第8週目 猫使いのエリカの一週間
◆日記
・・・・・・
あるところに、猫アレルギーのお嬢様と
その使用人の少年がおりました…
・・・・・・
~8年前~
「今日からここで働かせていただきます、エミリオ・ベルドゥです。よろしくお願いします」
「ふーん…。あたし、エリカ。…よろしく」
それがエリカ嬢と交わした、最初の会話でした。
。。。
僕とエリカ嬢のお話…の前に、僕のことを少しお話しましょう。
母は僕が生まれてすぐに他界していました。
父も病気で亡くなり、身寄りのない僕は働き口を探してさ迷っていました。
そんな僕に声をかけてくださったのが、奥様…エリカ嬢の母上でした。
奥様は、屋敷に住ませてあげるかわりに、使用人として働いてほしい…そう僕にお願いしました。
断る理由なんてどこにも…むしろありがたいくらいでしたから、二つ返事で受け入れました。
「娘がいるの。あまり友達がいない子だから、仲良くしてあげてね」
屋敷へ向かう途中、奥様からそう言われました。
僕を雇ったのも、娘が友達を作れるようになるための練習相手…とのことでした。
どうあれ、女の子と仲良くできるのは悪い気はしませんから
娘さんに会えるのを、僕はそこはかとなく楽しみにしていました。
「……」
しかし彼女は非常に不愛想でした。
。。。
「おはようございます、エリカお嬢さま」
「…おはよ」
「今日もいい天気ですね」
「ん」
こんな会話…会話と言ってもいいのかもわからないやりとりを
それはもう毎日のように続けました。
奥様から仲良くしてと言われたのもありましたが
僕自身、彼女に興味があったのと…相手はかわいい女の子でしたから。
毎日毎日、話しかけられるタイミングさえあれば声をかけていましたが
エリカ嬢から話しかけてくることなんて、一度もありませんでした。
「……」
彼女はいつも、屋敷の庭が見渡せる2階廊下の窓際にいました。
毎日そこから庭を眺めているもんですから、何を見ているのかと聞いたことがあります。
「ねこ。ねこ見てる」
彼女は短く、そう言いました。
奥様から聞いた話ですが、エリカ嬢は猫が大好きなんだそうです。
食事の時間も忘れるくらい、一日中外にいる猫を眺めているのだとか。
そんなに好きなのに、どうして近くまでいかないのかと疑問を口にすると
奥様は悲しそうな顔で、あの子は重度の猫アレルギーなの。と教えてくれました。
…まぁ、そんな風にエリカ嬢とは特に仲良くもなれないまま
月日だけが経っていったわけですが、1年ほど経ったある日、事件が起きました。
「エリカが帰ってこないの…使用人のみんなで探してきて頂戴」
夕飯の支度をしていたところに、深刻な顔をした奥様からそう告げられました。
その日は使用人総出でエリカ嬢を探しましたが、見つかることはありませんでした。
その次の日も、そのまた次の日も。エリカ嬢が帰ってくることは、ありませんでした。
奥様も、あまり屋敷に帰ってこない旦那様も、エリカ嬢のことを溺愛していましたから
みるみるうちにやつれていきました。
その後おふたりがどうなったのかは、わかりません。
僕は追い出されてすぐに、エリカ嬢を探しに行きましたから。
エリカ嬢の屋敷の近くに、不帰の森と呼ばれる森があります。
文字通り、入ったものは二度と帰ってこないと言われる、恐ろしい森です。
噂では、エリカ嬢はこの森に入ったのではないかと言われていました。
使用人たちは誰も入ろうとしませんでしたし、奥様にもここは探す必要はないと言われていました。
まぁ、そんな森に入るなんて、半ば自暴自棄だったことは否定しません。
でも僕だって、エリカ嬢には多少特別な感情を抱いていましたから
彼女がいなくなった事実を、否定したかった気持ちがあったんです。
森の中は、昼間でも暗く冷たく、非常に不気味でした。
最初は、絶対にエリカ嬢を見つけようと奮起していましたが
