第5週目 アルカールカ水族館夕闇国支店の一週間
◆日記
朝から身体が重かったのは、よく覚えている。この世界では、ひどく曖昧な時間が流れていると思ったのも、覚えている。
一週間。一週間はほんとうに自分らのよく知る一週間なのだろうか?そう思うことすらある。そうして辿り着いた、日の傾いたままの世界の、自分たちの店で。それを改めて実感することになった。
「リンジーおっそーい。遅刻じゃない?」
「……は?」
「いやは?じゃなくてさあ、寝癖ひどいよ?寝坊か?あっいや天パか。悪い悪い」
露骨な嫌な顔をしたところで、タカミネには効きやしないのだ。そもそも今のは嫌悪ではなく、疑問の声だ。訂正するのも惜しい。
視線を遣る。ノアもいる。ジョン・ブラックもいる。いるには、いるけれど。
皆が皆、昨日までの姿ではなかったのだ。
「……」
「寝ぼけてるなら顔洗ってきたらどうですかねリンジーさん」
「そうする……」
「そもそも大丈夫か?顔色悪いよ?」
一言で言えば、みな老けた。年を食った。
ついぞこないだまで若い――と言っても20代後半の男たちとついでに人魚で占められていたはずの店は、一気に中年で埋められてしまった。どこぞの別店舗といい勝負だ。そしてそれは、自分も等しく同様に、そうだった。
「――どういうことだ……?」
トイレの洗面台、鏡の中の自分は、ひどくやつれているように見えた。何かに疲れ切っていて、どこからか逃げ出したくて、それでも逃げ出せない顔。逃げ出す訳にはいかない顔。
思考する時間が欲しかった。このどうしようもなくわからない世界の、ふざけきった現象を思考する時間が欲しい。そうしている間にも、店舗の方ではこれからの準備が進められている。ひとが押し寄せてくる前に、店のものをああでもないこうでもないと並び替えて、少しでも多くのものを買わせるための。リンジーが一人で放り出されたら、とてもじゃないけどそんなことできる気はしなかったし、四人と二匹でよかったと切実に思っている。それはそれとして、今の状況は別問題だ。
「……そ、そうだ、」
もしかすると、だ。この謎のコンビニに集まってきたときからそうではないかと思っていたことが、本当にそうなのかもしれない。
そう思って、あるいはそう思えて、ようやく外に出て行く決心がついた。たとえばもし【自分だけが】そうだとしたら、これ以上続けていたくはないし、【自分以外にも】いるのなら、あるいは。
ジョンの眼前にいる子供の人魚は、もうすっかりみかんの段ボールに収まるには苦しくなっていた。みかんもてつだうよ!と言って聞かないので、軽いものを一緒に運んでもらっている。
記憶にはない姿だった。けどこれが、順当に進んだ姿なのだろうと、どこかで確信していた。自分などいなくとも、あの子はここまで大きくなるだろう。そしていずれ、自分のことなど忘れていくのだ。人と人魚の寿命は、あまりにも違いすぎる。男が5回ほど生まれて死んだって、人魚はまだ一回目の生を生きている。
「……みかん。重くないか?」
「んーん!ぜんぜん!ちょーよゆー!」
よく喋るようにもなったし、よく動き回るようにもなった。初めてこの子の説明をされたとき、人見知りをするなんて言われて、自分が拒まれたら笑うしかないな、と思っていた。――そうだ。自分の子。それは、遺伝子検査までやらされて、確定している。それでも自分は、この子のことを、ほとんど知らない。自分の手元にもいないし、置ける価値があるとも思っていない。自分よりずっとこの子の――人魚のことを識っている、彼らの下にあるのが、一番彼女らが幸せなはずなのだ。
「そっか……」
「どしたの?みかんなんかもつ?」
「いいや」
目的の場所に荷物が置かれる。倣って持ってきた荷物を置いた幼魚を、空いた両腕で持ち上げる。運んできた荷物よりずっと重いが、それでも苦痛には思わない。なによりも守りたい(――守る資格など無いことは分かっているが)いのち。
「大きくなったなあ、ローラ」
もはや誰も呼ばなくなった名前で。
