第9週目 LAHR-F-58 Cyanineの一週間
◆日記
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◆研究員E███████の日記
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金魚坂グループと交わしたフランチャイズ契約も、後一週で切れるが
この段階で店じまいの準備を始めることにした
調理器具もなくて食えない米
ガタついた椅子、かさばるだけの幟
訳の分からない言葉の羅列で構成されているマニュアル
要らないもの、いつか必要だと取っておいたものを徐々に捨てていく
そうしてコンビニの裏側に隠すように置いたゴミ袋は、いつもの二倍以上の量だった
ゴミ捨てから戻ると、シアニンが紙とペンを用意していた
「閉店売りつくしセールをして、客を呼び込むためのポスターやチラシを作りましょう」だと
気が利くじゃねえか
(追記)
ポスター完成
ついでに店の周りも電飾で飾り付けた
あの客どもはどういう性質なのか未だにわかんねえけど
単純な虫のような光に群がる性質があるなら、それなりに働いてくれるだろう
数週間ぶりにこの世界に喚ばれちまったときに乗っていた車のエンジンを入れる
幸い支障なく動いた
これで準備は整った
明日のプラン
・シアニンを乗せてこのまま世界の果てらしき場所へ行く
・噴霧ボタンを押して擬似的に残像領域と似た環境を作る
・そこに突っ込む
・うまくいけば霧を超えて残像領域に戻れる
……霧とともにあれ、俺
◆研究員E███████の日記
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金魚坂グループと交わしたフランチャイズ契約も、後一週で切れるが
この段階で店じまいの準備を始めることにした
調理器具もなくて食えない米
ガタついた椅子、かさばるだけの幟
訳の分からない言葉の羅列で構成されているマニュアル
要らないもの、いつか必要だと取っておいたものを徐々に捨てていく
そうしてコンビニの裏側に隠すように置いたゴミ袋は、いつもの二倍以上の量だった
ゴミ捨てから戻ると、シアニンが紙とペンを用意していた
「閉店売りつくしセールをして、客を呼び込むためのポスターやチラシを作りましょう」だと
気が利くじゃねえか
(追記)
ポスター完成
ついでに店の周りも電飾で飾り付けた
あの客どもはどういう性質なのか未だにわかんねえけど
単純な虫のような光に群がる性質があるなら、それなりに働いてくれるだろう
数週間ぶりにこの世界に喚ばれちまったときに乗っていた車のエンジンを入れる
幸い支障なく動いた
これで準備は整った
明日のプラン
・シアニンを乗せてこのまま世界の果てらしき場所へ行く
・噴霧ボタンを押して擬似的に残像領域と似た環境を作る
・そこに突っ込む
・うまくいけば霧を超えて残像領域に戻れる
……霧とともにあれ、俺
STORY
ついに自らも金魚となってしまったさなえ金魚坂グループは終わりに思えた……そのとき!
「ごぼぼっ、ごぼぼぼっ!?」
さなえは素敵なものを目にする。炎を帯びたオリハルコンの接客マシンだ
「ハッチュウシマス……ノウヒンシマス……」
なんと金魚型接客マシンたちが、店の業務を始めたのだ!流石オリハルコン製といったところだ
(ああ……大丈夫なんだ……みんな、全部を任せて……金魚の知恵で……何も考えずに金魚鉢で……)
しかし、さなえの心に燃え上がるのは別の感情!
「ごぼぼっ、そんなわけあるか……わたしは、わたしの全てを、わたしの手でやり遂げる!」
さなえの……人間の手が接客マシンの腕を掴んだ
「……貸してみなさい。本気の経営ってやつを、見せてあげるよ」
そのころ、金魚坂本社の地下、金庫の鍵がみしりと軋んだ音を立てた……
――さあ、決算を始めよう――
◆訓練
機転の訓練をしました機転が41上昇した
機転の訓練をしました経験値が足りない
機転の訓練をしました経験値が足りない
機転の訓練をしました経験値が足りない
機転の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
シアニンはスペアパーツ詰め合わせを破棄した!
シアニンは椅子40を破棄した!
シアニンはますたぁどわらびを破棄した!
