第7週目 定桐 右子の一週間
◆日記
慌ただしい日々が続く。
大量のゴリラ…お客様が荒波の如く押し寄せた先週は、いまいち店の売り上げが宜しくなく、コンビニ店の売り上げランキングからも外れてしまった。
「方針を転換する時期みたいだね。」
文緒の決断は素早く、新商品の仕入れから商品の陳列などがらりと今までの方針から切り替えたのだ。
あのゴリラのお客様達が再び訪れるのか、それともあれは一過性の波で、また普段通りのお客様達が訪れるようになるのか…。
悩ましくはあるが、今は文緒の判断を信じるのが正しいと思う。
文緒の態度に思わず怒りをぶつけてしまったものの、思い返せば、このコンビニ店に彼を招く原因を作ったのは私だ。
そして、彼は悪化した経営を立て直そうと真面目に努力してくれている。
「有り難う。」
コンビニ経営の計画書を眺める文緒に珈琲を差し入れつつ、私は感謝の意を伝えた。
………
……
…
最近は寒さが一層冷え込んできた。
こんな日は鍋に限るということで、私はシルバーンさんのコンビニ店に向かった。
野菜ならばこの店に限る、そう断言出来てしまうほどシルバーンさんの店の野菜は美味しい。
勿論、私たちのコンビニ店でも野菜は仕入れているのだが、残念ながらこの店ほど新鮮な野菜は仕入れることが出来ていない。
「武器となる商品が一つでも有るか無いか、多分その差は大きいですよ。
生憎、僕たちの店は流動的で武器と言えるような商品はありませんが。」
「じゃあ、やっぱりコーラ専門……何でもないです。」
私の提案に呆れて溜息を吐く文緒の言葉を思い出す。
「野菜を買いに店に寄ったら他の商品も買いたくなるものね。
とにかく、人を来店させる力が必要…か。」
そういう武器の様な商品を何時かは私たちは仕入れることが出来るだろうか?
悩んでいるうちにシルバーンさんのコンビニ店に着いた。
今日もシルバーンさんの笑顔が眩しい。
そうだ、この店の武器は野菜だけではなかったのだ。
店長であるシルバーンさんの何というか、ノーブル?な笑顔も強力な武器なのである。
これは風の噂で聞いたことだが、シルバーンさんは夜な夜な笑顔の練習をして、その熱心さあまり周囲に声が漏れていることが有るとか無いとか。
「…私も笑顔の練習しなくちゃね。」
鍋用の野菜を買いながら、私は決心した。
…
……
………
右子姉さんの淹れてくれた珈琲を飲みながらパソコンに向かう。
大量のゴリラの来店という非常識な出来事はすっかり僕の経営計画を打ち砕いてくれた。
実際店の経営は上向いていたのだ。
そのことで僕がコンビニ経営に熱中し過ぎていた部分は反省せねばならないが、いずれ右子姉さんに経営の主導権を返す時が来ても、これならば大丈夫だ。
今の経営疱疹を続けてゆけば…と、そんな自信さえ持っていた。
…が、ゴリラ(お客様)は流石に勝手が違い過ぎた。
驚くことだが、彼らはお金を沢山持っていた、そして大量の品を求めた。
右子姉さんはよく働いていたと思う。
しかし、荒波のように押し寄せたゴリラ(お客様)の接客を繰り返した為、疲労は蓄積し早々に店仕舞いせざるを得なくなったのだ。
売り上げランキングの上位店を分析したところ、早々に大量の商品を売り尽す型の店よりも、長く長期に商品を売る店が多く稼いでいたように思える。
「パイの争奪戦…今までは、早めに多く切り取ってしまう方が良かったが、パイの大きさが増した。
今後は早さよりも、どれだけ多く抱え込めるかの方が大切なのだろう。」
冷静に分析をしてみたものの、次週もまたゴリラがお客様になるとは限らないのだ。
そうなれば、ゴリラ向けの方針転換が逆に首を絞める事態も有り得る。
「コンビニ経営って難しい…。」
大量のゴリラ…お客様が荒波の如く押し寄せた先週は、いまいち店の売り上げが宜しくなく、コンビニ店の売り上げランキングからも外れてしまった。
「方針を転換する時期みたいだね。」
文緒の決断は素早く、新商品の仕入れから商品の陳列などがらりと今までの方針から切り替えたのだ。
あのゴリラのお客様達が再び訪れるのか、それともあれは一過性の波で、また普段通りのお客様達が訪れるようになるのか…。
悩ましくはあるが、今は文緒の判断を信じるのが正しいと思う。
文緒の態度に思わず怒りをぶつけてしまったものの、思い返せば、このコンビニ店に彼を招く原因を作ったのは私だ。
そして、彼は悪化した経営を立て直そうと真面目に努力してくれている。
「有り難う。」
コンビニ経営の計画書を眺める文緒に珈琲を差し入れつつ、私は感謝の意を伝えた。
………
……
…
最近は寒さが一層冷え込んできた。