穏やかな声が、子供の人魚を呼んだ。
「! んへへー」
ロールランジュメルフルール。それがみかんの本当の名前だ。みかんと呼ばれるようになったのは、タカミネがみかんの髪の色を見て、みかんみてーだなと言ったからだ。……と、聞いた。ベルテットメルフルールがベルと呼ばれるように、ロールランジュメルフルールはローラと呼ばれるはずだった。
今ではすっかり、アルカールカではみかん呼びのほうが定着してしまっている。人懐っこいがおとなしく人の言うことを聞き、ちょっと人見知りをする。笑うとベルに似てかわいい。
「ほんとに。――ほんとに、大きくなったなあ」
「おとーさんみかんおもい?おもいか?」
「ううん、重くない」
「ほんと?タカミネいつもみかんのことおもてえっていう」
記憶にある重さの何倍かに大きくなった子供は、誰かに似てよく喋る。
けど、それは、自分ではない。違う世界に生きているからだ。水族館とそれ以外。人間と人魚。それを繋いでいたのは、水族館だ。それも、アクリルガラスで隔てられていたはずだったのだ。
――それを乗り越えたのは。乗り越えてきたのは。乗り越えさせたのは。
「ほんとだって」
「そっかあ」
考えることを、やめる。
今はこのあたたかい、不思議な箱【コンビニ】の中にいさせてほしい。
ここならきっと誰も苦しい思いをしなくて、寒い思いもしないのだ。雪の降っていたあの日も、すべてを投げ出したあの日も、今だけなら無に帰ってくれる。確かにそう思ったのだ。
「おっきくなったなあ」
「にどめだあ」
「そのくらいびっくりしたんだ」
小さな手が、首に回されてくる。そのままぎゅっと抱きついてくる幼魚の魚臭さは、全く気にならなかった。自分のほうが煙草臭くはないかと、心配するほどだった。
「あ」
「ん?」
「リンジーだ」
幼魚が見ている方向に身体を向ける。何度か見たことがある男は、知らない姿で立っている。癖っ毛がそのままなおかげでなんとか判別はつくが、その程度にしか覚えていなかった。こちらに来てから随分と嫌われていたことが分かって、とにかく居づらくてたまらなかったのだが。
「ああ、えっと……何かありました?」
「いや。ちょっとみかんを借りて行きたかったんだが、邪魔するわけにも行かないしなと」
「いや、おかまいなく。もう十分なくらいで……俺なんかがこんなに一緒にいられるなんて、ほんとうに夢みたいだ」
抱えられたままの幼魚をそのまま飼育員の方へ受け渡すと、ジョンは最後にみかんの頭をわしゃわしゃと撫でた。何度も、何かを惜しむように。
不思議そうな顔で見上げてくるみかんに笑いかける姿は、どうしようもなく父親だった。
「……何だ。最後の別れみたいに」
「いやあ、まあ……客の相手してる最中なんか、こんなことできないじゃないですか」
「それはそうだが」
違和感。
僅かなそれをかき消すように、無邪気な声で幼魚が笑う。
「おわったらまたぎゅーできるよ」
「……そうだな。そしたらまたお父さんのところでも行って来い、俺じゃなくて」
それじゃあ俺は先に戻ってますね、という声を聞きながら、リンジーは腕の中のみかんに目を落とした。
知っている姿だ。知っているも何も、リンジーはみかんが生まれたときだって知っているし、別の水族館に行ってからだって、タカミネとは密に連絡を取り合っていたし、――そう、今日から一人だけパーカーじゃないのは、その別の水族館の制服だから、なんだろうけれど、ひどい疎外感がある。確かにこの歳の自分はまだあの水族館にいたが。
「はあ……」
「……リンジー?だいじょうぶ?」
――誰もいない会議室。膝の上においたパソコン。すんすん泣いていた幼魚。
「――ッ。……ああ、うん……」
嫌なことを“思い出して”、一呼吸置いた。
それこそ全身の毛が逆立つかと思ったくらいには、もう二度とやりたくはないことだった。あれはもう悲劇としか呼べない。その引き金がセットそれたのはもう何年も前で、それさえなければきっとあんなことは起こらず、いや先に誰かが犠牲になっていたのだろうか?
