第3週目 チュウネンマートの一週間
◆日記
夕闇国のコンビニ。
それは想像していたよりもはるかに常識はずれの店舗経営だった。
「……」
店舗奥の事務所の机に手にしていた書類を放り投げてルインは天を仰いだ。規格外すぎるコンビニ……というよりもその顧客達に頭を抱えるのすらつらくなってきたのだ。
「こわい顔してんなよ、ルインちゃん」
「……」
茶化し半分に現れたフェデルタが投げ渡した缶コーヒーを受け取るとそのまま口を開けて中身を流し込んだ。独特の香りと苦味が口腔と鼻腔をくすぐる。店に出ている商品だろうがこれはなかなかいいものだな、と缶の銘柄を確認するルインに近づいてきたフェデルタが顔を覗き込んでくる。
「さすがの参謀様もお手上げか?」
「……単なる戦略を考えた所で意味を成すとは思えないからな」
フン、と鼻を鳴らして返すとルインは立ち上がりフェデルタの横を通り過ぎる。
「サボりすぎるなよ」
去り際にひとつ釘を刺してそのままルインは事務所を後にした。
「やっぱバレるか」
◆
夕闇国では時間の概念が薄い。いつまでも空は夕方の橙色と夜の藍色を混ぜ合わせたままで止まっているので空で時間の流れを把握する事は出来ないからだ。
だからこそ店舗の開店時間や閉店時間も本来の店よりずっと雑だし何なら客が来たら開ける。客が正気に返って去っていったら閉めるくらいの勢いである。
「……」
慣れた様子で店舗を片付けているのは玲瓏だ。
普通の人間ならば睡眠や食事をとらねば疲弊する所なのだが、すでに死んでいる彼にはそういったところが無いのでただでさえ年齢的に疲れやすい仲間たちの代わりにこういった所で黙々と仕事をしている事が多い。
元々喫茶店を経営していたらしい彼にしてみるとこういった店舗の清掃なんていうのは手馴れたものでもあるのだ。
「……」
「おーい、荷物来たから持ってき……」
「た」
「あ~~~~~~!!!!」
ドシン、ガシャン、ガラガラ~~!!!!
「……」
「……悪い。なんか色々割れて」
「……」
「グーは待て。お前のグーは痛い」
「……とっとと片付けろ」
「うぃっす……」
こうしてチュウネンマートの一週間は過ぎていく……。
それは想像していたよりもはるかに常識はずれの店舗経営だった。
「……」
店舗奥の事務所の机に手にしていた書類を放り投げてルインは天を仰いだ。規格外すぎるコンビニ……というよりもその顧客達に頭を抱えるのすらつらくなってきたのだ。
「こわい顔してんなよ、ルインちゃん」
「……」
茶化し半分に現れたフェデルタが投げ渡した缶コーヒーを受け取るとそのまま口を開けて中身を流し込んだ。独特の香りと苦味が口腔と鼻腔をくすぐる。店に出ている商品だろうがこれはなかなかいいものだな、と缶の銘柄を確認するルインに近づいてきたフェデルタが顔を覗き込んでくる。
「さすがの参謀様もお手上げか?」
「……単なる戦略を考えた所で意味を成すとは思えないからな」
フン、と鼻を鳴らして返すとルインは立ち上がりフェデルタの横を通り過ぎる。
「サボりすぎるなよ」
去り際にひとつ釘を刺してそのままルインは事務所を後にした。
「やっぱバレるか」
◆
夕闇国では時間の概念が薄い。いつまでも空は夕方の橙色と夜の藍色を混ぜ合わせたままで止まっているので空で時間の流れを把握する事は出来ないからだ。
だからこそ店舗の開店時間や閉店時間も本来の店よりずっと雑だし何なら客が来たら開ける。客が正気に返って去っていったら閉めるくらいの勢いである。
「……」
慣れた様子で店舗を片付けているのは玲瓏だ。
普通の人間ならば睡眠や食事をとらねば疲弊する所なのだが、すでに死んでいる彼にはそういったところが無いのでただでさえ年齢的に疲れやすい仲間たちの代わりにこういった所で黙々と仕事をしている事が多い。
元々喫茶店を経営していたらしい彼にしてみるとこういった店舗の清掃なんていうのは手馴れたものでもあるのだ。
「……」
「おーい、荷物来たから持ってき……」
「た」
「あ~~~~~~!!!!」
ドシン、ガシャン、ガラガラ~~!!!!
