ENo.0053　残念すぎるイケメンども

あー、お腹減ったし。疲れたし。眠いし。

別にどうでもいいや。俺元の学校戻れなくてもなんかもうどうでもいいし。あーでも流石に高校は出とかねえとまずいのかな。親泣くだろうし。

･･･こっちは学校でへとへとんなって、帰りのバスでどろどろに寝てたらこんなとこに来ちまった、みたいな感じ。あー乗り過ごしたって思って急いでバス降りたら、なんか知らねえコンビニが目の前にあってさ。それがここ。眠たくて仕方ねえから店の前で少しうとうとして、目が覚めたらなんかひとが増えてた感じ。三人がどうやって来たか？知らね。興味ねえもん。

店の方？まぁ、順調なんじゃね。俺よく分かんねえし。海鮮丼やらスパゲティやらこっぺぱんやら、なんか旨そうなもんいっぱいあるから、その内棚で腐らせてるのがあったら食おうかなって。どーせそのままじゃ廃棄になるんだから、俺の腹に収まった方が供養になんだろ。別に今売ってるもんを食いたいって言ってる訳じゃねえんだからいいじゃん。言われなくてもちゃんと売りますよっと。

それにしても。俺これからどうなるんだろ。ここで一生終えるのもなんかヤだしな。小うるさいのが三匹居るし。ガミガミうるさいヒコにバタバタうるさいカヲルにへらへらうるさいボイジャーに。全員俺より年上のくせに、威厳の欠片もありゃしねえ。

ま、こいつらと一緒にのたれ死ぬのはヤだからもう少し頑張ってみようかな。