げたおばあさんだ。よくこのコンビニを利用してくれるお客さんのひとりだ。オチャッパたちは表に出なかった。接客マシンがすべて上手にやってくれるのだ。お客さんがレジで品を精算する。接客マシンは、手早くバーコードを読み取り、てきぱきとレジ袋に品を詰めていった。もちろん、そこにオチャッパたちの出る幕はない。バックヤードで、ぼうっと時が流れるのを待つ。夕闇国に来る前は、一日をただひたすら日向ぼっこに費やした日々もあったが、今のこれはそれとは比べ物にならないほど苦痛な時間だ。
なんとかなる。オチャッパは以前、店長にそう言った。なんとかならなかったら、どうするんだい。店長にそう問われたと感じたオチャッパは、そうなったらその時に考えるとも言った。考えた結果が、これなのだ。自分の不甲斐なさが情けなくなる。バックヤードは静かだった。誰も言葉を発しない。マシンの機械音と、客の足音だけが聞こえてくる……
「あら、いたいた」
沈黙を破ったのは、客であるおばあさんの声だった。スタッフ以外立ち入り禁止のバックヤードに堂々と立ち入ってくる。接客マシンの静止の音声に耳を貸す様子もない。お年寄りはすごい。
「お兄さんたちがロボットになっちゃったのかとびっくりしたわ。なによ、そんな暗い顔して。そんなふうにじっとしてたら、体に悪いわよ」
「はは、こんにちはおばあさん。いえ、あの機械が上手にやってくれるから、もう僕たちは働かなくていいんですよ。えぇ、ぼくたちよりずっと上手……」
オチャッパの言葉は次第に小さくなっていく。認めたくはないが、事実なのだ
「なにか上手なの!あんな愛想のないロボットに接客させるなんて!」
オチャッパは、その言葉を聞いても暗い空気を漂わせたままにへらと笑う。お世辞にも、いい笑顔とは言い難い
「ボクも、愛想が良い方ではないので……」
「まぁ、そうね」
お年寄りって、厳しい! 自分で蒔いた種なのに、オチャッパは更に凹んでしまった。スイミーが気を使って、無言で背中を撫でてくれる。優しい子に育ったな、と親でもないのにそう思う
「そういえば、以前いたおじさんはどうしたの」
店長のことだろう
「はぁ、店長は、その……。呪いで金魚に……」
オチャッパは水槽を指さした。そんなことを言って、信じてくれるのだろうか。敵対企業に呪いをかけられたなんて、アホらしいこと。
「はぁ~、あの敵対企業に呪いをかけられて金魚になったって噂、本当だったのね!」
おばあさんは目をらんらんと輝かせ、水槽を見つめる。おばちゃんの井戸端会議では日々、驚異的な情報量が行き交っていると聞いたことがあるけれど、おばあさんも例外ではないらしい。
「でも、残念ねぇ。これ、どうにかして元に戻せないの? あのおじさん、笑顔が素敵なイケメンだったじゃない」
店長がぴくり、と反応した。金魚になる前の店長を、オチャッパは知らない。しかし、きっと自分たちよりずっと有能な人物だったのだろう。そうでなければ、こんな客足の少ない片田舎のコンビニがいつまでも残れるわけがない
「それが、今はなによ。以前はぐちゃぐちゃだった品もきっちりそろえちゃって、気味が悪いったらありゃしない!」
店長は、器用な方ではなかったようだ。ぐちゃぐちゃな方がいいなんておかしいな。ふふ、とオチャッパは笑う。そして、聞いた。
「汚い方が良いですか」
「田舎のコンビニに潔癖さを求める客なんていないわよ」
おばあさんはそう言い切った。それはもう、気持ちのいいくらいに
「この店には、あのおじさん……店長さんが必要なのよ。だって、こんな田舎にはそれくらいしか見るものないでしょ」
「そんなに良いおじさんだったんですか、店長は。それは、見てみたかったな」
「俺も負けないくらい良い男だと思うけど……」
スイミーが何かを言った気がするが、無視しよう。沈黙ばかりがあったバックヤードは笑顔と談笑で満たされていた。オチャッパの微笑み、スイミーの笑顔、おばあさんの談笑、店長の笑い声……
「店長!?」
その場にいた全員が、水槽に視線を向けていた。そこには、ずぶぬれになった店長……人間の店長がいた
店長はもう喋らない。金魚として、バックヤードの水槽で泳いでいるだけだ。きっと、それは店長として働くよりもずっと楽なのだろう。しかし、後悔が解消されることは無い。それは、代償としては恐ろしく重いものだった
「店長、ごはんですよ」
