第4週目 セシルス・ロズの一週間
◆日記
いつものコンビニ、いつものような本だなと本の山。
そこに先週と同じように彼らはいる。
静かな空間、寝転がる少女。
だが先週だってそうだった。静寂というものは破られるためにあるのだ。
ラン「ねえ……なんかこの本全部べたべたしてるんだけど。なにこれ開けないよ。」
ロズ「どうされましたお客様?」
客の要望に応答をする青年店主。該当の問題のある書籍を受け取り、原因を探しにかかる。
ロズ「うーん……確かにべたべたですね……めくれないほどなんですね。えーと問題は発送か、保管か発注…………あ。」
青年店主が記憶を探る仕草をし、声を上げる。
ロズ「原因が分かりました。」
そう言いながら取り出してきたのは、一枚の紙であった。
ラン「えー、どれどれ……?」
No.23商品名我が蒼薔薇と人生
種別光飲食物
以下略。
ロズ「つまり飲食物で発注してしまっているため、温度により溶けてしまったようですね。温度管理はちゃんとするべきでしたね。申し訳ございません。」
ラン「……」
少女は全て呆れたような、全てを諦めたような顔をして、無言で自分の、さっきまで本を持っていた手をなめてみた。多分ちょっとだけ甘い味がした。と思う。
------
ロズ「そういえばお客様、何故前回来ないといったのに来ているのでしょうか?」
ラン「ロズも煽ることあんだね。」
そういいながらも、図星をさされた少女は疑問の笑顔をしている店主にそれ以上言うことはなかった。実際に度と会わない宣言をしてはいたのである。その代わり、悪びれることもない。
ラン「泊まるところが見つからなかったってこと。」
ロズ「ああ、お客様達、人間じゃない方も多いですからね。遊ぶには不適な方ばかりでしたか?」
店主はさらりとそんなことを言う。彼はここに来る客を見て、そのようなことを言ったのだとわかっていても、それに少女が含まれているよと言われている気がして、良い気持ちはしなかった。いや、お客様扱いを一貫してくるあたり、実際含んでいるのだろう。
少女が人間になりたいかというと、それは否なのではあるのだけど。
ロズ「泊まる場所なら奥にありますよ。それとも壁に掛けてもいいですよ。」
ラン「本当に私の扱い方わかってるんだね。ストーカー気持ち悪いなー!」
ロズ「僕は死者を蘇らせんとする貴方のほうが理解できませんですがね。」
少女の姿をした絵画は、大げさに嫌悪してみせ、青年の姿をした人間も応答をする。少女と青年よくある応酬。今日も同じようなことを繰り返しであった。
カノン「失礼します。突然ですが、お願いがあるのですが……」
ロズ「あ、いらっしゃいませお客様。」
幸いにも、今日は中断することとなったようだが。
少女は来客が来たことに驚き、数舜の思考の後、結局この店を出ることに決めた。
ロズ「なるほどかしこまりました。そちらのお客様もどうぞ、いらっしゃいませ。」
店主はもう少女を気に掛けず、対応をしながら笑顔で見送っただけだった。
------
店主は笑顔で紙に文字を書いてゆく。
『そして、死して蘇る術を求める「キセキ」と、伝承の奇跡を探しに来ていた「生きる死体」。彼らはすれ違うも、お互いに気づくことなく、別れて行ったのでした。次に彼らが出会うことがあるのか、それはまた別の話なのです。』
------
我が蒼薔薇と人生
なあ蒼薔薇よ蒼薔薇よ
お前はどこにいるのだろうか
蒼の薔薇をただ残しただけ
皆が幸せになっただけ
楽しみはどこに行ったのか
貧しいことは悪だと皆が言う
笑いはどこに行ったのか
平穏こそが求めるものだというのか
蒼薔薇にこの薔薇をあげよう
旅したことを知らしめるために
蒼薔薇に薔薇をあげよう
真の幸せを見つけてくれるように
喜びはここにあったのか
ただ無機質な儀式を行う
奇跡はどこにあるのだろうか
私たちの利害の一致だとしたとしても
白雪にこの薔薇をあげよう
その契約のあかしとして
紅にこの薔薇をあげよう
薔薇が赤に染まらぬように
そこに先週と同じように彼らはいる。
静かな空間、寝転がる少女。
だが先週だってそうだった。静寂というものは破られるためにあるのだ。
ラン「ねえ……なんかこの本全部べたべたしてるんだけど。なにこれ開けないよ。」
ロズ「どうされましたお客様?」
客の要望に応答をする青年店主。該当の問題のある書籍を受け取り、原因を探しにかかる。
ロズ「うーん……確かにべたべたですね……めくれないほどなんですね。えーと問題は発送か、保管か発注…………あ。」
青年店主が記憶を探る仕草をし、声を上げる。
