第3週目 セシルス・ロズの一週間
◆日記
橙の空、金魚のマーク、年中無休の看板、そして山積みされた本。そんな空間で少女はだらだらと本を本棚から抜いては少し見て、すぐ元の位置に戻す。店主の青年はは今日も机で本を読んでいる。他には誰もいない、そんな平和な空間。時が止まっても誰も気が付かないような。そんな平和な時間。
ラン「しっかしまさか旅先でロズに会うとはほんと……わざとなの?また監視してたから?」
ロズ「うーんお客様、今回僕は偶然に巻き込まれただけなので、偶然ですね。」
しかしここはコンビニだ。アクシデントがあったら店主は満足のいく答えを出すのが、コンビニの鉄則である。
ラン「あー、この本解説貼ってない」
ロズ「あ、ありがとうございます。えーーと……机の上にありましたね。外れたのでしょうか?」
店主はとある紙をもって机を立つと、少女の持っていた本の背表紙に、メモのようなものを貼った。
ロズ「……よっと、これでよし。」
『寓話本です。一話一話構成で終わる寓話本が多いですが、こちらの寓話本は一話で終わりつつも主人公が一貫であり、そして成長しています。勿論話ごとにテーマもありますので、どこから読んでも楽しめるつくりとなっております。』
題名も定かではない本も多いのだが、何故かこの本のほぼすべてに値段と概要が店主により貼られている。剥がせるタイプらしく、内容のネタばれはあまりないので安心設計である。
ロズ「はい、どうぞ」
ラン「これはロズが書いたの?」
ロズ「そうですけど、どうしました?」
無邪気な笑みは消え、少女はそっと本を本棚に戻す。
ロズ「あれ、お客様読まないのですか?面白いですよ。」
ラン「……あんたの本はもう大体何なのかわかってるからよ。しかもどうせまた実在人物なんでしょう?」
店主は肯定の意を示す。
ラン「はあ……趣味悪。しかもさ……私まで公表されるとは全く思わなかったよ!!え?許した覚えないんだけど?」
ロズ「えー、でも金魚の方からの依頼ですし。」
ラン「…………」
少女は言葉を失った。
ロズ「お客様が、対価が足りないと感じたなら、泊まるとこぐらいなら貸しますよ。遊んであげてもいいですし。」
ラン「お客様扱いまだされてるのね……遊び?あー、遊びかー……。いや……いいや。ロズお兄ちゃんはつまんないもん。もういいやなんもいらない!」
そう店主へと向ければと少女は床におきっぱになっていたリュックを背負い、出口へと向かう。
ロズ「お帰りになられるのですか?」
ラン「まあ、そもそも本がたくさんあるのはむずむずするし、遊びながら旅でもしてくるね!っあそうだ!ここに死霊術師は!?」
ロズ「まだ言っているんですね。人は死んだら終わりですよ。面白いので見ていますね。」
ラン「そうだった……あんたに聞くのは駄目だったんだった……」
ラン「……うん、じゃあなんでもない。さよなら!今度はロズ君とは会わないようにしたいな!」
ロズ「ありがとうございましたーまたお越しくださいませー。」
ラン「来ないって言った!!!」
騒がしいお客様が去った後……店主はまた静かに本を読むのであった。そんな平和な時間。
――――――
悪魔と悪魔の子
前章その1
昔々あるところに、とある悪魔がありました。
悪魔はとてもひどいので、悪魔はみんなに恐れられていましたし、悪魔もみんなを恐れさせていました。
そんなとき、一人の男と、一人の女が子供に恵まれない姿を悪魔は発見しました。
悪魔はにやりと笑っていいました
『どうだ、子供がほしいなら作ってやろうか。私を使えばいい。』
二人は喜んで、悪魔を使って子どもを作り、親になりました。
そして生まれた子は、まさに悪魔のような子なのでした。
皆が苦しんでいるのを、飴玉をなめて喜びました。
いつも両親にわがままを言いました
人が死んだら笑いました。
悪魔を綺麗だと言いました
それでも両親は喜びました。可愛い子供だと可愛がりました。
悪魔の子が7歳の誕生日を迎える時
悪魔の子「いもうとがほしい」
と言ったのでした。
両親は子供に恵まれませんでしたが、なんとか妹を作ろうと悪魔にお願いしました。
悪魔は言いました
『面白い、ならば彼望みの妹を作ってやろう。』
そして生まれたのは怪物でした。
