第4週目 猫使いのエリカの一週間
◆日記
・・・・・・
とある少女行くところ猫あり。
その少女、猫に殺されし者。
とある少女憐れむ魔女ひとり。
その少女、魔女に愛されし者。
その少女、魔女に呪われし者。
・・・・・・
コンビニをはじめて4週間。
すっかりここでの生活にも慣れた自分たちは、今日も今日とてコンビニ営業の準備をしていた。
「そういえばエリカ嬢は、なんで猫の魔王なんです?」
「えぇ…?なんでって…」
床に転がる猫をモップで掃きながら、エミリオの問いに、うぅんと首をひねる。
「猫を引き寄せる力を持ってるから…じゃないか?」
「猫を引き寄せる…その力は、もともと持っていたものなのでしょうか?」
「……。いいや、違う。元からじゃ、ない」
急につっこんでくるエミリオに、少し不信感を抱きつつ。
別に隠すこともないから、少しだけ自分のことを話すことにした。
「自分のこの力は、魔女にもらったんだ。まぁ、もらったというか、無理やり与えられたんだが」
「魔女、ですか」
「ん。その魔女のせいで自分は猫アレルギーなのに猫を引き寄せる体になったわけ」
「おかげで全身完全防備じゃなきゃ生活できない。猫は今も好きだが、こんな体にした魔女は許せなかった」
「で、そいつを捕まえるために猫連れて色んなところめぐってたら、いつの間にかまわりから猫の魔王って呼ばれてたんだよ」
「なるほどなるほど」
「…だから別に、魔王っても特別強いとかじゃなくてさ」
「見た目が怖くて、魔女を追ってて、猫を引き連れてる。ただ、それだけ」
「……」
話し終えたところで、何故かエミリオが黙り込む。
「……、おい、せっかく話したんだからなんか言えよ」
「あぁ、すいません。少し考え事をしていました…」
「エリカ嬢も、大変だったんですね。…ただ、意外でしたね」
「…?何がだ?」
「魔王って通り名のわりには、本当にその、中身はただの女の子だなと」
「あ…、……」
「最近一緒に生活していて、そう思ったんですよ。本当に魔王と呼ばれていたのかと」
「だから聞いてみたのですが…本当に見かけだけだったとは」
「……」
「あれ、気を悪くしました?やっぱり魔王と呼ばれるくらいのプライドがあったり?」
「…別に。魔王なんて呼ばれるの、やだし」
「ふふ、そうですよね」
くすくすと笑うエミリオに背を向け、猫を掃きながら考える。
「……」
ただの女の子…か。
"自分はただの女の子じゃない"
言えなかった。
"自分は猫アレルギーで死んで、魔女が自分を生き返らせた"
話せなかった。
自分は一度、死んでいる。
なんでだろう。エミリオには、知られたくないと思った。
~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~
むかしむかし、あるところに猫アレルギーの少女がいました。
少女はそれはそれはひどい猫アレルギーでしたが、3度の飯より猫が大好きでした。
ある日少女は猫と戯れている最中、猫毛で喘息をおこし呼吸困難により死んでしまいました。
彼女と仲良くしていた猫たちはみんな悲しみました。
それを見ていた意地悪な魔女がおりました。
魔女は彼女に魔力を与え生き返らせました。
彼女は猫を引き寄せる魅力と猫と意思疎通ができる能力を手に入れました。
ただし、猫アレルギーは治りませんでした。
「あのクソ魔女ぶっ殺す」
彼女は猫達を引き連れて魔女を探しました。
アレルギーが前よりひどいので、顔にはガスマスクをつけ、肌の露出は一切許さない服を着ました。
猫達を操りガスマスク姿で魔女を探すその様から
いつしか彼女は、猫の魔王と呼ばれるようになりました。
~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~+.*~
とある少女行くところ猫あり。
その少女、猫に殺されし者。
とある少女憐れむ魔女ひとり。
その少女、魔女に愛されし者。
その少女、魔女に呪われし者。
・・・・・・
コンビニをはじめて4週間。
すっかりここでの生活にも慣れた自分たちは、今日も今日とてコンビニ営業の準備をしていた。
「そういえばエリカ嬢は、なんで猫の魔王なんです?」
「えぇ…?なんでって…」
床に転がる猫をモップで掃きながら、エミリオの問いに、うぅんと首をひねる。
「猫を引き寄せる力を持ってるから…じゃないか?」
「猫を引き寄せる…その力は、もともと持っていたものなのでしょうか?」
「……。いいや、違う。元からじゃ、ない」
急につっこんでくるエミリオに、少し不信感を抱きつつ。