シアニンは魅力マニュアル48を破棄した!
シアニンははえぬき48を破棄した!
シアニンはディーグレープを破棄した!
シアニンは店で入れた紅茶~COLD~を破棄した!
シアニンはなますを破棄した!
シアニンは幟44を破棄した!
◆購入
シアニンは高級LED(赤)を1372闇円で購入した!
シアニンは高級LED(赤)を1372闇円で購入した!
シアニンは高級LED(赤)を1372闇円で購入した!
◆作製
蝙蝠48と新人マニュアル48を素材にしてさようなラジカセを作製した!
◆コンビニタイプ決定
ホワイト に決定!!
◆アセンブル
スロット1に高級LED(赤)を装備した
スロット2に虚無焼きを装備した
スロット3に*クリスマス*の電飾看板を装備した
スロット4に*クリスマス*の電飾看板を装備した
スロット5に高級LED(赤)を装備した
スロット6に高級LED(赤)を装備した
スロット7にコロスシーカーNein(お子様ランチ用)を装備した
スロット8にゴリラジカセを装備した
スロット9にポポたんマスコットを装備した
スロット10にう゜どんを装備した
スロット11にさようなラジカセを装備した
スロット12に失敗どぶろくを装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
ENo.21からのメッセージ>>
「……シアニン」
「なんでしょう」
「シートベルト、しめたか?」
「もちろんです。衝撃に依る破損は機械の天敵だと、私にインプットされています」
「良かった。お前が壊れちまったら、俺がこうして見守ってきた成果が水の泡になっちまう」
「マスター」
「その呼び方はやめろって。俺はお前の主人とは違うから、マークとか、エディでいい」
「それでは、今からあなたをマークと呼ぶことにします。改めまして、マーク」
「何だよ」
「マーク、共に帰りましょう。私の目的は、既に達成されました。音声ログがたった一件しかなくとも、含まれている情報量は多くとても貴重であると、私は判断します。これ以上のデータは、残像領域で行えばよいと、私は提案します。加えて今はあなたの目的を優先的に達成すべきだと、私は判断します」
「……」
「マーク」
「そう、だよな。俺もこんな変な世界じゃ、多くのデータが取れるとは思ってなかった。けど、あの竜人さんには感謝しねえとな。多分あっちも他の世界から喚ばれたんだろうけど……また会えたらいいなとか思ってんだろシアニン?」
「何故わかったのですか」
「入手したデータにどんそん更なるデータを加えていって、より情報量が多いものにしたいんだろ?」
「その通りですが、何故」
「俺はお前の開発者だからだよ。お前の基本的な思考回路は俺が手掛けたんだからな、わかって当然だ」
「お見通しということでしょうか」
「いや、あくまでも手掛けたのはそれだけだ。入力された情報に対しどのような結論を導き出すかまでは、他部分との兼ね合いもあって予測しきれないさ。だがそれがいい」
「それがいい、とは」
「完全に予測しきれる事象は存在しねえってこと。だから人生どう転ぶかわかんねえし、お前も何を言い出すかわからない。その奇天烈っぷりが俺はたまらなく愛おしくて、ロボット開発を手がけてよかったと思う理由なんだ」
「機械の頭脳ではいまいち理解しづらい概念ですが、褒められていると私は認識します。ありがとうございます。ですが奇天烈と言いましても、マークはこの世界はもう懲り懲りだ、といったように見えるのですが」
「度合いが違うんだよ度合いが……クソ、ますます早くここを抜け出したくなってきた。アクセル踏むぞ、大きく動かないようしっかり掴まってろ」
「はい」
――マーク・ライト=エディゼルムとラモラック自律ヒト型ロボット女性型58号シアニン、夕闇国脱出に向けて装甲車に乗り店舗を去る。
ENo.79からのメッセージ>>
ラウツェン「成程、こちらと同じく異世界… そこに存在する企業なのですね。やはり、機械技術を専門に? コードネーム、ですか。何か意味があるのでしょうか… そんなような名前の物質はあった気もしますが。… 解りました、ではシアニンさんとお呼びしますね」
ラウツェン「えぇ、いたって自然で… 少々の堅さも、そういうヒトだっていますから、別段気になりません。(彼女の話を聞けば、思わず表情を綻ばせて)… えぇ、えぇ… 解りますとも。『作る』ものは違えど同じ『制作者』、手塩にかけたそれが想像通り… あるいは、想像以上の出来と評されればであれば感無量でしょうとも。帰還の際には彼らにこの会話をお伝え下さい… 是非に」