「……」
「……悪い。なんか色々割れて」
「……」
「グーは待て。お前のグーは痛い」
「……とっとと片付けろ」
「うぃっす……」
こうしてチュウネンマートの一週間は過ぎていく……。
STORY
店舗の運営状況はなかなかの滑り出しといったところだただ、出店に際し支払った多額の闇円を回収するにはまだまだ足りなかった
「アイディアが必要だね、アイディアが……」
金魚の知恵を絞り、さなえは売り上げデータと見つめあっていた
その時、部下の金魚から意外な報告が入る!
「社長、オリハルコン入荷しました!」
――オリハルコン、入荷できたんだ――
◆訓練
魅力の訓練をしました魅力が12上昇した
機転の訓練をしました機転が13上昇した
◆送品
◆送金
◆破棄
◆購入
おじさん達は店長おすすめのマッサージ器を1056闇円で購入した!
おじさん達はちょっとえっちな本を864闇円で購入した!
おじさん達はまるよしビールを528闇円で購入した!
◆作製
魅力マニュアル24とまるよしビールを素材にして急ぎで作った海鮮丼を作製した!
◆コンビニタイプ決定
マルチ に決定!!
◆アセンブル
スロット1に店長おすすめのマッサージ器を装備した
スロット2にちょっとえっちな本を装備した
スロット4に虚無書籍を装備した
スロット5に虚無高級品を装備した
スロット6に虚無日用品を装備した
スロット7に高級海鮮丼を装備した
スロット8に高級なお刺身を装備した
スロット10にもやしを装備した
スロット11に鸚鵡印の蒸留酒を装備した
スロット12にヴォトカを装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
ENo.9からのメッセージ>>
天月ゆきね「あっ、見てください。うちに負けず劣らず濃いコンビニが」
石深勇「えっそれってうちがあのおじ様がたくさんいる店舗とタメ張ってるってこと?!
さすがにそれは思い上がり過ぎだろ! 各自十五歳年取ってから来いよ!」
天月ゆきね「勇さんの年上趣味が発覚したところで……」
石深勇「ちっが! 違うし! あとところでじゃねえよ!」
三上十兵衛「すいませんねえ、騒がしくて。
アタシあたち、近くのコンビニの店員なんです。って言っても、この辺コンビニばっかりですけど」
天月ゆきね「狭い区画の中のライバル店舗ということになりますが、どうぞよろしくお願いいたします」
石深勇「だから、違うんだよ、マジでよぉ……」
ENo.19からのメッセージ>>
アルス「美味そうな刺身作ってんなと思って見に来たが…んだよココ、おっさんしかいねえじゃねえか。」
ENo.35からのメッセージ>>
ラン「いらっしゃいませー!」
何故かいらっしゃいませの掛け声を言いながら、女の子が入ってきたようだ。店員を気にせず、店を歩き回ったり海鮮を見ては目をキラキラさせている。ように見える。
ラン「おさしみ……」
ENo.39からのメッセージ>>
マルコフ「あれっ、もしかしなくてもフェデルタとブレイドじゃない? 奇遇だなぁ! 君たちもこの世界に来ているとは驚きだね。制服、似合ってるよ(さしみを買いながら)」
ENo.133からのメッセージ>>
店先で七色に光る尾びれの人魚がうろうろしていた。
セレーヌ「あ…あの……お邪魔します……」
セレーヌ「わ…わたし、近所に…こんびにしにきたセレーヌと申します……」
セレーヌ「その…こちらも こんびに なんですよね…。引っ越しと…お近づきのしるしにと思って…」
セレーヌ「これ…どうぞ……(そういってセレーヌは、魔王印のお饅頭セットを差し出した)」
メッセージを送信しました
>>Eno.7 >>Eno.11 >>Eno.13 >>Eno.74 >>Eno.85 >>Eno.132
天月ゆきね「あっ、見てください。うちに負けず劣らず濃いコンビニが」
石深勇「えっそれってうちがあのおじ様がたくさんいる店舗とタメ張ってるってこと?!
