第4週目 B・ミナスジェライス兄妹の一週間
◆日記
業務日誌
3日目
記入:臨時店長リオ・バーントイエロー・ミナスジェライス
シトリン・マーケット配属2日目追記。おれは今、店のバックヤードでこれを書いている。今日はもう営業を終了して、妹達は順番にシャワーを浴びていた(おれもここでやりたいことが終わったらシャワーにしよう)。
さて、コンビニというものには監視カメラが取り付けられているのが常らしい。店で万引きをしていくような不届き者を監視するためであったり、万が一強盗に入られた際に犯人の特定や証拠物件として使うためでもあるそうだ。
うちの店ではこの監視カメラ、バックヤードにも幾つか設置されている。流石におれ達が暮らしている仮眠室やトイレ、シャワー室には見当たらないが、廊下などには天井の隅にひっそりとぶら下がっていたりする。
昨日ヴェラが目撃した、誰なのか分からないもやもやとした人影。そいつの正体を見定めるため、おれは監視カメラ映像の確認を行っているところだった。
映像は真夜中の、真っ暗で誰もいないコンビニを映すところから始まっていた。これは今日の夜中の0時だろう。おれの目なら十数倍速でも捉えられるから、早送りで再生し続ける。やがて今朝早くにおれが起き出し、レジにだけ明かりをつけて業務日誌を書き始め、瞬く間に書き終わり(もっともおれは瞬きをしないのだが)起きてきたヴェラとアニカ達とともにレジと商品のチェックを開始し、開店して客への応対に追われた。
おれの目の前には複数のモニターが並んでいて、賽の目状に並んだそれらをおれはぼんやりと見る。どこか一つのモニターに注視するのではなく、焦点を合わせずに全体を見るようにする。不審な点があればおれの機械の目が拾うだろうと、半ば盲信しながら。
果たして、閉店間際になっておれの目は異常を捉えた。
俗に「優しいおじさん」と称される、何となく訪れては商品を一つ買って行ってくれる奇特な客、彼らに混じってそれは居た。
それはコンビニの片隅、雑誌棚と飲み物コーナーの境目付近に佇んでいた。痩せさらばえた長身、死装束のような白い服、それでいてそいつの仔細はまるで見えない。髪も顔も手も足も輪郭が霞んで、どんな奴なのかまるで分からないのだ。
こいつは一体何だろう。コマ送りをするとあるフレームに前触れもなく突然出現している。店に入るところも、出るところも記録されていない。
それはいきなり現れて、そして一時間ほどで忽然と消えた。
(……何なんだ、こいつは?)
間違いなくヴェラが見たのはこいつだろう。特徴がこの店舗の従業員の誰にも一致しない。しかし、一体何なのだろうか。
おれは一人で頭をひねっていたが、視界の片隅、唯一現在の映像を流しているモニターに目をやって……そして、固まってしまった。
モニターはおれのいるモニター室の前の廊下を映し出していた。
そこにそれが居た。
「……!」
思わず椅子から立ち上がる。椅子を蹴倒してしまってすごい音がした。それは廊下にも伝わったのだろう、途端にそれは姿を消した。
(何だ? 本当に、何なんだ?)
おれはただひたすらに混乱する。
だってそうだろう、幽霊が出るコンビニなんて噂が立ったら、どれだけ客が離れてしまうのだろうか。これは本格的に、捕獲なり除霊なりしなければならない。
(……頼むから霊障攻撃だけはしないでくれよ)
せめてここに術導肢があればなあと、おれはため息をつきながらひとりごちた。
3日目
記入:臨時店長リオ・バーントイエロー・ミナスジェライス
シトリン・マーケット配属2日目追記。おれは今、店のバックヤードでこれを書いている。今日はもう営業を終了して、妹達は順番にシャワーを浴びていた(おれもここでやりたいことが終わったらシャワーにしよう)。
さて、コンビニというものには監視カメラが取り付けられているのが常らしい。店で万引きをしていくような不届き者を監視するためであったり、万が一強盗に入られた際に犯人の特定や証拠物件として使うためでもあるそうだ。
うちの店ではこの監視カメラ、バックヤードにも幾つか設置されている。流石におれ達が暮らしている仮眠室やトイレ、シャワー室には見当たらないが、廊下などには天井の隅にひっそりとぶら下がっていたりする。
昨日ヴェラが目撃した、誰なのか分からないもやもやとした人影。そいつの正体を見定めるため、おれは監視カメラ映像の確認を行っているところだった。
映像は真夜中の、真っ暗で誰もいないコンビニを映すところから始まっていた。これは今日の夜中の0時だろう。おれの目なら十数倍速でも捉えられるから、早送りで再生し続ける。やがて今朝早くにおれが起き出し、レジにだけ明かりをつけて業務日誌を書き始め、瞬く間に書き終わり(もっともおれは瞬きをしないのだが)起きてきたヴェラとアニカ達とともにレジと商品のチェックを開始し、開店して客への応対に追われた。
おれの目の前には複数のモニターが並んでいて、賽の目状に並んだそれらをおれはぼんやりと見る。どこか一つのモニターに注視するのではなく、焦点を合わせずに全体を見るようにする。不審な点があればおれの機械の目が拾うだろうと、半ば盲信しながら。
果たして、閉店間際になっておれの目は異常を捉えた。
俗に「優しいおじさん」と称される、何となく訪れては商品を一つ買って行ってくれる奇特な客、彼らに混じってそれは居た。
それはコンビニの片隅、雑誌棚と飲み物コーナーの境目付近に佇んでいた。痩せさらばえた長身、死装束のような白い服、それでいてそいつの仔細はまるで見えない。髪も顔も手も足も輪郭が霞んで、どんな奴なのかまるで分からないのだ。
こいつは一体何だろう。コマ送りをするとあるフレームに前触れもなく突然出現している。店に入るところも、出るところも記録されていない。
それはいきなり現れて、そして一時間ほどで忽然と消えた。
(……何なんだ、こいつは?)