こんな日は鍋に限るということで、私はシルバーンさんのコンビニ店に向かった。
野菜ならばこの店に限る、そう断言出来てしまうほどシルバーンさんの店の野菜は美味しい。
勿論、私たちのコンビニ店でも野菜は仕入れているのだが、残念ながらこの店ほど新鮮な野菜は仕入れることが出来ていない。
「武器となる商品が一つでも有るか無いか、多分その差は大きいですよ。
生憎、僕たちの店は流動的で武器と言えるような商品はありませんが。」
「じゃあ、やっぱりコーラ専門……何でもないです。」
私の提案に呆れて溜息を吐く文緒の言葉を思い出す。
「野菜を買いに店に寄ったら他の商品も買いたくなるものね。
とにかく、人を来店させる力が必要…か。」
そういう武器の様な商品を何時かは私たちは仕入れることが出来るだろうか?
悩んでいるうちにシルバーンさんのコンビニ店に着いた。
今日もシルバーンさんの笑顔が眩しい。
そうだ、この店の武器は野菜だけではなかったのだ。
店長であるシルバーンさんの何というか、ノーブル?な笑顔も強力な武器なのである。
これは風の噂で聞いたことだが、シルバーンさんは夜な夜な笑顔の練習をして、その熱心さあまり周囲に声が漏れていることが有るとか無いとか。
「…私も笑顔の練習しなくちゃね。」
鍋用の野菜を買いながら、私は決心した。
…
……
………
右子姉さんの淹れてくれた珈琲を飲みながらパソコンに向かう。
大量のゴリラの来店という非常識な出来事はすっかり僕の経営計画を打ち砕いてくれた。
実際店の経営は上向いていたのだ。
そのことで僕がコンビニ経営に熱中し過ぎていた部分は反省せねばならないが、いずれ右子姉さんに経営の主導権を返す時が来ても、これならば大丈夫だ。
今の経営疱疹を続けてゆけば…と、そんな自信さえ持っていた。
…が、ゴリラ(お客様)は流石に勝手が違い過ぎた。
驚くことだが、彼らはお金を沢山持っていた、そして大量の品を求めた。
右子姉さんはよく働いていたと思う。
しかし、荒波のように押し寄せたゴリラ(お客様)の接客を繰り返した為、疲労は蓄積し早々に店仕舞いせざるを得なくなったのだ。
売り上げランキングの上位店を分析したところ、早々に大量の商品を売り尽す型の店よりも、長く長期に商品を売る店が多く稼いでいたように思える。
「パイの争奪戦…今までは、早めに多く切り取ってしまう方が良かったが、パイの大きさが増した。
今後は早さよりも、どれだけ多く抱え込めるかの方が大切なのだろう。」
冷静に分析をしてみたものの、次週もまたゴリラがお客様になるとは限らないのだ。
そうなれば、ゴリラ向けの方針転換が逆に首を絞める事態も有り得る。
「コンビニ経営って難しい…。」
STORY
とうとう完成したオリハルコン金魚接客マシン赤く炎のごとく燃える金魚は次々とお客様をひきつける
コンビニの売り上げも堅調に推移し、予算をゆっくりと回収していった……
さなえは静かに夕暮れの街を見る
「もし経営がうまくいったとして、みんな金魚になってどうすればいいんだろう」
「呪いは破らなくちゃ。でも、その方法が分からずに、とりあえずお金を稼いでいる」
視界の端をポコポコドラミングするゴリラが横切る
「金魚の知恵しかないからよくわからないや」
さなえは自嘲した。どうしようもない世界で、どうしようもない状況で、理解できることは少ない
ただ、売り上げの増減だけはひどく単純で、金魚の知恵でも理解可能で、ひとつの真っすぐな道を示していた
――ひとつの真っすぐな道を、示している――
◆訓練
笑顔の訓練をしました笑顔が23上昇した
笑顔の訓練をしました笑顔が25上昇した
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
お飾り店長はアルハラ20を破棄した!
お飾り店長ははえぬき28を破棄した!
お飾り店長は手焼きのクッキーを破棄した!
◆購入
お飾り店長は幻惑のベルを541闇円で購入した!
お飾り店長は幻惑のベルを541闇円で購入した!
お飾り店長は幻惑のベルを541闇円で購入した!
◆作製
作成時発動! 誘惑!! 誘惑強化!
ジニーライダー写真集とフライヤー36を素材にして???を作製した!
◆コンビニタイプ決定
マルチ に決定!!
◆アセンブル
スロット1に豚辛子を装備した
スロット2に???を装備した
スロット3にSRPG『DARKKINGDOM4』を装備した
スロット4に牙砕き【赤・辛口】を装備した
スロット5に超強度炭酸コーラ『GOD』を装備した
スロット6にSRPG『DARK KINGDOM4』を装備した