だんだん、自分がどこを歩いているのかわからなくなり
出口もエリカ嬢も見つからず、泣きそうになりながら歩いていました。
それから空腹と疲労で、歩くのもやめた時
座り込んだ大きな木の根元に、鳥の羽根を見つけたのです。
「なんの鳥の羽根だろう…けっこう大きな鳥みたいだけど」
拾い上げた羽根を眺めていると、視界の端に、同じような羽根が落ちているのが見えました。
点々と、まるで道を示すかのように、その羽根はどこかへ続いていました。
(どこに続いているんだろう…)
疲れ果てた体をなんとか起こし、羽根を拾い集めながら進んでみることにしました。
しばらく進むと、空を覆う木々の葉が、ぽっかりと穴を開けた場所へと辿り着きました。
そこだけ日の光が降り注ぎ、なんだか神秘的な雰囲気を醸し出しています。
その光の中央に、鳥のような少女が横たわっていました。
「ハルピュイア…のようにも見えるけど…」
危険な生き物かもしれないので、ゆっくりと慎重に近づきます。
すると、僕の気配に気づいたのか、その鳥の少女は横たわったまま目だけを開き、こちらを見ました。
「ぁ……」
蛇にでもにらまれたかのように固まる僕を、じぃっと見つめる少女。
まるで何かを見定めるかのような眼差しを僕に向けたまま、彼女はぽつぽつと何かつぶやきました。
「恐れ、怯え、困惑…なにか、大事なものを探している…か…」
こちらを凝視したまま、独り言のようにつぶやいたあと、やけにはっきりと聞こえる声で
「ワタシの願いを、アナタに託す」
そう、言いました。
それまで動けなかった体がそこでようやく動くようになり、僕は率直な疑問を投げかけました。
「願い…?君の?…君は、誰なの?鳥…?」
「ワタシは…セカイ。セカイは、渡り鳥。世界と世界を渡る鳥」
「世界を…渡る…?」
「世界はひとつではない。多重に存在し、ひとつひとつが確立された個の世界」
「しかし世界は繋がっている。渡ることができる」
「えぇと…世界はたくさんあって、その世界を渡ることができるのが君…セカイってこと?」
少女はこくりとうなづく。
「ワタシはじきに命が尽きる。だから願いを託す」
「アナタは大事なものを探している。ワタシの願いを叶えれば、アナタの大事なものは見つかる」
「そんな、急に言われても…って、僕の大事なものが見つかる…?」
「それって、どういう…」
「セカイは渡り鳥。世界と世界を繋げる鳥。アナタと大事なもの、繋げることができる」
「本当に…?」
「アナタの大事なものは、もうこの世界にはいない。だが生きている」
「生きてる…?本当に!?信じてもいいんだな?」
「とても遠く、だが確実に存在している。…羽根を。セカイの羽根は、世界を渡る為のもの」
「羽根って…これ?」
拾い集めてきた羽根を、セカイに見せます。
しかし、彼女は首を横に振りました。
「落ちた羽根は、もう使えない。ワタシの羽根を1枚、抜けばいい」
「え、大丈夫なの…?」
「願い。ひとつめ。セカイの羽根を使って、世界中を渡ってほしい」
「ひとつめって…何個あるの…。えと、じゃあ…失礼します」
セカイに言われた通り、羽根を一枚引っこ抜きます。
ぶちりと痛そうな音がしましたが、セカイは顔色ひとつ変えずに言葉をつづけました。
「ふたつめ。セカイの宝物を授ける。これを世界中の人に分け与えてほしい」
もぞもぞと、羽根をかき分けて出てきたのは、結構な量の布と糸でした。
「セカイの宝物。伸縮自在な布と糸。そのまま渡すも、加工するも自由にしていい」
「わかった。でもこれどこで手に入れたの?」
「教えることはできない。セカイの一族から伝わる大事なもの…」
「そっか…それで、お願いってあとどれくらいあるの?」
「みっつめ。これで最後。…どんな呪いをも解く薬」
「この薬を必要とするものが必ず現れる。そのもののために使ってほしい」
いくつかの綺麗な小瓶に入った薬液を受け取ります。