休憩に入ったオチャッパが、金魚用の餌をひとつまみ店長に与える。店長は他の金魚と同じように、水面に浮かぶ餌をついばみ食べていく。泳ぐ姿も、普通の金魚そのものだ。オチャッパは、店長が喋ることができなくなった後も、以前と同じように話しかけつづけた。オチャッパには、金魚の言葉はわからない。しかし、店長の意思は以前と変わらずそこにあると、オチャッパは信じている。
「店長、最近仕入れたあのお菓子、すごく売れ行きが良いんですよ。来るお客さんが全員買っていっちゃいうくらいなんです! そうそう、金魚の餌も新しく仕入れたんですけど、あれは結構良いものらしくて。スイミーが飼ってる金魚も、あれ食べるとすっごい色鮮やかになって元気に泳ぎ回るんですよ。今度、ちょっと試してみませんか? いつも同じ餌というのも味気ないと思うし……」
オチャッパは店長に話しかけ続ける。そうしていたら、店長が以前のように返事を返してくれるんじゃないかと期待しているのだ。そんなことは叶わない。だって、これは呪いなのだ。呪いを解く技術をオチャッパは持っていないし、呪いをかけたという敵対企業に単身乗り込んで問題を解決する力も無かった
「店長……」
とうとう、話しかける話題も尽きてしまった。オチャッパは、悲し気な瞳を店長に向ける。今、このコンビニを任されているのはオチャッパだが、オチャッパの中では店長はいつだってこのコンビニの店長なのだ。オチャッパだって、いつまで夕闇国に留まっていられるかわからない。オチャッパと金魚坂グループの契約期間の終了は刻一刻と迫っていた
自分が居なくなった後も、店長はずっと金魚として生きていくのだろうか。困っている恩人ひとり助けることもできず、自分は旅を続けるのだろうか。ずっと、助けられなかったことを後悔して……。
「おい、休憩終わったぞ。レジまかせた、と言っても客いないけどな」
スイミーがバックヤードに戻ってくる。もう、そんな時間が経ったのか。スイミーがオチャッパの様子を見て、顔を顰めた
「……別に、やめろとか言わないけどよ」
未練がましいとか、不気味だとかは言わなかった。スイミーも、後悔しているのだ。助けると宣言した恩人に対して、助けられなかったばかりかほとんど恩も返せていなかった。コンビニを店長の代わりに経営することは、根本的な解決ではない、ただのその場しのぎだとふたりはわかっていた
「ほどほどにしとけよな。何なら、俺が店長の相手するよ。そんなんじゃ、お前にとって良くないだろ」
スイミーは続ける
「また、あのゴリラウェーブが来ればいいんだけどな! 忙しければ、その分悪いことを考える暇もなくなるし」
笑いながらそういうが、静かな店内にその笑い声は吸い込まれていく。遠くで気のさざめきが聞こえ、カラスの鳴き声が聞こえる
「……あっ、そうそう! 前に頼んでた接客マシン届いてたぞ。いや~、金魚坂グループも色々考えてんのな!」
スイミーは、そう言って店の表に向かいかけていった。少しそそっかしく、外に置いてあった大きな段ボール箱を台車に乗せてやってくる。スイミーの腰ほどの高さだが、横幅はスイミーの背丈ほどもある。それは、オチャッパたちが店長の為と思って本部に頼んでいた機械だった。金魚坂グループが作り出した機械で、接客・品出し・発注等々、すべてを自動でこなしてくれるのだという。オリハルコンとかいう素材でできているため非常に丈夫で、充電も独りでにしてくれるとか。要は、店長がたとえ金魚であっても問題なく経営を続行できる優れものなのだ。本当なら、こんなものを頼むことはしたくなかった。だってそれは、自分たちは恩人を助けることができませんでした、と宣言しているに等しい行為だからだ。しかし、もう仕方がない。オチャッパたちに今の状況を打破できる力も方法も無いのだ。段ボールを開けると、そこには金魚の姿を模した機械が現れた。恐らく、金魚坂グループの名前から考えられたものだろう。しかし、今となっては皮肉以外の何物でもない。
充電をし、スイッチを入れる。充電をしている間、オチャッパたちは少しばかり言葉を交わしただけで、その多くを沈黙が占めていた。接客マシンが起動する。店内を少しばかり動き回った後、機械的な音声が流れる
「お客様が見当たりません。掃除を開始します」
オチャッパは苦々しい笑みを浮かべ、はは、と笑う。結果、接客マシンは、素晴らしい仕事をしてくれた。オチャッパたちよりもきれいに店内を掃除し、オチャッパたちよりもきれいに品を並べた。それに、数秒充電するだけで一日中働けるのだという。これはすごい!