別に隠すこともないから、少しだけ自分のことを話すことにした。
「自分のこの力は、魔女にもらったんだ。まぁ、もらったというか、無理やり与えられたんだが」
「魔女、ですか」
「ん。その魔女のせいで自分は猫アレルギーなのに猫を引き寄せる体になったわけ」
「おかげで全身完全防備じゃなきゃ生活できない。猫は今も好きだが、こんな体にした魔女は許せなかった」
「で、そいつを捕まえるために猫連れて色んなところめぐってたら、いつの間にかまわりから猫の魔王って呼ばれてたんだよ」
「なるほどなるほど」
「…だから別に、魔王っても特別強いとかじゃなくてさ」
「見た目が怖くて、魔女を追ってて、猫を引き連れてる。ただ、それだけ」
「……」
話し終えたところで、何故かエミリオが黙り込む。
「……、おい、せっかく話したんだからなんか言えよ」
「あぁ、すいません。少し考え事をしていました…」
「エリカ嬢も、大変だったんですね。…ただ、意外でしたね」
「…?何がだ?」
「魔王って通り名のわりには、本当にその、中身はただの女の子だなと」
「あ…、……」
「最近一緒に生活していて、そう思ったんですよ。本当に魔王と呼ばれていたのかと」
「だから聞いてみたのですが…本当に見かけだけだったとは」
「……」
「あれ、気を悪くしました?やっぱり魔王と呼ばれるくらいのプライドがあったり?」
「…別に。魔王なんて呼ばれるの、やだし」
「ふふ、そうですよね」
くすくすと笑うエミリオに背を向け、猫を掃きながら考える。
「……」
ただの女の子…か。
"自分はただの女の子じゃない"
言えなかった。
"自分は猫アレルギーで死んで、魔女が自分を生き返らせた"
話せなかった。
自分は一度、死んでいる。
なんでだろう。エミリオには、知られたくないと思った。
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むかしむかし、あるところに猫アレルギーの少女がいました。
少女はそれはそれはひどい猫アレルギーでしたが、3度の飯より猫が大好きでした。
ある日少女は猫と戯れている最中、猫毛で喘息をおこし呼吸困難により死んでしまいました。
彼女と仲良くしていた猫たちはみんな悲しみました。
それを見ていた意地悪な魔女がおりました。
魔女は彼女に魔力を与え生き返らせました。
彼女は猫を引き寄せる魅力と猫と意思疎通ができる能力を手に入れました。
ただし、猫アレルギーは治りませんでした。
「あのクソ魔女ぶっ殺す」
彼女は猫達を引き連れて魔女を探しました。
アレルギーが前よりひどいので、顔にはガスマスクをつけ、肌の露出は一切許さない服を着ました。
猫達を操りガスマスク姿で魔女を探すその様から
いつしか彼女は、猫の魔王と呼ばれるようになりました。
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STORY
炎のごとき光を放つ金属、オリハルコンインゴット3トン入荷金魚の知恵によって偶然発注し届いた大量の金属塊に途方に暮れる社長の姿はない
「これは商機! 商機だよ!」
さなえには秘策があった。このレアメタルを利用し、接客ロボを作る計画だ
さっそく市販のオリハルコンオートマタ業者に見積もりを出させる
「接客ロボで残業代節約、経費削減! いける……!」
――設計図に書かれているのは、金魚型接客マシン――
◆訓練
魅力の訓練をしました魅力が16上昇した
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
機転の訓練をしました機転が10上昇した
◆送品
◆送金
◆破棄
◆購入
エリカはガラスペンを1108闇円で購入した!
エリカはひとくちケーキを504闇円で購入した!
◆作製
新人マニュアル28とメモ帳28を素材にして猫印ノートを作製した!
◆コンビニタイプ決定
マルチ に決定!!
◆アセンブル
スロット1に虚無飲食物を装備した
スロット2に虚無酒類を装備した
スロット3に虚無雑誌を装備した
スロット4に虚無書籍を装備した
スロット5に虚無高級品を装備した
スロット6に虚無日用品を装備した
スロット7にニャンタソーダ改を装備した
スロット8にネコパンを装備した
スロット9に週間いやしねこを装備した
スロット10にねこのブロマイドを装備した
スロット11に猫印ノートを装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
猫印ノートをアイコン変更した!