光にかざすと、キラキラと輝きました。
「…呪いを解くには、薬を飲むだけでは不十分。他に条件がある…」
「え…?条件って、どんな?」
「愛するものの口づけ」
「急にロマンチック」
「相思相愛でないと意味がない。だから、その薬で呪いを解くことはできないかもしれない」
「それでも、薬をそのまま飲めば、呪いの効果は薄くなる。だからこれを、アナタに託す」
「…うん。わかった。君の願いを叶えれば、僕の大事なものも見つかるんだろう?」
「必ず繋げよう。約束する」
その言葉を最後に、セカイは再び目を閉じました。
「羽根で世界を渡れ、少年。ここではないどこかを頭に浮かべ、羽根を振れ」
「……」
託された物を抱え、セカイの羽根を空にかざします。
ここではないどこか。別の世界に行くのは少し怖い…でも。
「エリカお嬢さま…絶対に見つけますから」
羽根を、一振り。
瞬間、僕の視界は暗転し、気づいた時には知らない場所に立っていました。
そこからエリカ嬢を探す旅が始まったのです。
鳥の願いを叶えるため。大事な人を探すための、とてもとても、長い旅が。
―――――――
少年が去ったあと、死にかけのセカイはひとり呟きます。
「少年の旅に幸あらんことを…そして忌まわしき魔女に…制裁を」
あるところに、猫アレルギーのお嬢様と
その使用人の少年がおりました…
・・・・・・
~8年前~
「今日からここで働かせていただきます、エミリオ・ベルドゥです。よろしくお願いします」
「ふーん…。あたし、エリカ。…よろしく」
それがエリカ嬢と交わした、最初の会話でした。
。。。
僕とエリカ嬢のお話…の前に、僕のことを少しお話しましょう。
母は僕が生まれてすぐに他界していました。
父も病気で亡くなり、身寄りのない僕は働き口を探してさ迷っていました。
そんな僕に声をかけてくださったのが、奥様…エリカ嬢の母上でした。
奥様は、屋敷に住ませてあげるかわりに、使用人として働いてほしい…そう僕にお願いしました。
断る理由なんてどこにも…むしろありがたいくらいでしたから、二つ返事で受け入れました。
「娘がいるの。あまり友達がいない子だから、仲良くしてあげてね」
屋敷へ向かう途中、奥様からそう言われました。
僕を雇ったのも、娘が友達を作れるようになるための練習相手…とのことでした。
どうあれ、女の子と仲良くできるのは悪い気はしませんから
娘さんに会えるのを、僕はそこはかとなく楽しみにしていました。
「……」
しかし彼女は非常に不愛想でした。
。。。
「おはようございます、エリカお嬢さま」
「…おはよ」
「今日もいい天気ですね」
「ん」
こんな会話…会話と言ってもいいのかもわからないやりとりを
それはもう毎日のように続けました。
奥様から仲良くしてと言われたのもありましたが
僕自身、彼女に興味があったのと…相手はかわいい女の子でしたから。
毎日毎日、話しかけられるタイミングさえあれば声をかけていましたが
エリカ嬢から話しかけてくることなんて、一度もありませんでした。
「……」
彼女はいつも、屋敷の庭が見渡せる2階廊下の窓際にいました。
毎日そこから庭を眺めているもんですから、何を見ているのかと聞いたことがあります。
「ねこ。ねこ見てる」
彼女は短く、そう言いました。
奥様から聞いた話ですが、エリカ嬢は猫が大好きなんだそうです。
食事の時間も忘れるくらい、一日中外にいる猫を眺めているのだとか。
そんなに好きなのに、どうして近くまでいかないのかと疑問を口にすると
奥様は悲しそうな顔で、あの子は重度の猫アレルギーなの。と教えてくれました。
…まぁ、そんな風にエリカ嬢とは特に仲良くもなれないまま
月日だけが経っていったわけですが、1年ほど経ったある日、事件が起きました。
「エリカが帰ってこないの…使用人のみんなで探してきて頂戴」