分からない。分かりたくはない。知りたくない。今知りたいことは別にある。
数度深呼吸して、嫌な記憶を頭の外に追い出して、ゆっくりと歩みを進めながら。ずっと思っていたことを、問いかけることにする。
「みかん。ひとつ、聞いていいか」
「うん!いいよ」
純粋無垢な藍色の瞳が覗き込んでくる。先程までいた男と、同じ色の目。
「みかんは……みかんは、覚えているか?」
「なにを?」
「……俺と一緒に、タカミネの家に行ったこと」
きょとんとした顔だった。なんでそんなことを聞くのだろうと言いたげな顔で、睨むように見てくる。それから当然だと言わんばかりの返事が返ってきた。
「おぼえてるよ!どれ?」
「――いや。いい、十分だ」
頭を切り替えていく。問いかけの時間は終わりだ。押し寄せる得体の知れない客に備えなければならない。人付き合いはもともと苦手なのもあって、えらく精神を使うのだ。
どこか不服そうな顔のみかんを地面に下ろしてやってから、軽く肩を叩く。
「さあ。準備をしよう、みかんも手伝ってくれな」
「……。……うん。リンジー、無理はだめだよ」
その笑顔は、確かに見たことがあった。どこかで。
一週間。一週間はほんとうに自分らのよく知る一週間なのだろうか?そう思うことすらある。そうして辿り着いた、日の傾いたままの世界の、自分たちの店で。それを改めて実感することになった。
「リンジーおっそーい。遅刻じゃない?」
「……は?」
「いやは?じゃなくてさあ、寝癖ひどいよ?寝坊か?あっいや天パか。悪い悪い」
露骨な嫌な顔をしたところで、タカミネには効きやしないのだ。そもそも今のは嫌悪ではなく、疑問の声だ。訂正するのも惜しい。
視線を遣る。ノアもいる。ジョン・ブラックもいる。いるには、いるけれど。
皆が皆、昨日までの姿ではなかったのだ。
「……」
「寝ぼけてるなら顔洗ってきたらどうですかねリンジーさん」
「そうする……」
「そもそも大丈夫か?顔色悪いよ?」
一言で言えば、みな老けた。年を食った。
ついぞこないだまで若い――と言っても20代後半の男たちとついでに人魚で占められていたはずの店は、一気に中年で埋められてしまった。どこぞの別店舗といい勝負だ。そしてそれは、自分も等しく同様に、そうだった。
「――どういうことだ……?」
トイレの洗面台、鏡の中の自分は、ひどくやつれているように見えた。何かに疲れ切っていて、どこからか逃げ出したくて、それでも逃げ出せない顔。逃げ出す訳にはいかない顔。
思考する時間が欲しかった。このどうしようもなくわからない世界の、ふざけきった現象を思考する時間が欲しい。そうしている間にも、店舗の方ではこれからの準備が進められている。ひとが押し寄せてくる前に、店のものをああでもないこうでもないと並び替えて、少しでも多くのものを買わせるための。リンジーが一人で放り出されたら、とてもじゃないけどそんなことできる気はしなかったし、四人と二匹でよかったと切実に思っている。それはそれとして、今の状況は別問題だ。
「……そ、そうだ、」
もしかすると、だ。この謎のコンビニに集まってきたときからそうではないかと思っていたことが、本当にそうなのかもしれない。
そう思って、あるいはそう思えて、ようやく外に出て行く決心がついた。たとえばもし【自分だけが】そうだとしたら、これ以上続けていたくはないし、【自分以外にも】いるのなら、あるいは。
ジョンの眼前にいる子供の人魚は、もうすっかりみかんの段ボールに収まるには苦しくなっていた。みかんもてつだうよ!と言って聞かないので、軽いものを一緒に運んでもらっている。
記憶にはない姿だった。けどこれが、順当に進んだ姿なのだろうと、どこかで確信していた。自分などいなくとも、あの子はここまで大きくなるだろう。そしていずれ、自分のことなど忘れていくのだ。人と人魚の寿命は、あまりにも違いすぎる。男が5回ほど生まれて死んだって、人魚はまだ一回目の生を生きている。
「……みかん。重くないか?」
「んーん!ぜんぜん!ちょーよゆー!」
よく喋るようにもなったし、よく動き回るようにもなった。初めてこの子の説明をされたとき、人見知りをするなんて言われて、自分が拒まれたら笑うしかないな、と思っていた。――そうだ。自分の子。それは、遺伝子検査までやらされて、確定している。それでも自分は、この子のことを、ほとんど知らない。自分の手元にもいないし、置ける価値があるとも思っていない。自分よりずっとこの子の――人魚のことを識っている、彼らの下にあるのが、一番彼女らが幸せなはずなのだ。
