第2週目 チュウネンマートの一週間
◆日記
冒険者という存在は、様々な世界に存在する人種ではないだろうか。
夢を追い求めて地の果てまでも進んでいくような輩から、ギルドや常宿の小さな依頼を堅実にこなしていく者までその在り方は多種多様である。
ここで語るのは、時に堅実に、時に大胆に。数多くの依頼を実力と運で潜り抜けてきた中年冒険者達の話である。
彼等は突如として召喚されたこの世界に動じる事もなく、ただ助けを訴えてくる金魚に向けてひと言告げたのだ。
「で、報酬は?」
と――
◆
宛がわれたコンビニを前にして中年達は呆然としていた。
「で、結局何をするんだっけ?」
「……店舗経営だな」
ぼりぼりと頭を掻きながら面倒くさそうな態度を隠しもしないフェデルタの声に、資料を一通り眺めたルインが重い息を吐きながら答えて残りの5人を見た。
何者かと戦うというのであれば自分を含め彼等はプロフェッショナルである。一人が戦場でなら100人でも1000人でも並みの相手なら束になったところで意味をなさない無双の強さを誇る。
だが、店舗経営となると素人どころかどちらかといえばアウトドア派の集まりのこの集団にとっては不向きとしか思えないのだ。
しかも接客となると些か愛想よくしてるだけではどうしようもない人相の人間もいる。もっといったら動く死体とかがいる。果してそんな店に人がくるのだろうか。
「……」
用意された店舗と揃いの制服はお世辞にもお似合いとは言えない。見た目での集客力といえば0かそれ以下からのスタートだろう。
「……面倒に巻き込まれたな」
ルインが最初からわかりきっていた結論を呟くとヴァンデルは何処か申し訳なさそうな視線を向けてきた。
「今更なんて顔してるんですか」
「……面倒なんだろ?」
「今まで起きた面倒と種類が違うだけです。貴方方がしっかりしてくれれば大丈夫ですよ」
さらりといい放つルインの姿は本当に焦っているような様子は欠片もない。元よりそんな姿を人に見せたことは一度もない男ではあるのだが。
「俺達がやればなんとかなるなら、いつも通りじゃないか」
ルインの言葉を聞いてブレイドが苦笑混じりに頷いた。やるしかないならやるだけなのは、いつもの事だ。
「……」
その隣で玲瓏も黙って頷いている。
こういう時にすぐ気持ちを切り替えていくのも、彼等が長年の冒険を切り抜けてこれたからこそなのだろう。
「さあ、まずは店内の設置だな」
店舗のなかはがらんとしていた。荷物どころか什器もない。
「おいそこ」
「は?」
「あん?」
ルインは半ばにらみつけるようにバルトとフェデルタを見た。
「どうせ接客なんてやる気ないんだろうから準備は真面目にやってもらうぞ」
何もなかったコンビニがにわかに騒がしくなる。
コンビニ戦争に果してこの熟練冒険者の中年達はどこまで戦えるのだろうか――
夢を追い求めて地の果てまでも進んでいくような輩から、ギルドや常宿の小さな依頼を堅実にこなしていく者までその在り方は多種多様である。
ここで語るのは、時に堅実に、時に大胆に。数多くの依頼を実力と運で潜り抜けてきた中年冒険者達の話である。
彼等は突如として召喚されたこの世界に動じる事もなく、ただ助けを訴えてくる金魚に向けてひと言告げたのだ。
「で、報酬は?」
と――
◆
宛がわれたコンビニを前にして中年達は呆然としていた。
「で、結局何をするんだっけ?」
「……店舗経営だな」
ぼりぼりと頭を掻きながら面倒くさそうな態度を隠しもしないフェデルタの声に、資料を一通り眺めたルインが重い息を吐きながら答えて残りの5人を見た。
何者かと戦うというのであれば自分を含め彼等はプロフェッショナルである。一人が戦場でなら100人でも1000人でも並みの相手なら束になったところで意味をなさない無双の強さを誇る。
だが、店舗経営となると素人どころかどちらかといえばアウトドア派の集まりのこの集団にとっては不向きとしか思えないのだ。
しかも接客となると些か愛想よくしてるだけではどうしようもない人相の人間もいる。もっといったら動く死体とかがいる。果してそんな店に人がくるのだろうか。
「……」
用意された店舗と揃いの制服はお世辞にもお似合いとは言えない。見た目での集客力といえば0かそれ以下からのスタートだろう。
「……面倒に巻き込まれたな」
ルインが最初からわかりきっていた結論を呟くとヴァンデルは何処か申し訳なさそうな視線を向けてきた。
「今更なんて顔してるんですか」
「……面倒なんだろ?」
「今まで起きた面倒と種類が違うだけです。貴方方がしっかりしてくれれば大丈夫ですよ」
さらりといい放つルインの姿は本当に焦っているような様子は欠片もない。元よりそんな姿を人に見せたことは一度もない男ではあるのだが。
「俺達がやればなんとかなるなら、いつも通りじゃないか」
ルインの言葉を聞いてブレイドが苦笑混じりに頷いた。やるしかないならやるだけなのは、いつもの事だ。
「……」
その隣で玲瓏も黙って頷いている。
こういう時にすぐ気持ちを切り替えていくのも、彼等が長年の冒険を切り抜けてこれたからこそなのだろう。
「さあ、まずは店内の設置だな」
店舗のなかはがらんとしていた。荷物どころか什器もない。
「おいそこ」
「は?」
「あん?」
ルインは半ばにらみつけるようにバルトとフェデルタを見た。
「どうせ接客なんてやる気ないんだろうから準備は真面目にやってもらうぞ」
何もなかったコンビニがにわかに騒がしくなる。
コンビニ戦争に果してこの熟練冒険者の中年達はどこまで戦えるのだろうか――
STORY
夕闇国にチラシが舞う。その日の新聞の夕刊(夕刊しかない)に大々的に告知されるコンビニの開店夕闇国に現れた謎のお客様は、物珍しさに次々と来店する。それはまさに餌を食らう鯉のごとく
謎のお客様が正常な思考を持っていない何かでも、構わず商売する土壌が夕闇国にはあった
なぜなら夕闇国はゆらぎの国。あらゆる世界の夕闇と繋がる国。価値観が通じることすら稀なこの国で
確かなのは全て、「売る」と「買う」という信頼関係だけだったから
――現れたお客様は、ほのかに紅茶の香りがした――
◆訓練
魅力の訓練をしました魅力が10上昇した
魅力の訓練をしました魅力が11上昇した
機転の訓練をしました機転が10上昇した
機転の訓練をしました機転が11上昇した
機転の訓練をしました機転が12上昇した
◆送品
◆送金
◆破棄
◆購入
おじさん達はもやしを480闇円で購入した!
おじさん達は鸚鵡印の蒸留酒を528闇円で購入した!
おじさん達はヴォトカを528闇円で購入した!
◆作製
作成時発動! 高級!! 単価強化!
鳥の羽20とダイヤの指輪20を素材にして高級なお刺身を作製した!
◆コンビニタイプ決定
マルチ に決定!!
◆アセンブル
スロット1に虚無飲食物を装備した
スロット2に虚無酒類を装備した
スロット3に虚無雑誌を装備した
スロット4に虚無書籍を装備した
スロット5に虚無高級品を装備した
スロット6に虚無日用品を装備した
スロット7に高級海鮮丼を装備した
スロット8に高級なお刺身を装備した
スロット10にもやしを装備した
スロット11に鸚鵡印の蒸留酒を装備した
スロット12にヴォトカを装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
ENo.7からのメッセージ>>
ジョン「……っしゃーすこんちゃっす。えーと今回そちらのぉー……海鮮丼(声が小さい)……を仕入れさせていただきましたんで……えっとゴアイサツ……です。あっはい」
ジョン「って感じなんでよろしゃっす、はい(引き止めなければ早々に帰るだろう。本当にただ“挨拶”をしにきただけらしい……)」
ENo.11からのメッセージ>>
一羽のペンギンらしき生き物がチラシを咥えて立っている。
『酒中心コンビニ“鸚鵡屋”、開店セール中!
コンビニ経営者さんも大歓迎!
っていうか来て! 寂しいから!!
“鸚鵡屋”パロット』
ペンギンはチラシを置いてぺたぺたと去っていった。
ENo.13からのメッセージ>>
カラブ「(このコンビニ……おっさんしかいねえ!!)」
ENo.74からのメッセージ>>
(8~9歳ぐらい?の少女がとてとて入ってきた)(そして海鮮丼を手にしてレジにやってきた)
ヒュミール「これください、おいしいって聞いて、きました」
ENo.85からのメッセージ>>
トラファルガー「いくら入ってる、美味しすなぁ」
ENo.132からのメッセージ>>
シルバーン「……ひっ、おっさんがいっぱいいる……」