夕飯の支度をしていたところに、深刻な顔をした奥様からそう告げられました。
その日は使用人総出でエリカ嬢を探しましたが、見つかることはありませんでした。
その次の日も、そのまた次の日も。エリカ嬢が帰ってくることは、ありませんでした。
奥様も、あまり屋敷に帰ってこない旦那様も、エリカ嬢のことを溺愛していましたから
みるみるうちにやつれていきました。
その後おふたりがどうなったのかは、わかりません。
僕は追い出されてすぐに、エリカ嬢を探しに行きましたから。
エリカ嬢の屋敷の近くに、不帰の森と呼ばれる森があります。
文字通り、入ったものは二度と帰ってこないと言われる、恐ろしい森です。
噂では、エリカ嬢はこの森に入ったのではないかと言われていました。
使用人たちは誰も入ろうとしませんでしたし、奥様にもここは探す必要はないと言われていました。
まぁ、そんな森に入るなんて、半ば自暴自棄だったことは否定しません。
でも僕だって、エリカ嬢には多少特別な感情を抱いていましたから
彼女がいなくなった事実を、否定したかった気持ちがあったんです。
森の中は、昼間でも暗く冷たく、非常に不気味でした。
最初は、絶対にエリカ嬢を見つけようと奮起していましたが
だんだん、自分がどこを歩いているのかわからなくなり
出口もエリカ嬢も見つからず、泣きそうになりながら歩いていました。
それから空腹と疲労で、歩くのもやめた時
座り込んだ大きな木の根元に、鳥の羽根を見つけたのです。
「なんの鳥の羽根だろう…けっこう大きな鳥みたいだけど」
拾い上げた羽根を眺めていると、視界の端に、同じような羽根が落ちているのが見えました。
点々と、まるで道を示すかのように、その羽根はどこかへ続いていました。
(どこに続いているんだろう…)
疲れ果てた体をなんとか起こし、羽根を拾い集めながら進んでみることにしました。
しばらく進むと、空を覆う木々の葉が、ぽっかりと穴を開けた場所へと辿り着きました。
そこだけ日の光が降り注ぎ、なんだか神秘的な雰囲気を醸し出しています。
その光の中央に、鳥のような少女が横たわっていました。
「ハルピュイア…のようにも見えるけど…」
危険な生き物かもしれないので、ゆっくりと慎重に近づきます。
すると、僕の気配に気づいたのか、その鳥の少女は横たわったまま目だけを開き、こちらを見ました。
「ぁ……」
蛇にでもにらまれたかのように固まる僕を、じぃっと見つめる少女。
まるで何かを見定めるかのような眼差しを僕に向けたまま、彼女はぽつぽつと何かつぶやきました。
「恐れ、怯え、困惑…なにか、大事なものを探している…か…」
こちらを凝視したまま、独り言のようにつぶやいたあと、やけにはっきりと聞こえる声で
「ワタシの願いを、アナタに託す」
そう、言いました。
それまで動けなかった体がそこでようやく動くようになり、僕は率直な疑問を投げかけました。
「願い…?君の?…君は、誰なの?鳥…?」
「ワタシは…セカイ。セカイは、渡り鳥。世界と世界を渡る鳥」
「世界を…渡る…?」
「世界はひとつではない。多重に存在し、ひとつひとつが確立された個の世界」
「しかし世界は繋がっている。渡ることができる」
「えぇと…世界はたくさんあって、その世界を渡ることができるのが君…セカイってこと?」
少女はこくりとうなづく。
「ワタシはじきに命が尽きる。だから願いを託す」
「アナタは大事なものを探している。ワタシの願いを叶えれば、アナタの大事なものは見つかる」
「そんな、急に言われても…って、僕の大事なものが見つかる…?」
「それって、どういう…」
「セカイは渡り鳥。世界と世界を繋げる鳥。アナタと大事なもの、繋げることができる」
「本当に…?」
「アナタの大事なものは、もうこの世界にはいない。だが生きている」
「生きてる…?本当に!?信じてもいいんだな?」