「僕たちもすっかりお役御免だね」
オチャッパは、悲し気にそうつぶやいた。10週間も働いたよそ者より、数日前に造られた機械の方がずっと有能なのだ。自分たちは、本当に店長に何もしてあげられなかったんだな、と思い悲しくなる。自動扉が開いて、客がやってくる。このコンビニ近辺に住んでいる、腰を曲げたおばあさんだ。よくこのコンビニを利用してくれるお客さんのひとりだ。オチャッパたちは表に出なかった。接客マシンがすべて上手にやってくれるのだ。お客さんがレジで品を精算する。接客マシンは、手早くバーコードを読み取り、てきぱきとレジ袋に品を詰めていった。もちろん、そこにオチャッパたちの出る幕はない。バックヤードで、ぼうっと時が流れるのを待つ。夕闇国に来る前は、一日をただひたすら日向ぼっこに費やした日々もあったが、今のこれはそれとは比べ物にならないほど苦痛な時間だ。
なんとかなる。オチャッパは以前、店長にそう言った。なんとかならなかったら、どうするんだい。店長にそう問われたと感じたオチャッパは、そうなったらその時に考えるとも言った。考えた結果が、これなのだ。自分の不甲斐なさが情けなくなる。バックヤードは静かだった。誰も言葉を発しない。マシンの機械音と、客の足音だけが聞こえてくる……
「あら、いたいた」
沈黙を破ったのは、客であるおばあさんの声だった。スタッフ以外立ち入り禁止のバックヤードに堂々と立ち入ってくる。接客マシンの静止の音声に耳を貸す様子もない。お年寄りはすごい。
「お兄さんたちがロボットになっちゃったのかとびっくりしたわ。なによ、そんな暗い顔して。そんなふうにじっとしてたら、体に悪いわよ」
「はは、こんにちはおばあさん。いえ、あの機械が上手にやってくれるから、もう僕たちは働かなくていいんですよ。えぇ、ぼくたちよりずっと上手……」
オチャッパの言葉は次第に小さくなっていく。認めたくはないが、事実なのだ
「なにか上手なの!あんな愛想のないロボットに接客させるなんて!」
オチャッパは、その言葉を聞いても暗い空気を漂わせたままにへらと笑う。お世辞にも、いい笑顔とは言い難い
「ボクも、愛想が良い方ではないので……」
「まぁ、そうね」
お年寄りって、厳しい! 自分で蒔いた種なのに、オチャッパは更に凹んでしまった。スイミーが気を使って、無言で背中を撫でてくれる。優しい子に育ったな、と親でもないのにそう思う
「そういえば、以前いたおじさんはどうしたの」
店長のことだろう
「はぁ、店長は、その……。呪いで金魚に……」
オチャッパは水槽を指さした。そんなことを言って、信じてくれるのだろうか。敵対企業に呪いをかけられたなんて、アホらしいこと。
「はぁ~、あの敵対企業に呪いをかけられて金魚になったって噂、本当だったのね!」
おばあさんは目をらんらんと輝かせ、水槽を見つめる。おばちゃんの井戸端会議では日々、驚異的な情報量が行き交っていると聞いたことがあるけれど、おばあさんも例外ではないらしい。
「でも、残念ねぇ。これ、どうにかして元に戻せないの? あのおじさん、笑顔が素敵なイケメンだったじゃない」
店長がぴくり、と反応した。金魚になる前の店長を、オチャッパは知らない。しかし、きっと自分たちよりずっと有能な人物だったのだろう。そうでなければ、こんな客足の少ない片田舎のコンビニがいつまでも残れるわけがない
「それが、今はなによ。以前はぐちゃぐちゃだった品もきっちりそろえちゃって、気味が悪いったらありゃしない!」
店長は、器用な方ではなかったようだ。ぐちゃぐちゃな方がいいなんておかしいな。ふふ、とオチャッパは笑う。そして、聞いた。
「汚い方が良いですか」
「田舎のコンビニに潔癖さを求める客なんていないわよ」
おばあさんはそう言い切った。それはもう、気持ちのいいくらいに
「この店には、あのおじさん……店長さんが必要なのよ。だって、こんな田舎にはそれくらいしか見るものないでしょ」
「そんなに良いおじさんだったんですか、店長は。それは、見てみたかったな」
「俺も負けないくらい良い男だと思うけど……」
スイミーが何かを言った気がするが、無視しよう。沈黙ばかりがあったバックヤードは笑顔と談笑で満たされていた。オチャッパの微笑み、スイミーの笑顔、おばあさんの談笑、店長の笑い声……
「店長!?」
その場にいた全員が、水槽に視線を向けていた。そこには、ずぶぬれになった店長……人間の店長がいた
