ENo.0053　残念すぎるイケメンども

　　　がらがらがら、ぴっしゃん。

お疲れ様でした。今日も無事に閉店ですわね。
･･･で？いい加減白状したらどうなのだ。
？？？　何をですの？
僕たちをこんなとこに連れてきた理由ー！
あらあら･･･せっかちさんですこと。理由と言われましても･･･。
(イライライラ)
･･･。
ただ何となく･･･面白そうかしら、って。

･･･面白そう。
ほら、イケメン集めてわちゃわちゃさしてやりたい、って願望を叶えてみたかっただけ、と言いますかしら･･･そういうものが、ね？
･･･そんだけ？
そんだけ、ですわ。
そんだけの為に、わざわざ俺を海中から引きずり出したり？こいつら召還したり？
したり、ですわ。
･･･あんまりだーーーーーっ！！！

　　　4人は絶望した。あんまりとはいえあんまりだ。
　　　下手にイケメンであるが故に、こんな苦役を被ろうとは。
　　　イケメンとは何なのだ、イケメンとは。
　　　イケメン。それは罪。それは運命。
　　　4人は生まれを呪った。


で、ですけども。最後の日ははっちゃけて参りましょう、ね？
まだあるのーっ！？
もう少しの辛抱ですから我慢して下さいまし。どうせならここで恋愛沙汰に･･･、
どこぞの腐った女子みてえな妄想まき散らしてんじゃねえぞこのババア！
字面のまま食って食われて、はダメなわけ？
貴様、更に調子づかせる様な事を言ってどうするのだ･･･。
まあ、最後は命取るか取られるかのサバイバルですの？それはそれで、

あーーー！おうち帰りたいーーーーーーーー！！！


　　　最後の聖戦が幕を開ける！
　　　(サバイバルや恋愛沙汰はないよ！)