「とても遠く、だが確実に存在している。…羽根を。セカイの羽根は、世界を渡る為のもの」
「羽根って…これ?」
拾い集めてきた羽根を、セカイに見せます。
しかし、彼女は首を横に振りました。
「落ちた羽根は、もう使えない。ワタシの羽根を1枚、抜けばいい」
「え、大丈夫なの…?」
「願い。ひとつめ。セカイの羽根を使って、世界中を渡ってほしい」
「ひとつめって…何個あるの…。えと、じゃあ…失礼します」
セカイに言われた通り、羽根を一枚引っこ抜きます。
ぶちりと痛そうな音がしましたが、セカイは顔色ひとつ変えずに言葉をつづけました。
「ふたつめ。セカイの宝物を授ける。これを世界中の人に分け与えてほしい」
もぞもぞと、羽根をかき分けて出てきたのは、結構な量の布と糸でした。
「セカイの宝物。伸縮自在な布と糸。そのまま渡すも、加工するも自由にしていい」
「わかった。でもこれどこで手に入れたの?」
「教えることはできない。セカイの一族から伝わる大事なもの…」
「そっか…それで、お願いってあとどれくらいあるの?」
「みっつめ。これで最後。…どんな呪いをも解く薬」
「この薬を必要とするものが必ず現れる。そのもののために使ってほしい」
いくつかの綺麗な小瓶に入った薬液を受け取ります。
光にかざすと、キラキラと輝きました。
「…呪いを解くには、薬を飲むだけでは不十分。他に条件がある…」
「え…?条件って、どんな?」
「愛するものの口づけ」
「急にロマンチック」
「相思相愛でないと意味がない。だから、その薬で呪いを解くことはできないかもしれない」
「それでも、薬をそのまま飲めば、呪いの効果は薄くなる。だからこれを、アナタに託す」
「…うん。わかった。君の願いを叶えれば、僕の大事なものも見つかるんだろう?」
「必ず繋げよう。約束する」
その言葉を最後に、セカイは再び目を閉じました。
「羽根で世界を渡れ、少年。ここではないどこかを頭に浮かべ、羽根を振れ」
「……」
託された物を抱え、セカイの羽根を空にかざします。
ここではないどこか。別の世界に行くのは少し怖い…でも。
「エリカお嬢さま…絶対に見つけますから」
羽根を、一振り。
瞬間、僕の視界は暗転し、気づいた時には知らない場所に立っていました。
そこからエリカ嬢を探す旅が始まったのです。
鳥の願いを叶えるため。大事な人を探すための、とてもとても、長い旅が。
―――――――
少年が去ったあと、死にかけのセカイはひとり呟きます。
「少年の旅に幸あらんことを…そして忌まわしき魔女に…制裁を」
STORY
夕闇国の夕空は燃えるように輝くオリハルコンの金魚マシンは、夕日を受けてやはり火焔のごとき輝き
「いつまで続ければいいんだろう、フランチャイズの店長さんの契約もそろそろ終わり」
さなえは静かに夕暮れの街を見る
「金魚の知恵だからって、このままじっとしていていいのかな……」
「私は全力で生きている……? ひいおじいちゃんが教えてくれたこと……」
視界の端をポコポコドラミングするゴリラが横切る
「この世で最もか弱きものが、胸を張って堂々と生きれたら、それが最高に素晴らしいことだって」
さなえは曾祖父からゆらぎの力を受け継いでいた。さなえが胸を張って金庫の扉を開けたとき……
そのときゆらぎの審判によって金庫の中身が決まるという
「自信がないよ……正しく生きれているのか。もし正しく生きていないと裁かれたら……ごぼぼっ!?」
言葉が泡で詰まる。はっと自分の両手を見る。それは紛れもなく金魚の鰭であった
――この世で最もか弱き金魚に――
◆訓練
魅力の訓練をしました魅力が27上昇した
魅力の訓練をしました魅力が30上昇した
魅力の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
◆購入
◆作製
ポイントカード44と魅了マニュアル44を素材にしてネコマートカードを作製した!