「そっか……」
「どしたの?みかんなんかもつ?」
「いいや」
目的の場所に荷物が置かれる。倣って持ってきた荷物を置いた幼魚を、空いた両腕で持ち上げる。運んできた荷物よりずっと重いが、それでも苦痛には思わない。なによりも守りたい(――守る資格など無いことは分かっているが)いのち。
「大きくなったなあ、ローラ」
もはや誰も呼ばなくなった名前で。
穏やかな声が、子供の人魚を呼んだ。
「! んへへー」
ロールランジュメルフルール。それがみかんの本当の名前だ。みかんと呼ばれるようになったのは、タカミネがみかんの髪の色を見て、みかんみてーだなと言ったからだ。……と、聞いた。ベルテットメルフルールがベルと呼ばれるように、ロールランジュメルフルールはローラと呼ばれるはずだった。
今ではすっかり、アルカールカではみかん呼びのほうが定着してしまっている。人懐っこいがおとなしく人の言うことを聞き、ちょっと人見知りをする。笑うとベルに似てかわいい。
「ほんとに。――ほんとに、大きくなったなあ」
「おとーさんみかんおもい?おもいか?」
「ううん、重くない」
「ほんと?タカミネいつもみかんのことおもてえっていう」
記憶にある重さの何倍かに大きくなった子供は、誰かに似てよく喋る。
けど、それは、自分ではない。違う世界に生きているからだ。水族館とそれ以外。人間と人魚。それを繋いでいたのは、水族館だ。それも、アクリルガラスで隔てられていたはずだったのだ。
――それを乗り越えたのは。乗り越えてきたのは。乗り越えさせたのは。
「ほんとだって」
「そっかあ」
考えることを、やめる。
今はこのあたたかい、不思議な箱【コンビニ】の中にいさせてほしい。
ここならきっと誰も苦しい思いをしなくて、寒い思いもしないのだ。雪の降っていたあの日も、すべてを投げ出したあの日も、今だけなら無に帰ってくれる。確かにそう思ったのだ。
「おっきくなったなあ」
「にどめだあ」
「そのくらいびっくりしたんだ」
小さな手が、首に回されてくる。そのままぎゅっと抱きついてくる幼魚の魚臭さは、全く気にならなかった。自分のほうが煙草臭くはないかと、心配するほどだった。
「あ」
「ん?」
「リンジーだ」
幼魚が見ている方向に身体を向ける。何度か見たことがある男は、知らない姿で立っている。癖っ毛がそのままなおかげでなんとか判別はつくが、その程度にしか覚えていなかった。こちらに来てから随分と嫌われていたことが分かって、とにかく居づらくてたまらなかったのだが。
「ああ、えっと……何かありました?」
「いや。ちょっとみかんを借りて行きたかったんだが、邪魔するわけにも行かないしなと」
「いや、おかまいなく。もう十分なくらいで……俺なんかがこんなに一緒にいられるなんて、ほんとうに夢みたいだ」
抱えられたままの幼魚をそのまま飼育員の方へ受け渡すと、ジョンは最後にみかんの頭をわしゃわしゃと撫でた。何度も、何かを惜しむように。
不思議そうな顔で見上げてくるみかんに笑いかける姿は、どうしようもなく父親だった。
「……何だ。最後の別れみたいに」
「いやあ、まあ……客の相手してる最中なんか、こんなことできないじゃないですか」
「それはそうだが」
違和感。
僅かなそれをかき消すように、無邪気な声で幼魚が笑う。
「おわったらまたぎゅーできるよ」
「……そうだな。そしたらまたお父さんのところでも行って来い、俺じゃなくて」
それじゃあ俺は先に戻ってますね、という声を聞きながら、リンジーは腕の中のみかんに目を落とした。
知っている姿だ。知っているも何も、リンジーはみかんが生まれたときだって知っているし、別の水族館に行ってからだって、タカミネとは密に連絡を取り合っていたし、――そう、今日から一人だけパーカーじゃないのは、その別の水族館の制服だから、なんだろうけれど、ひどい疎外感がある。確かにこの歳の自分はまだあの水族館にいたが。
「はあ……」
「……リンジー?だいじょうぶ?」
――誰もいない会議室。膝の上においたパソコン。すんすん泣いていた幼魚。
「――ッ。……ああ、うん……」
嫌なことを“思い出して”、一呼吸置いた。
それこそ全身の毛が逆立つかと思ったくらいには、もう二度とやりたくはないことだった。あれはもう悲劇としか呼べない。その引き金がセットそれたのはもう何年も前で、それさえなければきっとあんなことは起こらず、いや先に誰かが犠牲になっていたのだろうか?