ロズ「原因が分かりました。」
そう言いながら取り出してきたのは、一枚の紙であった。
ラン「えー、どれどれ……?」
No.23商品名我が蒼薔薇と人生
種別光飲食物
以下略。
ロズ「つまり飲食物で発注してしまっているため、温度により溶けてしまったようですね。温度管理はちゃんとするべきでしたね。申し訳ございません。」
ラン「……」
少女は全て呆れたような、全てを諦めたような顔をして、無言で自分の、さっきまで本を持っていた手をなめてみた。多分ちょっとだけ甘い味がした。と思う。
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ロズ「そういえばお客様、何故前回来ないといったのに来ているのでしょうか?」
ラン「ロズも煽ることあんだね。」
そういいながらも、図星をさされた少女は疑問の笑顔をしている店主にそれ以上言うことはなかった。実際に度と会わない宣言をしてはいたのである。その代わり、悪びれることもない。
ラン「泊まるところが見つからなかったってこと。」
ロズ「ああ、お客様達、人間じゃない方も多いですからね。遊ぶには不適な方ばかりでしたか?」
店主はさらりとそんなことを言う。彼はここに来る客を見て、そのようなことを言ったのだとわかっていても、それに少女が含まれているよと言われている気がして、良い気持ちはしなかった。いや、お客様扱いを一貫してくるあたり、実際含んでいるのだろう。
少女が人間になりたいかというと、それは否なのではあるのだけど。
ロズ「泊まる場所なら奥にありますよ。それとも壁に掛けてもいいですよ。」
ラン「本当に私の扱い方わかってるんだね。ストーカー気持ち悪いなー!」
ロズ「僕は死者を蘇らせんとする貴方のほうが理解できませんですがね。」
少女の姿をした絵画は、大げさに嫌悪してみせ、青年の姿をした人間も応答をする。少女と青年よくある応酬。今日も同じようなことを繰り返しであった。
カノン「失礼します。突然ですが、お願いがあるのですが……」
ロズ「あ、いらっしゃいませお客様。」
幸いにも、今日は中断することとなったようだが。
少女は来客が来たことに驚き、数舜の思考の後、結局この店を出ることに決めた。
ロズ「なるほどかしこまりました。そちらのお客様もどうぞ、いらっしゃいませ。」
店主はもう少女を気に掛けず、対応をしながら笑顔で見送っただけだった。
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店主は笑顔で紙に文字を書いてゆく。
『そして、死して蘇る術を求める「キセキ」と、伝承の奇跡を探しに来ていた「生きる死体」。彼らはすれ違うも、お互いに気づくことなく、別れて行ったのでした。次に彼らが出会うことがあるのか、それはまた別の話なのです。』
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我が蒼薔薇と人生
なあ蒼薔薇よ蒼薔薇よ
お前はどこにいるのだろうか
蒼の薔薇をただ残しただけ
皆が幸せになっただけ
楽しみはどこに行ったのか
貧しいことは悪だと皆が言う
笑いはどこに行ったのか
平穏こそが求めるものだというのか
蒼薔薇にこの薔薇をあげよう
旅したことを知らしめるために
蒼薔薇に薔薇をあげよう
真の幸せを見つけてくれるように
喜びはここにあったのか
ただ無機質な儀式を行う
奇跡はどこにあるのだろうか
私たちの利害の一致だとしたとしても
白雪にこの薔薇をあげよう
その契約のあかしとして
紅にこの薔薇をあげよう
薔薇が赤に染まらぬように
STORY
炎のごとき光を放つ金属、オリハルコンインゴット3トン入荷金魚の知恵によって偶然発注し届いた大量の金属塊に途方に暮れる社長の姿はない
「これは商機! 商機だよ!」
さなえには秘策があった。このレアメタルを利用し、接客ロボを作る計画だ
さっそく市販のオリハルコンオートマタ業者に見積もりを出させる
「接客ロボで残業代節約、経費削減! いける……!」
――設計図に書かれているのは、金魚型接客マシン――
◆訓練
魅力の訓練をしました魅力が12上昇した
笑顔の訓練をしました笑顔が13上昇した
魅力の訓練をしました経験値が足りない
気品の訓練をしました経験値が足りない
気品の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
◆購入
ロズはヴォイニッチ手稿を864闇円で購入した!