ENo.11からのメッセージ>>


コンビニ経営者さんも大歓迎!
っていうか来て! 寂しいから!!
“鸚鵡屋”パロット』

ENo.13からのメッセージ>>

ENo.74からのメッセージ>>


ENo.85からのメッセージ>>
ENo.132からのメッセージ>>

◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 1885
貢献補正 0.3%
マルチ補正 5%
行動順報酬!! 20%
合計闇円収入2380
商品販売数 4個
◆経験値が19増加しました……
◆体力が12増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献補正 0.3%
マルチ補正 5%
行動順報酬!! 20%
合計闇円収入2380
商品販売数 4個
◆経験値が19増加しました……
◆体力が12増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
おじさん達は魅力マニュアル24を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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とある世界で頑張る6人の中年冒険者達が気付いたらコンビニを経営していた!まるで接客向きではないおじさん達が奮闘するハートフルコンビニストーリー!! ヴァンデル 額から顔にかけて傷のあるおじさん。 目付きは悪いが気は優しい。おじさん達のリーダー的存在。真面目に接客を行うのだが、子供にはその見た目から怖がられる事が多くてそのたびに地味に凹んでいる。 フェデルタ 顔にやけどのあるおじさん。 常にだるそうでやる気がない為ほかのおじさん達に怒られる。それでもめげず(?)にサボっては店の裏でタバコを吸ったりしている。 バルト 眼帯をしてるおじさん。 わりと一生懸命働くが力があり余ってミスをする。また、悪ふざけをすぐしたがる心は永遠の少年。声がでかく、レジにやってきた客が時々耐え切れずに耳をふさぐ事も。 ルイン 眼鏡の若いおじさん。 コンビニ運営を一任されたおじさん達の参謀的存在。個性の強すぎるおじさん達をまとめあげ(られているかどうかは定かではない)ながら頑張っているがいつも頭を抱える事案があってつらい日々を過ごしている。 そのせいなのか常に眉間に皺が寄っている事が多い。 玲瓏 ゾンビの若いおじさん。 生前に料理人をしていた事もあって店内の揚げ物なんかを担当したりしている。 ゾンビだが防腐剤を注入したり解毒の魔法を応用たりで衛生面対策済みなの食糧を扱ってもで安心。ピンクのゴム手袋を愛用している。 ブレイド ほほ傷のあるおじさん。 おじさん達の中でも柔らかな物腰の為接客を主に担当している。わりと常識的なので、ルインに何かと頼られる事が多いがどちらかといえば愚痴聞き役になっていることのほうが多い。地味に苦労しているタイプ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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