第7週目 那津の一週間
◆日記
「人探しぃ? ……なんでコンビニで?」
「わ、私もよくわかんないんですけど、人探しするためにコンビニ経営してるってよりは、人探ししてたらコンビニ経営することになった、みたいな……」
「え、意味わかんないんだけど……普通に人探ししてた方がよくない?」
「で、ですよねえ。……ところで、そのー、心当たりとかは?」
「いやないけど普通に。てゆーか探すにしたってそんなフワフワした人相じゃ無理がない? あんた、自分で会ってわかんの、その父親のこと?」
「あ、あんまり自信ないですけど……」
「っつーか捨てられたのによく探す気になるもんだよね」
「……捨てられた、です?」
「違うの? ほぼそんな感じに聞こえたけど」
「うーん……。捨てられたっていうと、もっとこー、ダイナミックにというか」
「ダイナミックて」
「投げ捨てられた! とか置き去りにされた! って感じでもないですし。いや置き去りにはされたのかな……? にしたって、普通に父の知り合いの、ちゃんとした人に預けられてたわけですし。なんだかそんな感じはあんましなくて」
「……ふーん」
「ま、見つかるといいね。オレは全然心当たりないけど。精々頑張って」
「はい、がんばります! ありがとうございます! ……あとなんか買ってってください!」
「えええー……」
■
「君の両親の話?」
「あ、はい、です。和さんなら、もうちょっとなんか知ってないかな、みたいな」
「いやあ、私も架禄ほどはなあ。……と言われて引き下がるようならわざわざ私のところには来ないか」
「えへへ。そうなんです」
「……と言ってもあまり期待されても困るかな。本当に、あまり語れることはないから」
「まあまず君は母親似だろうね」
「はぇ。……え、そうなんですか?」
「おや。初耳なのかい」
「う、うーんと、そもそもそういうどっち似でどうこうみたいな観点が思えばびっくりするほど出てこなかったなみたいな……そうかぁ、お母さん似……」
「似たもの夫婦という言葉もあるから、なんとも言えないけど」
「……わ、私のお父さん結構なアレって話聞いてるんですけど」
「結構なアレ」
「結構なアレです」
「二人共一途な性質だったように思うからね。そういうところかな。君も割とそうなんじゃないか」
「ま、まだわかんないですよーそんなそういうのは」
「ははは。まあ、初恋は実らぬものという言説もあるし、あまり引きずらずに行った方がいいぞ」
「あうー……」
「わ、私もよくわかんないんですけど、人探しするためにコンビニ経営してるってよりは、人探ししてたらコンビニ経営することになった、みたいな……」
「え、意味わかんないんだけど……普通に人探ししてた方がよくない?」
「で、ですよねえ。……ところで、そのー、心当たりとかは?」
「いやないけど普通に。てゆーか探すにしたってそんなフワフワした人相じゃ無理がない? あんた、自分で会ってわかんの、その父親のこと?」
「あ、あんまり自信ないですけど……」
「っつーか捨てられたのによく探す気になるもんだよね」
「……捨てられた、です?」
「違うの? ほぼそんな感じに聞こえたけど」
「うーん……。捨てられたっていうと、もっとこー、ダイナミックにというか」
「ダイナミックて」
「投げ捨てられた! とか置き去りにされた! って感じでもないですし。いや置き去りにはされたのかな……? にしたって、普通に父の知り合いの、ちゃんとした人に預けられてたわけですし。なんだかそんな感じはあんましなくて」
「……ふーん」
「ま、見つかるといいね。オレは全然心当たりないけど。精々頑張って」
「はい、がんばります! ありがとうございます! ……あとなんか買ってってください!」
「えええー……」
■
「君の両親の話?」
「あ、はい、です。和さんなら、もうちょっとなんか知ってないかな、みたいな」
「いやあ、私も架禄ほどはなあ。……と言われて引き下がるようならわざわざ私のところには来ないか」
「えへへ。そうなんです」
「……と言ってもあまり期待されても困るかな。本当に、あまり語れることはないから」
「まあまず君は母親似だろうね」
「はぇ。……え、そうなんですか?」
「おや。初耳なのかい」
「う、うーんと、そもそもそういうどっち似でどうこうみたいな観点が思えばびっくりするほど出てこなかったなみたいな……そうかぁ、お母さん似……」