ロズはPizzaWalkerを453闇円で購入した!
ロズはモーヤ・シー冒険記を907闇円で購入した!
◆作製
作成時発動! 意欲!! 意欲強化!
魅了マニュアル28とやる気ノート28を素材にして世界線之考察∧完璧之作成を作製した!
◆コンビニタイプ決定
ホワイト に決定!!
◆アセンブル
スロット1に世界線之考察∧完璧之作成を装備した
スロット2に掠れた背表紙の本を装備した
スロット3に虚無雑誌を装備した
スロット4に虚無書籍を装備した
スロット5に聖書(天使のプロマイド付き)を装備した
スロット7にあおと奇跡の冒険譚!第6巻を装備した
スロット8に悪魔と悪魔の子を装備した
スロット9に我が蒼薔薇と人生を装備した
スロット10にカール・ウィックマン『孤立と表象』を装備した
スロット11に水神クアタトを装備した
スロット12に格安ビジネス書籍を装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
ENo.15からのメッセージ>>
クライ「んあ……?」
(来客に普通に対応した矢先、相手の反応に怪訝げな顔をした。問い掛けに困惑の表情を向ける)
クライ「在ったことが在るか、と言われると……あったような気はするが。」
クライ「お互い名乗っては居ないと思うぞ、確か。……見掛けたことが在るっつーか、まあ、その程度だな。本だったか大会だったか……。」
(苦笑を浮かべれば耳がパタパタと)
クライ「やれやれ……メルンテーゼやら戯書やら、色々な場所からココには呼ばれてるやつがいるんだな。マジで。」
ENo.19からのメッセージ>>
リアス「ああ、宜しく。よかった、君のような店主から物を仕入れられることが出来てね。(余計な詮索もされないようだし)」
リアス「おや本当だ。コンビニの看板があるな。
…その口ぶりではコンビニ経営は初めてなのかい?奇遇だね、実は僕らもそうなんだ。」
リアス「残念だな、商売の経験があるのなら是非ともご教授願いたいところだったんだがね」
ENo.57からのメッセージ>>
ブレイド「……お刺身に興味があるのかな。よかったら買っていくかい?店だから、ただで譲るわけにはいかないんだけど……」
フェデルタ「あれ、っつーかお前すげえ見覚えあるんだけど……そうあの」
フェデルタ「すげえタックルだかパンチをくらった記憶が」
ブレイド「お前、こんな子供にまで手をだしたのか?」
フェデルタ「ちげえよ」
ENo.79からのメッセージ>>
ラウツェン「(一人の、人間とは違った種族の男が棚を見て首を傾げている)… これは、食材…? いえ、どこからどう見ても本…ですよね。ラベルの、貼り間違いでしょうか…?」
ラウツェン「(振り返って)おっと、すみませんね…こんにちは。これは、詩集…ですよね? 料理店とはいえ、こういった洒落たモノを置いていてもいいでしょう… 料理を待つ間に。何冊か、頂いていきますね?」
ラウツェン「いやしかし、いい雰囲気のお店ですね。これは… 書店、ですね? また、そのうちに伺わせて頂きましょう。それでは、また… ありがとうございました」
ENo.91からのメッセージ>>
やきそば「なんだか見覚えある女の子なノ! どーいたしましてなのヨー、あなたもかわいいノ~。」
かるぼなーら「にゅうめん」
メッセージを送信しました
>>Eno.76
クライ「んあ……?」
(来客に普通に対応した矢先、相手の反応に怪訝げな顔をした。問い掛けに困惑の表情を向ける)
クライ「在ったことが在るか、と言われると……あったような気はするが。」
クライ「お互い名乗っては居ないと思うぞ、確か。……見掛けたことが在るっつーか、まあ、その程度だな。本だったか大会だったか……。」
(苦笑を浮かべれば耳がパタパタと)
クライ「やれやれ……メルンテーゼやら戯書やら、色々な場所からココには呼ばれてるやつがいるんだな。マジで。」
ENo.19からのメッセージ>>
リアス「ああ、宜しく。よかった、君のような店主から物を仕入れられることが出来てね。(余計な詮索もされないようだし)」
リアス「おや本当だ。コンビニの看板があるな。
…その口ぶりではコンビニ経営は初めてなのかい?奇遇だね、実は僕らもそうなんだ。」
リアス「残念だな、商売の経験があるのなら是非ともご教授願いたいところだったんだがね」
ENo.57からのメッセージ>>
ブレイド「……お刺身に興味があるのかな。よかったら買っていくかい?店だから、ただで譲るわけにはいかないんだけど……」