ラウツェン「ふむ… … (彼女が無言で停止しても、動揺することはなく。そういうものと、理解はしている故に… こちらも無言で、見守るのみ)」
ラウツェン「えぇ… えぇ、その通りです。私には翼はありませんが、角はあります。…たまに、翼を持った同胞もおりますね。(彼女の検索結果に、首肯して) …そう、でしょうね。存在しない世界の方が多いのではないでしょうか…? 故に、そういうデータになるのも必然かと」
ラウツェン「そういう事ですね。恐らく、数多存在するであろう世界の中では… 珍しい部類の発生と進化を辿った種なのではないかと。(少しだけ考えて)… そう、なります。しかし、見た目通りの種でない事もありますからね… 仮の姿や似て非なる種族である場合も。…とはいえ、それはそれでデータ収集の機会ですか(などと、小さく笑う) 」
ラウツェン「… この世界は…楽しいですか、シアニンさん? まだそういった感情は、芽生えてはいないのかもしれませんが… 興味を持ちまして、ね」
メッセージを送信しました
>>Eno.21
「……シアニン」
「なんでしょう」
「シートベルト、しめたか?」
「もちろんです。衝撃に依る破損は機械の天敵だと、私にインプットされています」
「良かった。お前が壊れちまったら、俺がこうして見守ってきた成果が水の泡になっちまう」
「マスター」
「その呼び方はやめろって。俺はお前の主人とは違うから、マークとか、エディでいい」
「それでは、今からあなたをマークと呼ぶことにします。改めまして、マーク」
「何だよ」
「マーク、共に帰りましょう。私の目的は、既に達成されました。音声ログがたった一件しかなくとも、含まれている情報量は多くとても貴重であると、私は判断します。これ以上のデータは、残像領域で行えばよいと、私は提案します。加えて今はあなたの目的を優先的に達成すべきだと、私は判断します」
「……」
「マーク」
「そう、だよな。俺もこんな変な世界じゃ、多くのデータが取れるとは思ってなかった。けど、あの竜人さんには感謝しねえとな。多分あっちも他の世界から喚ばれたんだろうけど……また会えたらいいなとか思ってんだろシアニン?」
「何故わかったのですか」
「入手したデータにどんそん更なるデータを加えていって、より情報量が多いものにしたいんだろ?」
「その通りですが、何故」
「俺はお前の開発者だからだよ。お前の基本的な思考回路は俺が手掛けたんだからな、わかって当然だ」
「お見通しということでしょうか」
「いや、あくまでも手掛けたのはそれだけだ。入力された情報に対しどのような結論を導き出すかまでは、他部分との兼ね合いもあって予測しきれないさ。だがそれがいい」
「それがいい、とは」
「完全に予測しきれる事象は存在しねえってこと。だから人生どう転ぶかわかんねえし、お前も何を言い出すかわからない。その奇天烈っぷりが俺はたまらなく愛おしくて、ロボット開発を手がけてよかったと思う理由なんだ」
「機械の頭脳ではいまいち理解しづらい概念ですが、褒められていると私は認識します。ありがとうございます。ですが奇天烈と言いましても、マークはこの世界はもう懲り懲りだ、といったように見えるのですが」
「度合いが違うんだよ度合いが……クソ、ますます早くここを抜け出したくなってきた。アクセル踏むぞ、大きく動かないようしっかり掴まってろ」
「はい」
――マーク・ライト=エディゼルムとラモラック自律ヒト型ロボット女性型58号シアニン、夕闇国脱出に向けて装甲車に乗り店舗を去る。
ENo.79からのメッセージ>>
ラウツェン「成程、こちらと同じく異世界… そこに存在する企業なのですね。やはり、機械技術を専門に? コードネーム、ですか。何か意味があるのでしょうか… そんなような名前の物質はあった気もしますが。… 解りました、ではシアニンさんとお呼びしますね」
ラウツェン「えぇ、いたって自然で… 少々の堅さも、そういうヒトだっていますから、別段気になりません。(彼女の話を聞けば、思わず表情を綻ばせて)… えぇ、えぇ… 解りますとも。『作る』ものは違えど同じ『制作者』、手塩にかけたそれが想像通り… あるいは、想像以上の出来と評されればであれば感無量でしょうとも。帰還の際には彼らにこの会話をお伝え下さい… 是非に」
ラウツェン「ふむ… … (彼女が無言で停止しても、動揺することはなく。そういうものと、理解はしている故に… こちらも無言で、見守るのみ)」