間違いなくヴェラが見たのはこいつだろう。特徴がこの店舗の従業員の誰にも一致しない。しかし、一体何なのだろうか。
おれは一人で頭をひねっていたが、視界の片隅、唯一現在の映像を流しているモニターに目をやって……そして、固まってしまった。
モニターはおれのいるモニター室の前の廊下を映し出していた。
そこにそれが居た。
「……!」
思わず椅子から立ち上がる。椅子を蹴倒してしまってすごい音がした。それは廊下にも伝わったのだろう、途端にそれは姿を消した。
(何だ? 本当に、何なんだ?)
おれはただひたすらに混乱する。
だってそうだろう、幽霊が出るコンビニなんて噂が立ったら、どれだけ客が離れてしまうのだろうか。これは本格的に、捕獲なり除霊なりしなければならない。
(……頼むから霊障攻撃だけはしないでくれよ)
せめてここに術導肢があればなあと、おれはため息をつきながらひとりごちた。
STORY
炎のごとき光を放つ金属、オリハルコンインゴット3トン入荷金魚の知恵によって偶然発注し届いた大量の金属塊に途方に暮れる社長の姿はない
「これは商機! 商機だよ!」
さなえには秘策があった。このレアメタルを利用し、接客ロボを作る計画だ
さっそく市販のオリハルコンオートマタ業者に見積もりを出させる
「接客ロボで残業代節約、経費削減! いける……!」
――設計図に書かれているのは、金魚型接客マシン――
◆訓練
機転の訓練をしました機転が12上昇した
◆送品
◆送金
◆破棄
◆購入
イエローズはりんごを504闇円で購入した!
イエローズはレシピ付きスパイスセットを504闇円で購入した!
イエローズは銀細工の首飾りを1108闇円で購入した!
◆作製
時代の風28とくやしさのばね28を素材にして敗者にならない技術vol.1を作製した!
◆コンビニタイプ決定
ホワイト に決定!!
◆アセンブル
スロット1にポトフを装備した
スロット2に蠱惑的もやしを装備した
スロット3に投稿!怖い話vol.1『霧の世界の噂』を装備した
スロット4にりんごを装備した
スロット5にレシピ付きスパイスセットを装備した
スロット6に敗者にならない技術vol.1を装備した
スロット7にプリンバーガーを装備した
スロット8にシトリンの一粒シルバーリング(非加熱)を装備した
スロット9に銀細工の首飾りを装備した
スロット10に『戦え!アメトリンロボ!』の全てを装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 2133
貢献補正 5.77%
ゲージ突破成功!! ホワイト補正 5%
行動順報酬!! 7%
合計闇円収入2533
商品販売数 3個
◆経験値が28増加しました……
◆体力が91増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献補正 5.77%
ゲージ突破成功!! ホワイト補正 5%
行動順報酬!! 7%
合計闇円収入2533
商品販売数 3個
◆経験値が28増加しました……
◆体力が91増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
イエローズは時代の風32を入手した!
イエローズははえぬき32を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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どこぞの霧深い世界からやってきた、サイボーグの三人兄妹。 サイボーグなので、腰から尻尾のような充電ケーブルが生えている。 生活費を稼ぐべくとあるバイト募集のチラシを手に取ったところ、 夕闇国でコンビニの店長をする羽目になってしまった。 兄:リオ・B・ミナスジェライス 青年型サイボーグ。外見年齢は十代後半ぐらい。 三兄妹で一番感情表現が下手くそ。最近やっと笑顔が作れるようになってきた。根は素直。 最年長ということでコンビニ「シトリン・マーケット」の店長を押し付けられた苦労人。 勤務日記も彼が書いている。兄の性か。 妹その一:ヴェラ・B・ミナスジェライス 少女型サイボーグ、ロングヘアーの方。外見年齢は十代前半ぐらい。 リオの妹その一。アニカとは双子。いつも穏やかに笑っているおっとりさん。 勤務中に歌い出してしまうのが玉に瑕。 妹その二:アニカ・B・ミナスジェライス 少女型サイボーグ、ツインテールの方。外見年齢は十代前半ぐらい。 リオの妹その一。ヴェラとは双子。よく笑いよく走るおてんばさん。 勤務中に踊りだしてしまうのが玉に瑕。 コンビニ「シトリン・マーケット」 リオ達が経営を任せられた小さなコンビニ。 天井からは黄水晶(紫水晶を加熱して作った人工モノ)のドロップが装飾として いくつもいくつも吊り下がり、看板はけばけばしい黄金色をしている。 外には異世界の魔王から委託されたという多肉植物の無人販売所が併設されている。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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