STORY
とうとう経営黒字化を果たした金魚坂グループ無制限フランチャイズ作戦は終わり、雇われ店長さんたちは自由の身となった
そのまま店を続けるもの、店舗を譲渡し経営から去る者…そう、自由に
雇われ店長さんたちには約束通り報酬が支払われた
ゆらぎの通貨は累積闇円と同額の、それぞれの世界の通貨へと姿を変える
それは26545アメリカドルかもしれないし、26545ラオスキープかもしれない
あるいは海外旅行のあと、使えないお金が眠るように……引き出しの奥に眠るかもしれない
そのお金で、あなたは何を買うのだろう
――お買い物、しませんか?――
◆訓練
笑顔の訓練をしました笑顔が19上昇した
笑顔の訓練をしました笑顔が21上昇した
機転の訓練をしました経験値が足りない
機転の訓練をしました経験値が足りない
機転の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
オチャッパは近所のお姉さん28を破棄した!
オチャッパはアルハラ40を破棄した!
オチャッパは親切マニュアル44を破棄した!
オチャッパはアニメタイアップ36を破棄した!
オチャッパは鳥の羽36を破棄した!
オチャッパは鳥の羽40を破棄した!
オチャッパは椅子40を破棄した!
オチャッパは親切マニュアル48を破棄した!
オチャッパは近所のお姉さん48を破棄した!
◆購入
オチャッパはヴァイス・ローゼン・サブレを648闇円で購入した!
オチャッパはトロピカル暗黒フローズンを712闇円で購入した!
オチャッパはド星を1425闇円で購入した!
◆作製
入店チャイム52と新人マニュアル36を素材にしてオチャッパたちのあいさつを作製した!
◆コンビニタイプ決定
メガ に決定!!
◆アセンブル
スロット1にヴァイス・ローゼン・サブレを装備した
スロット2にトロピカル暗黒フローズンを装備した
スロット3にアルカールカ水族館ペアチケットを装備した
スロット4にド星を装備した
スロット5に増蔵濃くウマらぁめんを装備した
スロット6に狐印の油揚げリバイバル・改・EX・真を装備した
スロット7にアクリルガラスの欠片を装備した
スロット8にマフラー(モスグリーン)を装備した
スロット9にシルバーバナナを装備した
スロット10に白魔女の黒書【残り物で作るピザ編】を装備した
スロット11に神殺しを装備した
スロット12に〈CHARM〉を装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 3567
貢献収入 609
ゲージ突破成功!! メガ補正 5%
行動順報酬!! 18%
合計闇円収入5173
◆経験値が55増加しました……
◆体力が24増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献収入 609
ゲージ突破成功!! メガ補正 5%
行動順報酬!! 18%
合計闇円収入5173
◆経験値が55増加しました……
◆体力が24増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
オチャッパは親切マニュアル56を入手した!
オチャッパは魅了マニュアル56を入手した!
オチャッパは大量消費社会56を入手した!
オチャッパは蝙蝠56を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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オチャッパ 虫に食われて死んだお茶の葉のオバケ。がたいの良い男の姿をしている。 物腰穏やか。 スイミー 大魔王カンバッツを倒す為、旅をしているという勇者。 意思を持つ水が人の形をとっている。直情径行な性格。 店長 コンビニの店長。現金魚。オチャッパに店を任せた張本人。 今までの日記まとめ。エピローグはこちらで。 http://blog.livedoor.jp/a_sono1/archives/50379694.html | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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