ラウツェン「えぇ… えぇ、その通りです。私には翼はありませんが、角はあります。…たまに、翼を持った同胞もおりますね。(彼女の検索結果に、首肯して) …そう、でしょうね。存在しない世界の方が多いのではないでしょうか…? 故に、そういうデータになるのも必然かと」
ラウツェン「そういう事ですね。恐らく、数多存在するであろう世界の中では… 珍しい部類の発生と進化を辿った種なのではないかと。(少しだけ考えて)… そう、なります。しかし、見た目通りの種でない事もありますからね… 仮の姿や似て非なる種族である場合も。…とはいえ、それはそれでデータ収集の機会ですか(などと、小さく笑う) 」
ラウツェン「… この世界は…楽しいですか、シアニンさん? まだそういった感情は、芽生えてはいないのかもしれませんが… 興味を持ちまして、ね」
メッセージを送信しました
>>Eno.21
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 2442
貢献収入 300
ゲージ突破成功!! ホワイト補正 5%
行動順報酬!! 6%
合計闇円収入3051
商品販売数 5個
◆経験値が55増加しました……
◆体力が114増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献収入 300
ゲージ突破成功!! ホワイト補正 5%
行動順報酬!! 6%
合計闇円収入3051
商品販売数 5個
◆経験値が55増加しました……
◆体力が114増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
シアニンは!夏到来!52を入手した!
シアニンは椅子52を入手した!
シアニンは機転マニュアル52を入手した!
シアニンは入店チャイム52を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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※翌週、この店は蛻の殻になっていることだろう。 * 正式名称:ラモラック自律ヒト型ロボット(Lamorak Autonomous Humanoid Robot)女性型58号シアニン ラモラック社という外の世界(残像領域)の企業が開発・製造した、ヒト型ロボット。 同企業が長年開発している音声だけの人工知能にボディを被せたようなものであり、会話機能を備えているが無表情。 開発側が対話に関するデータを取りたいがために、しばしコンビニで接客を担当することになる。 初期段階では必要最低限の機能しか搭載されていないため、業務に支障が出ると判断すれば自らインターネットに接続し、その都度適切なプログラムをダウンロードし、インストールする。 (例えば口頭での会話が難しい客が来たら、手話プログラムをインストールするなど) ただしあまりにも一連の処理に時間がかかると、インストール完了まで数分間固まってしまう。 その他インストールを必要としない機能も搭載しているが、開発側でしか解除できないロックが施されている。 * 研究員E███████ 本名:マーク・ライト=エディゼルム(Mark Wright-Edixerum) シアニンと共に夕闇国に喚ばれてしまった、ラモラック社開発部AI応用部門開発チーム所属の男。シアニンのメンテナンスやログ解析などを行っている。この男が店に顔を出すことはない。 夕闇国で次々と発生する異常現象に頭を抱えた結果、現在進行系で精神を病んでいる。精神の悪化と共にデータ収集を切り上げ一刻も早く元の世界に帰りたい、という強い願望を抱いた結果、自力で夕闇国を脱出する計画を企てている。 社員が受けた呪いが非現実的であるという理由から、金魚坂グループに対しては非協力的。 ★Special Thanks / デザイン協力・配色:幕世さん | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
_0_1_2_3_4_5_6_7 _8_9101112131415 1617181920212223 |
店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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