両親は怪物に襲われて死んでしまいました。
でも悪魔の子は気にしませんでした。
そしてすべてを捨てました。
悪魔は悪いもので、言うことを聞いてはいけないのです。
前章その2
昔々あるところに、悪魔の子がいました。
お父さんもお母さんも知りませんでしたが、とある魔法使いに拾われました。
魔法使いは悪魔を倒すのをお手伝いするお仕事をしていて、悪魔の子に魔法の才能があることも分かり、育てることにしました。
でも悪魔の子は言うことを聞きません。いいつけを破って何度も悪魔と仲良くしようとたくらみました。
駄目だと何度も言いましたが、わかりませんでしたので、魔法使いは困り果てていました。
魔法使いが「悪魔は悪いもの」だと言われても分かりません。
悪魔の子「だってきれいだよ。」
「僕、悪魔とお友達になるんだ」
そう言ってきかないのでした。
こんな子では外に出すこともできません。
ある日、困り果てていた魔法使いがお買い物に行ったすきを見計らい、悪魔が魔法使いの家に現れたのでした。
『ならば友達になってやろうか』
と。
友達になろう。悪魔の子が手を伸ばした瞬間、この世界のいけないことがすべて襲ってきたのです。
痛みと苦しみと絶望と。すべて。
悪魔の子は気を失ってしまいました。
悪魔は言いました。
『そんなので友達になろうだなんて、笑わせる』
そして去って行ってしまいました。
帰ってきた魔法使いは悪魔の子が倒れているのを見て、助け出します。
その時から悪魔の子は良い子になりました。いうことを聞いて、ちゃんと魔法も勉強します。とてもいい子になりました。
悪魔の子「だってみんなが言ってるのだから。悪魔は悪いものだと。」
ラン「しっかしまさか旅先でロズに会うとはほんと……わざとなの?また監視してたから?」
ロズ「うーんお客様、今回僕は偶然に巻き込まれただけなので、偶然ですね。」
しかしここはコンビニだ。アクシデントがあったら店主は満足のいく答えを出すのが、コンビニの鉄則である。
ラン「あー、この本解説貼ってない」
ロズ「あ、ありがとうございます。えーーと……机の上にありましたね。外れたのでしょうか?」
店主はとある紙をもって机を立つと、少女の持っていた本の背表紙に、メモのようなものを貼った。
ロズ「……よっと、これでよし。」
『寓話本です。一話一話構成で終わる寓話本が多いですが、こちらの寓話本は一話で終わりつつも主人公が一貫であり、そして成長しています。勿論話ごとにテーマもありますので、どこから読んでも楽しめるつくりとなっております。』
題名も定かではない本も多いのだが、何故かこの本のほぼすべてに値段と概要が店主により貼られている。剥がせるタイプらしく、内容のネタばれはあまりないので安心設計である。
ロズ「はい、どうぞ」
ラン「これはロズが書いたの?」
ロズ「そうですけど、どうしました?」
無邪気な笑みは消え、少女はそっと本を本棚に戻す。
ロズ「あれ、お客様読まないのですか?面白いですよ。」
ラン「……あんたの本はもう大体何なのかわかってるからよ。しかもどうせまた実在人物なんでしょう?」
店主は肯定の意を示す。
ラン「はあ……趣味悪。しかもさ……私まで公表されるとは全く思わなかったよ!!え?許した覚えないんだけど?」
ロズ「えー、でも金魚の方からの依頼ですし。」
ラン「…………」
少女は言葉を失った。
ロズ「お客様が、対価が足りないと感じたなら、泊まるとこぐらいなら貸しますよ。遊んであげてもいいですし。」
ラン「お客様扱いまだされてるのね……遊び?あー、遊びかー……。いや……いいや。ロズお兄ちゃんはつまんないもん。もういいやなんもいらない!」
そう店主へと向ければと少女は床におきっぱになっていたリュックを背負い、出口へと向かう。
ロズ「お帰りになられるのですか?」
ラン「まあ、そもそも本がたくさんあるのはむずむずするし、遊びながら旅でもしてくるね!っあそうだ!ここに死霊術師は!?」
ロズ「まだ言っているんですね。人は死んだら終わりですよ。面白いので見ていますね。」
ラン「そうだった……あんたに聞くのは駄目だったんだった……」
ラン「……うん、じゃあなんでもない。さよなら!今度はロズ君とは会わないようにしたいな!」