「似たもの夫婦という言葉もあるから、なんとも言えないけど」
「……わ、私のお父さん結構なアレって話聞いてるんですけど」
「結構なアレ」
「結構なアレです」
「二人共一途な性質だったように思うからね。そういうところかな。君も割とそうなんじゃないか」
「ま、まだわかんないですよーそんなそういうのは」
「ははは。まあ、初恋は実らぬものという言説もあるし、あまり引きずらずに行った方がいいぞ」
「あうー……」
STORY
とうとう完成したオリハルコン金魚接客マシン赤く炎のごとく燃える金魚は次々とお客様をひきつける
コンビニの売り上げも堅調に推移し、予算をゆっくりと回収していった……
さなえは静かに夕暮れの街を見る
「もし経営がうまくいったとして、みんな金魚になってどうすればいいんだろう」
「呪いは破らなくちゃ。でも、その方法が分からずに、とりあえずお金を稼いでいる」
視界の端をポコポコドラミングするゴリラが横切る
「金魚の知恵しかないからよくわからないや」
さなえは自嘲した。どうしようもない世界で、どうしようもない状況で、理解できることは少ない
ただ、売り上げの増減だけはひどく単純で、金魚の知恵でも理解可能で、ひとつの真っすぐな道を示していた
――ひとつの真っすぐな道を、示している――
◆訓練
笑顔の訓練をしました笑顔が21上昇した
笑顔の訓練をしました笑顔が23上昇した
笑顔の訓練をしました笑顔が26上昇した
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
那津は虚無飲食物を破棄した!
那津は虚無酒類を破棄した!
那津は虚無雑誌を破棄した!
那津は虚無書籍を破棄した!
那津は虚無高級品を破棄した!
那津は虚無日用品を破棄した!
那津はフライヤー24を破棄した!
◆購入
那津はみんなで歌おう世界の名曲(生歌CD付)を1036闇円で購入した!
那津はオットセイポエム集を518闇円で購入した!
那津は大吉を541闇円で購入した!
◆作製
鳥の羽40とくやしさのばね40を素材にしてあたたかい甘酒を作製した!
◆コンビニタイプ決定
ホワイト に決定!!
◆アセンブル
スロット1にチョコチップマフィンを装備した
スロット2にハナミズキのお香を装備した
スロット3においしいお菓子のレシピ本を装備した
スロット4に人類哲学書『コーラと共に歩む人生』を装備した
スロット5に厳選羽毛布団『南斗水鳥圏』を装備した
スロット6にかぎ編みのお花コースターを装備した
スロット7にねこちゃんを装備した
スロット8に赤い帽子のスライム使い魔を装備した
スロット9にみんなで歌おう世界の名曲(生歌CD付)を装備した
スロット10にオットセイポエム集を装備した
スロット11に大吉を装備した
スロット12に週刊「今日のあざらし」を装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 2165
貢献収入 202
ゲージ突破成功!! ホワイト補正 5%
行動順報酬!! 8%
合計闇円収入2683
◆経験値が40増加しました……
◆体力が97増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献収入 202
ゲージ突破成功!! ホワイト補正 5%
行動順報酬!! 8%
合計闇円収入2683
◆経験値が40増加しました……
◆体力が97増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
那津は大量消費社会44を入手した!
那津はメモ帳44を入手した!
那津は魅了マニュアル44を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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探し人をしていたらなんだかよくわからない世界に迷い込んでしまった。 ド素人にコンビニの経営などできるのか。謎である。 故郷では巫女をしていた。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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