フェデルタ「あれ、っつーかお前すげえ見覚えあるんだけど……そうあの」
フェデルタ「すげえタックルだかパンチをくらった記憶が」
ブレイド「お前、こんな子供にまで手をだしたのか?」
フェデルタ「ちげえよ」
ENo.79からのメッセージ>>
ラウツェン「(一人の、人間とは違った種族の男が棚を見て首を傾げている)… これは、食材…? いえ、どこからどう見ても本…ですよね。ラベルの、貼り間違いでしょうか…?」
ラウツェン「(振り返って)おっと、すみませんね…こんにちは。これは、詩集…ですよね? 料理店とはいえ、こういった洒落たモノを置いていてもいいでしょう… 料理を待つ間に。何冊か、頂いていきますね?」
ラウツェン「いやしかし、いい雰囲気のお店ですね。これは… 書店、ですね? また、そのうちに伺わせて頂きましょう。それでは、また… ありがとうございました」
ENo.91からのメッセージ>>
やきそば「なんだか見覚えある女の子なノ! どーいたしましてなのヨー、あなたもかわいいノ~。」
かるぼなーら「にゅうめん」
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>>Eno.76
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 1738
貢献補正 4.21%
行動順報酬!! 19%
合計闇円収入2155
商品販売数 2個
◆経験値が27増加しました……
◆体力が30増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献補正 4.21%
行動順報酬!! 19%
合計闇円収入2155
商品販売数 2個
◆経験値が27増加しました……
◆体力が30増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
ロズはポイントカード32を入手した!
ロズはアルハラ32を入手した!
ロズははえぬき32を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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『誰もいないはずの小屋の中で、声がした。本を読む顔を上げると、金魚が目の前にふわり、と浮いていた。僕は金魚に問いかけた。「どんなご依頼でしょうか?」』 年齢:23? 性別:男 身長:165cm とある事件で不老不死になってしまい、とある目的の為にいろんな世界を渡っている人間。外見は少年のそれであり、年齢を聞かれれば不老不死になった23歳を名乗る。 丁寧な物腰で、空気の読めない言動。それを天然と呼んだのかもしれない。 夕闇国に来たのは偶然、金魚に出会ったのも偶然。だが金魚がオーナーになってくれるかと問うたのはきっと必然であり、そして彼ができる「依頼」に答えたのも必然であった。 本が好きである。 依頼業以外の営業の経験のない彼は、コンビニとは名ばかりの、24時間営業本屋を作った。24時間彼一人で見張っている。彼は寝なくても大丈夫。死ぬことはないのだから。 彼は物語を書いている。でも「現実は小説より奇なり」とよく言ったものだ。 ラン(アイコン16~) 年齢:8? 性別:女 身長:135cm 《あおと奇跡の冒険譚!》シリーズに登場する人物。主人公。 ……ないし、モデルにされた実在する人物。 自分からこの世界にやってきた。明るく騒がしい人物。 店員ではないが、店主のロズと親交がある。仲はあまり良くない。 えのぐという魔法的存在であることをさっそくばらされてご不満のようだが、夕闇国でいろいろ物を買ったりしている。コンビニではないどっかで働いているので金はある。 (アイコン6と7はやきうどんさんに描いていただきました!ありがとうございます!) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
_0_1_2_3_4_5_6_7 _8_9101112131415 1617181920212223 |
店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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