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メッセージ
ENo.7からのメッセージ>>
タカミネ「うわっすげえ猫だ。おー猫ー(勝手に猫に手を伸ばして、嫌がられなければ撫で始めた)」
ノア「魚ですか?」
ノア「鰹の刺身ならありますよ。ああ、その辺動き回ってるのは売り物じゃないので。魚臭いのそのせいでしょうけど」
ベル「(←その辺をうろついている魚臭いのその1)」
みかん「(←その2)」
ノア「お箸……は、猫相手だと不要でしょうかね。」
ENo.14からのメッセージ>>
銀竜「猫がモップで掃かれる光景なんて初めてみた。世が世なら虐待とか言われるんじゃねこれ」
銀竜「マジかよ、猫くそ可愛いな。野良ってだけでいい響きするし、なんかいい感じだし。」
銀竜「持って帰りたいけどうちペット禁止マンションだからなァ。残念だ。
あ、あんたのそれ制服。猫柄っぽくてイイネ!したいんですけど。」
ENo.29からのメッセージ>>
「そういやクリスマスか……」
「プレゼント…とか、買ってた方がいいかな……」
「エミリオのことだから、なんか用意してるかもしれないし…自分だけもらうのもやだし!」
「うぅん、しかし…プレゼントなんて、したことないから何買えばいいんだ……」
「ま、まぁ…なるようになるか…」
「クリスマスですか…」
「せっかくなので、エリカ嬢に何か贈り物をしましょう」
「今からだと、自分で作るよりも買った方がいいものをお渡しできますね」
「プレゼント選び…ふふ、なんだか楽しくなってきました」
メッセージを送信しました
>>Eno.16 >>Eno.71 >>Eno.94 >>Eno.29
タカミネ「うわっすげえ猫だ。おー猫ー(勝手に猫に手を伸ばして、嫌がられなければ撫で始めた)」
ノア「魚ですか?」
ノア「鰹の刺身ならありますよ。ああ、その辺動き回ってるのは売り物じゃないので。魚臭いのそのせいでしょうけど」
ベル「(←その辺をうろついている魚臭いのその1)」
みかん「(←その2)」
ノア「お箸……は、猫相手だと不要でしょうかね。」
ENo.14からのメッセージ>>
銀竜「猫がモップで掃かれる光景なんて初めてみた。世が世なら虐待とか言われるんじゃねこれ」
銀竜「マジかよ、猫くそ可愛いな。野良ってだけでいい響きするし、なんかいい感じだし。」
銀竜「持って帰りたいけどうちペット禁止マンションだからなァ。残念だ。
あ、あんたのそれ制服。猫柄っぽくてイイネ!したいんですけど。」
ENo.29からのメッセージ>>
「そういやクリスマスか……」
「プレゼント…とか、買ってた方がいいかな……」
「エミリオのことだから、なんか用意してるかもしれないし…自分だけもらうのもやだし!」
「うぅん、しかし…プレゼントなんて、したことないから何買えばいいんだ……」
「ま、まぁ…なるようになるか…」
「クリスマスですか…」
「せっかくなので、エリカ嬢に何か贈り物をしましょう」
「今からだと、自分で作るよりも買った方がいいものをお渡しできますね」
「プレゼント選び…ふふ、なんだか楽しくなってきました」
メッセージを送信しました
>>Eno.16 >>Eno.71 >>Eno.94 >>Eno.29
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 1484
貢献補正 6.34%
マルチ補正 5%
行動順報酬!! 11%
合計闇円収入1838
商品販売数 5個
◆経験値が30増加しました……
◆体力が30増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献補正 6.34%
マルチ補正 5%
行動順報酬!! 11%
合計闇円収入1838
商品販売数 5個
◆経験値が30増加しました……
◆体力が30増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
エリカは肝臓32を入手した!
エリカはダイヤの指輪32を入手した!
エリカはくやしさのばね32を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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▼エリカ・ウィンターファイヤー 17歳の猫の魔王さま。 彼女が歩けば猫が湧く。 ただし重度の猫アレルギー。 昔はガスマスクをつけないと生活ができないレベルだったが、今はエミリオに猫アレルギーを緩和する薬をもらったので少しマシ。 でも薬を使ってないときは相変わらずガスマスク。 ▼エミリオ・ベルドゥ 世界を転々とする旅商人。 世界各地で手に入れた珍しいものや不思議な繊維で作られた衣服などを売っている。 この世界でエリカと出会い、彼女のコンビニ経営を手伝うことにした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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