◆コンビニタイプ決定
メガ に決定!!
◆アセンブル
スロット1に虚無飲食物を装備した
スロット2に魅惑のおねこさんを装備した
スロット3に虚無雑誌を装備した
スロット4に虚無書籍を装備した
スロット5にスマイルキャットリングを装備した
スロット6にネコマートカードを装備した
スロット7にニャンタソーダ改を装備した
スロット8にネコパンを装備した
スロット9に週間いやしねこを装備した
スロット10にねこのブロマイドを装備した
スロット11に猫印ノートを装備した
スロット12にゲル状のねこを装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
|
|
メッセージ
ENo.7からのメッセージ>>
タカミネ「えっマジ?猫いいの?」
ノア「うちに魚いるんですからね。それ頭に入れておいてくださいよ」
タカミネ「ウッス」
みかん「ん~??(エリカの目の前でくるくる回ってみせる。)」
みかん「そうだよ!みかん。ほんとはロールランジュメルフルールって言うけどね、タカミネがみかんってつけてくれたんだよ」
ノア「所謂あだ名ですよ。長い名前は呼びづらいですから……商品の方ありがとうございます、ぜひ猫達と楽しんでもらえれば。お口にあうといいんですけどね」
メッセージを送信しました
>>Eno.16 >>Eno.71 >>Eno.94
タカミネ「えっマジ?猫いいの?」
ノア「うちに魚いるんですからね。それ頭に入れておいてくださいよ」
タカミネ「ウッス」
みかん「ん~??(エリカの目の前でくるくる回ってみせる。)」
みかん「そうだよ!みかん。ほんとはロールランジュメルフルールって言うけどね、タカミネがみかんってつけてくれたんだよ」
ノア「所謂あだ名ですよ。長い名前は呼びづらいですから……商品の方ありがとうございます、ぜひ猫達と楽しんでもらえれば。お口にあうといいんですけどね」
メッセージを送信しました
>>Eno.16 >>Eno.71 >>Eno.94
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 2249
貢献収入 277
ゲージ突破成功!! メガ補正 5%
行動順報酬!! 7%
合計闇円収入2837
商品販売数 5個
◆経験値が50増加しました……
◆体力が27増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献収入 277
ゲージ突破成功!! メガ補正 5%
行動順報酬!! 7%
合計闇円収入2837
商品販売数 5個
◆経験値が50増加しました……
◆体力が27増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
エリカはポイントカード48を入手した!
エリカはメモ帳48を入手した!
エリカは幟48を入手した!
エリカは入店チャイム48を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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▼エリカ・ウィンターファイヤー 17歳の猫の魔王さま。 彼女が歩けば猫が湧く。 ただし重度の猫アレルギー。 昔はガスマスクをつけないと生活ができないレベルだったが、今はエミリオに猫アレルギーを緩和する薬をもらったので少しマシ。 でも薬を使ってないときは相変わらずガスマスク。 ▼エミリオ・ベルドゥ 世界を転々とする旅商人。 世界各地で手に入れた珍しいものや不思議な繊維で作られた衣服などを売っている。 この世界でエリカと出会い、彼女のコンビニ経営を手伝うことにした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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