スロット7に幻惑のベルを装備した
スロット8に幻惑のベルを装備した
スロット9に幻惑のベルを装備した
スロット10にお母さんが作った(風)親子丼を装備した
スロット11に紅茶葉の茶香炉を装備した
スロット12になますを装備した
◆アイテム改名
SRPG『DARKKINGDOM4』をSRPG『DARK KINGDOM4』に改名した!
◆アイテムアイコン変更
SRPG『DARK KINGDOM4』をアイコン変更した!
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メッセージ
ENo.43からのメッセージ>>
セラビー「お気に召しましたかしら?」
セラビー「それは…当然の事ですわ!
当店舗では、全てのお客様に満足していただけるように尽力しているのですわ。定桐店長も例外ではありませんわっ!」
(得意気に語った表情のまま、顔色だけ急激に悪くなる)
セラビー「(張ってはいけない見栄を張ってしまった気がしますわ…!)」
ENo.76からのメッセージ>>
アプリ「(こくこく、と頷いて)…アプリは、にんげん……レタス、は…てんし……だよ…。…アプリ…にんげんに、してくれた…てんしさま、は…レタス…ちがう…の。」
レタス「あー、コイツを人間にした天使は俺の…んー、上司、みたいなやつで俺じゃないのな。コイツを人間にするために俺の力使っちまったから、今俺はこんな手足もない貧相な格好になっちまってるってワケ。」
レタス「そうだろう!?えらいだろ!?そんな事言ってくれるの姉さんだけだぜ、全く!」
アプリ「よろしく……する…。……アプリ……どう、したら……よろしく、できるか……わからない、の……。…みぎこ……しって、る……?」
ENo.80からのメッセージ>>
『いえいえ、さいきんは、さむくなってきているので、はやめにおみせも、しめていますし。まあ、さいきんはやりの、いぬにとっては、たいしたことでも、ありません。』
(撫でられて良い気になっている。ふんすと鼻息)
『これは……なんでしょう。くろい。くろいぞ……そしてあまいかおり。いぬによくないのか…………いや、しかし……いける!』
(犬の中でどんな思考と判断を経てゴーサインが出たのかはいぬならぬ身には判らない事であった……ともあれ、器に明けられた黒い液体に鼻先を近づけ、ひと舐め。瞬間、『うわあああああああああああああ。』と、とてもびっくりしたような雰囲気で顔を勢いよく引っ込めた)
ENo.116からのメッセージ>>
さざれ「わ~照れる~。いいよ、好きに呼ぶがいい。全盛期の私であったならお前のような美少女は一もニも言わせず“仔”にしていたところだ。」
さざれ「血液パックの奪い合いってなんか吸血鬼的に美しくないフレーズだな。ゾンビみたいだ。
まあ似たようなもんか……(イラストありがとう)」
ENo.132からのメッセージ>>
シルバーン「……僕は奴隷商人さ」
シルバーン「可愛い子を買ってメイドとして使ったり借金で首が回らないやつ等を奴隷として売ってきたのさ」
シルバーン「……今はもう、野菜しか売ってないけどね」
シルバーン「……」
シルバーン「君は今の仕事に誇りを持っているかい?」
シルバーン「僕は、野菜を作るのは……結構好きさ。奴隷商人よりもね」
ENo.133からのメッセージ>>
セレーヌ「うふふ…そういって頂けると…嬉しいです…。その、…一人で来たもので…少々不安でも、ありましたから…」
セレーヌ「いつも…魔王軍のお城の中にいましたから…少し、自分で稼いでみようと思って…この世界に来てみたんです…。」
セレーヌ「黒くてシュワシュワして…甘い香り…初めて見る飲み物です…。頂きますね……」
セレーヌ「こっ…これは……!」
セレーヌ「シュワっとして…すごく不思議な感じですけれど……後味スッキリ…」
セレーヌ「こーら、おいしいです…ありがとうございます…。…この世界から帰るときに、お土産に頂いてもよろしいですか…?」
ENo.140からのメッセージ>>
「うちみたいのが参考になるってんなら、そりゃ悪い見本としてでしょうね。
べつにこの店で、あたしだけが不真面目ってわけでもなし」
煙を吐く――口先で吹くように。
よくよく見れば、吹かすばかりであまり深く吸っている様子はない。
「まあ。
もちろん違うわ。
さあ……店長となると、誰なのかしら。
ほかに店番役の店員が、何人かいるのは知ってるけど。
あたしは声をかけられて、ここに座ってるだけだから――。
店長の顔と名前を知らなくたって、お給金は出るもの」