ロズ「ありがとうございましたーまたお越しくださいませー。」
ラン「来ないって言った!!!」
騒がしいお客様が去った後……店主はまた静かに本を読むのであった。そんな平和な時間。
――――――
悪魔と悪魔の子
前章その1
昔々あるところに、とある悪魔がありました。
悪魔はとてもひどいので、悪魔はみんなに恐れられていましたし、悪魔もみんなを恐れさせていました。
そんなとき、一人の男と、一人の女が子供に恵まれない姿を悪魔は発見しました。
悪魔はにやりと笑っていいました
『どうだ、子供がほしいなら作ってやろうか。私を使えばいい。』
二人は喜んで、悪魔を使って子どもを作り、親になりました。
そして生まれた子は、まさに悪魔のような子なのでした。
皆が苦しんでいるのを、飴玉をなめて喜びました。
いつも両親にわがままを言いました
人が死んだら笑いました。
悪魔を綺麗だと言いました
それでも両親は喜びました。可愛い子供だと可愛がりました。
悪魔の子が7歳の誕生日を迎える時
悪魔の子「いもうとがほしい」
と言ったのでした。
両親は子供に恵まれませんでしたが、なんとか妹を作ろうと悪魔にお願いしました。
悪魔は言いました
『面白い、ならば彼望みの妹を作ってやろう。』
そして生まれたのは怪物でした。
両親は怪物に襲われて死んでしまいました。
でも悪魔の子は気にしませんでした。
そしてすべてを捨てました。
悪魔は悪いもので、言うことを聞いてはいけないのです。
前章その2
昔々あるところに、悪魔の子がいました。
お父さんもお母さんも知りませんでしたが、とある魔法使いに拾われました。
魔法使いは悪魔を倒すのをお手伝いするお仕事をしていて、悪魔の子に魔法の才能があることも分かり、育てることにしました。
でも悪魔の子は言うことを聞きません。いいつけを破って何度も悪魔と仲良くしようとたくらみました。
駄目だと何度も言いましたが、わかりませんでしたので、魔法使いは困り果てていました。
魔法使いが「悪魔は悪いもの」だと言われても分かりません。
悪魔の子「だってきれいだよ。」
「僕、悪魔とお友達になるんだ」
そう言ってきかないのでした。
こんな子では外に出すこともできません。
ある日、困り果てていた魔法使いがお買い物に行ったすきを見計らい、悪魔が魔法使いの家に現れたのでした。
『ならば友達になってやろうか』
と。
友達になろう。悪魔の子が手を伸ばした瞬間、この世界のいけないことがすべて襲ってきたのです。
痛みと苦しみと絶望と。すべて。
悪魔の子は気を失ってしまいました。
悪魔は言いました。
『そんなので友達になろうだなんて、笑わせる』
そして去って行ってしまいました。
帰ってきた魔法使いは悪魔の子が倒れているのを見て、助け出します。
その時から悪魔の子は良い子になりました。いうことを聞いて、ちゃんと魔法も勉強します。とてもいい子になりました。
悪魔の子「だってみんなが言ってるのだから。悪魔は悪いものだと。」
STORY
店舗の運営状況はなかなかの滑り出しといったところだただ、出店に際し支払った多額の闇円を回収するにはまだまだ足りなかった
「アイディアが必要だね、アイディアが……」
金魚の知恵を絞り、さなえは売り上げデータと見つめあっていた
その時、部下の金魚から意外な報告が入る!
「社長、オリハルコン入荷しました!」
――オリハルコン、入荷できたんだ――
◆訓練
魅力の訓練をしました魅力が10上昇した
魅力の訓練をしました魅力が11上昇した
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
魅力の訓練をしました経験値が足りない
笑顔の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
◆購入
ロズは夕闇紅茶を480闇円で購入した!
ロズは聖書(天使のプロマイド付き)を864闇円で購入した!
ロズは掠れた背表紙の本を864闇円で購入した!
◆作製
夕闇紅茶と時代の風24を素材にして我が蒼薔薇と人生を作製した!
◆コンビニタイプ決定
ホワイト に決定!!