さすがにそれは思い上がり過ぎだろ! 各自十五歳年取ってから来いよ!」
天月ゆきね「勇さんの年上趣味が発覚したところで……」
石深勇「ちっが! 違うし! あとところでじゃねえよ!」
三上十兵衛「すいませんねえ、騒がしくて。
アタシあたち、近くのコンビニの店員なんです。って言っても、この辺コンビニばっかりですけど」
天月ゆきね「狭い区画の中のライバル店舗ということになりますが、どうぞよろしくお願いいたします」
石深勇「だから、違うんだよ、マジでよぉ……」
ENo.19からのメッセージ>>
アルス「美味そうな刺身作ってんなと思って見に来たが…んだよココ、おっさんしかいねえじゃねえか。」
ENo.35からのメッセージ>>
ラン「いらっしゃいませー!」
何故かいらっしゃいませの掛け声を言いながら、女の子が入ってきたようだ。店員を気にせず、店を歩き回ったり海鮮を見ては目をキラキラさせている。ように見える。
ラン「おさしみ……」
ENo.39からのメッセージ>>
マルコフ「あれっ、もしかしなくてもフェデルタとブレイドじゃない? 奇遇だなぁ! 君たちもこの世界に来ているとは驚きだね。制服、似合ってるよ(さしみを買いながら)」
ENo.133からのメッセージ>>
店先で七色に光る尾びれの人魚がうろうろしていた。
セレーヌ「あ…あの……お邪魔します……」
セレーヌ「わ…わたし、近所に…こんびにしにきたセレーヌと申します……」
セレーヌ「その…こちらも こんびに なんですよね…。引っ越しと…お近づきのしるしにと思って…」
セレーヌ「これ…どうぞ……(そういってセレーヌは、魔王印のお饅頭セットを差し出した)」
メッセージを送信しました
>>Eno.7 >>Eno.11 >>Eno.13 >>Eno.74 >>Eno.85 >>Eno.132
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 2305
貢献補正 2%
マルチ補正 5%
行動順報酬!! 16%
合計闇円収入2862
商品販売数 9個
◆経験値が29増加しました……
◆体力が15増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献補正 2%
マルチ補正 5%
行動順報酬!! 16%
合計闇円収入2862
商品販売数 9個
◆経験値が29増加しました……
◆体力が15増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
おじさん達は大量消費社会28を入手した!
おじさん達は日々の挨拶28を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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とある世界で頑張る6人の中年冒険者達が気付いたらコンビニを経営していた!まるで接客向きではないおじさん達が奮闘するハートフルコンビニストーリー!! ヴァンデル 額から顔にかけて傷のあるおじさん。 目付きは悪いが気は優しい。おじさん達のリーダー的存在。真面目に接客を行うのだが、子供にはその見た目から怖がられる事が多くてそのたびに地味に凹んでいる。 フェデルタ 顔にやけどのあるおじさん。 常にだるそうでやる気がない為ほかのおじさん達に怒られる。それでもめげず(?)にサボっては店の裏でタバコを吸ったりしている。 バルト 眼帯をしてるおじさん。 わりと一生懸命働くが力があり余ってミスをする。また、悪ふざけをすぐしたがる心は永遠の少年。声がでかく、レジにやってきた客が時々耐え切れずに耳をふさぐ事も。 ルイン 眼鏡の若いおじさん。 コンビニ運営を一任されたおじさん達の参謀的存在。個性の強すぎるおじさん達をまとめあげ(られているかどうかは定かではない)ながら頑張っているがいつも頭を抱える事案があってつらい日々を過ごしている。 そのせいなのか常に眉間に皺が寄っている事が多い。 玲瓏 ゾンビの若いおじさん。 生前に料理人をしていた事もあって店内の揚げ物なんかを担当したりしている。 ゾンビだが防腐剤を注入したり解毒の魔法を応用たりで衛生面対策済みなの食糧を扱ってもで安心。ピンクのゴム手袋を愛用している。 ブレイド ほほ傷のあるおじさん。 おじさん達の中でも柔らかな物腰の為接客を主に担当している。わりと常識的なので、ルインに何かと頼られる事が多いがどちらかといえば愚痴聞き役になっていることのほうが多い。地味に苦労しているタイプ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
_0_1_2_3_4_5_6_7 _8_9101112131415 1617181920212223 |
店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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