当店舗では、全てのお客様に満足していただけるように尽力しているのですわ。定桐店長も例外ではありませんわっ!」


ENo.76からのメッセージ>>




ENo.80からのメッセージ>>




ENo.116からのメッセージ>>


まあ似たようなもんか……(イラストありがとう)」
ENo.132からのメッセージ>>






ENo.133からのメッセージ>>






ENo.140からのメッセージ>>

べつにこの店で、あたしだけが不真面目ってわけでもなし」

よくよく見れば、吹かすばかりであまり深く吸っている様子はない。
「まあ。
もちろん違うわ。
さあ……店長となると、誰なのかしら。
ほかに店番役の店員が、何人かいるのは知ってるけど。
あたしは声をかけられて、ここに座ってるだけだから――。
店長の顔と名前を知らなくたって、お給金は出るもの」
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 2870
貢献収入 93
マルチ補正 5%
行動順報酬!! 17%
合計闇円収入3639
商品販売数 4個
◆経験値が44増加しました……
◆体力が90増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献収入 93
マルチ補正 5%
行動順報酬!! 17%
合計闇円収入3639
商品販売数 4個
◆経験値が44増加しました……
◆体力が90増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
お飾り店長は有給44を入手した!
お飾り店長は機転マニュアル44を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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定桐 右子(さだぎり みぎこ) コンビニ店長。 全く客が落ち着けない雰囲気を醸し出す、外装をピンク色に塗りたくった小さなコンビニを経営している。 元々は探偵として大都会に事務所を構える叔父の下で働き指導を受けていたが 叔父が現役から退く前に「探偵には超絶不向き、駄目です、駄目。」との認定を受ける。 自分には探偵として決定的に欠けている資質があるのだろう。 そんな思いを心の隅に抱えながらも日々をゴロゴロ暮らす彼女に、ある日叔父より突然の話が舞い込んだ。 「…取り敢えず、店の采配はオマエに任せるから。頑張って…叔父さん、割と罪悪感があるんだ。」 その数日後、右子は自分が店長となる(叔父が出資した)コンビニに足を踏み入れた。 叔父の頼みだから断れなかった訳ではない。 無職が怖かった訳でもない。 ただ、右子には果たしたい野望が有った為である。 年齢24歳。身長165cm前後。 不思議な形の帽子を被り、長い茶髪を後ろで纏めている。 コンビニ店長という職に誇りを持っておらず、仕事に対する責任感は非常に弱い。 一方で私的な欲求には熱心で『ありとあらゆる世界中のコーラを売ってやる!』という野望に燃えている。 推理小説好き。 夕闇国で好評の推理小説シリーズ「大怪盗と111人のワンちゃん」に夢中。 「灰色の脳細胞」ではなく「野性の勘」で犯人を当てる派である。 コーラが大好きで、コーラを飲んでると幸せ。 ペットボトルは嫌いで、缶は許せて、瓶を愛する。 意気揚々とコンビニ店を開店したは良いが、やはりと言うべきか当然の事と表するべきか。 あっという間に経営は大赤字モードに転がりこむ。 その状況を見かねた叔父は、右子のサポートの為、探偵志望であり自分の息子を社会修行と言う名目で送り込んだのであった。 その為、現在コンビニ店の経営権は完全に右子の手から離れてしまっている。 ◇右子 http://raitokai.xrea.jp/loe/img6/migi0.png | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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