◆アセンブル
スロット1に虚無飲食物を装備した
スロット2に虚無酒類を装備した
スロット3に虚無雑誌を装備した
スロット4に虚無書籍を装備した
スロット5に聖書(天使のプロマイド付き)を装備した
スロット6に虚無日用品を装備した
スロット7にあおと奇跡の冒険譚!第6巻を装備した
スロット8に悪魔と悪魔の子を装備した
スロット10にカール・ウィックマン『孤立と表象』を装備した
スロット11に水神クアタトを装備した
スロット12に格安ビジネス書籍を装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
悪魔と悪魔の子をアイコン変更した!
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メッセージ
ENo.76からのメッセージ>>
(小さな女の子がやってきた。その手に、緑の細長いぬいぐるみのようなものと、「あおと奇跡の冒険譚!第6巻」を抱えている)
アプリ「……………。(しかし女の子は喋らない。恥ずかしそうに視線を逸らして、手にしたぬいぐるみを本をぎゅうぎゅう抱きしめている)」
緑のぬいぐるみ「……くるしい…力ゆるめろアプリ……(緑のぬいぐるみのようなものが喋りだした!)」
緑のぬいぐるみ「…突然すまねえ…。前回のマーケットでこの本買ったんだがよ…コイツがえらく気に入ったみたいでさ。続きとか…前の巻とかあったら譲ってもらいたいんだけど。」
メッセージを送信しました
>>Eno.19 >>Eno.15 >>Eno.57 >>Eno.91
(小さな女の子がやってきた。その手に、緑の細長いぬいぐるみのようなものと、「あおと奇跡の冒険譚!第6巻」を抱えている)
アプリ「……………。(しかし女の子は喋らない。恥ずかしそうに視線を逸らして、手にしたぬいぐるみを本をぎゅうぎゅう抱きしめている)」
緑のぬいぐるみ「……くるしい…力ゆるめろアプリ……(緑のぬいぐるみのようなものが喋りだした!)」
緑のぬいぐるみ「…突然すまねえ…。前回のマーケットでこの本買ったんだがよ…コイツがえらく気に入ったみたいでさ。続きとか…前の巻とかあったら譲ってもらいたいんだけど。」
メッセージを送信しました
>>Eno.19 >>Eno.15 >>Eno.57 >>Eno.91
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 1640
貢献補正 3.49%
行動順報酬!! 19%
合計闇円収入2019
商品販売数 1個
◆経験値が21増加しました……
◆体力が24増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献補正 3.49%
行動順報酬!! 19%
合計闇円収入2019
商品販売数 1個
◆経験値が21増加しました……
◆体力が24増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
ロズは魅了マニュアル28を入手した!
ロズはやる気ノート28を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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『誰もいないはずの小屋の中で、声がした。本を読む顔を上げると、金魚が目の前にふわり、と浮いていた。僕は金魚に問いかけた。「どんなご依頼でしょうか?」』 年齢:23? 性別:男 身長:165cm とある事件で不老不死になってしまい、とある目的の為にいろんな世界を渡っている人間。外見は少年のそれであり、年齢を聞かれれば不老不死になった23歳を名乗る。 丁寧な物腰で、空気の読めない言動。それを天然と呼んだのかもしれない。 夕闇国に来たのは偶然、金魚に出会ったのも偶然。だが金魚がオーナーになってくれるかと問うたのはきっと必然であり、そして彼ができる「依頼」に答えたのも必然であった。 本が好きである。 依頼業以外の営業の経験のない彼は、コンビニとは名ばかりの、24時間営業本屋を作った。24時間彼一人で見張っている。彼は寝なくても大丈夫。死ぬことはないのだから。 彼は物語を書いている。でも「現実は小説より奇なり」とよく言ったものだ。 ラン(アイコン16~) 年齢:8? 性別:女 身長:135cm 《あおと奇跡の冒険譚!》シリーズに登場する人物。主人公。 ……ないし、モデルにされた実在する人物。 自分からこの世界にやってきた。明るく騒がしい人物。 店員ではないが、店主のロズと親交がある。仲はあまり良くない。 えのぐという魔法的存在であることをさっそくばらされてご不満のようだが、夕闇国でいろいろ物を買ったりしている。コンビニではないどっかで働いているので金はある。 (アイコン6と7はやきうどんさんに描いていただきました!ありがとうございます!) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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