分からない。分かりたくはない。知りたくない。今知りたいことは別にある。
数度深呼吸して、嫌な記憶を頭の外に追い出して、ゆっくりと歩みを進めながら。ずっと思っていたことを、問いかけることにする。
「みかん。ひとつ、聞いていいか」
「うん!いいよ」
純粋無垢な藍色の瞳が覗き込んでくる。先程までいた男と、同じ色の目。
「みかんは……みかんは、覚えているか?」
「なにを?」
「……俺と一緒に、タカミネの家に行ったこと」
きょとんとした顔だった。なんでそんなことを聞くのだろうと言いたげな顔で、睨むように見てくる。それから当然だと言わんばかりの返事が返ってきた。
「おぼえてるよ!どれ?」
「――いや。いい、十分だ」
頭を切り替えていく。問いかけの時間は終わりだ。押し寄せる得体の知れない客に備えなければならない。人付き合いはもともと苦手なのもあって、えらく精神を使うのだ。
どこか不服そうな顔のみかんを地面に下ろしてやってから、軽く肩を叩く。
「さあ。準備をしよう、みかんも手伝ってくれな」
「……。……うん。リンジー、無理はだめだよ」
その笑顔は、確かに見たことがあった。どこかで。
STORY
「フフフ、調子よさそうね」「あなたは……金魚の魔女!」
さなえのもとに久しぶりに表れた緑の金魚……それはさなえを勇気づけた金魚の魔女だった
「あなたの奥底にある呪いを破壊する力、見つけられた?」
「ぼちぼちですなぁ」
さなえの計画する金魚型接客マシン。それは設計段階を経て、もうすぐ納入が近づいていた
「気を付けて。敵もあなたの力に気付いている。きっと、追い打ちをかけてくる……インゴットの入荷も、敵の仕組んだ罠」
「関係ない……私はすべての逆境を、乗り越えてみせる!」
その時社長室に転がり込んでくる金魚!
「社長! 無数のゴリラ様のご来店です! ゴリラウェーブ、来ました!」
――ゴリラウェーブ、来ました――
◆訓練
機転の訓練をしました機転が17上昇した
機転の訓練をしました機転が19上昇した
機転の訓練をしました経験値が足りない
機転の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
人魚飼育部は虚無酒類を破棄した!
人魚飼育部は虚無雑誌を破棄した!
人魚飼育部は虚無書籍を破棄した!
人魚飼育部は虚無高級品を破棄した!
人魚飼育部は日々の挨拶28を破棄した!
人魚飼育部はやる気ノート28を破棄した!
◆購入
人魚飼育部はうさちゃんのぬいぐるみを496闇円で購入した!
人魚飼育部はアンチエイリアスを527闇円で購入した!
人魚飼育部は赤い帽子のスライム使い魔を527闇円で購入した!
◆作製
鳥の羽32と魅了マニュアル32を素材にして大人向けの本セットを作製した!
◆コンビニタイプ決定
コラボ に決定!!
◆アセンブル
スロット1にライスボールを装備した
スロット2にうすやみ黒味噌ラーメンを装備した
スロット3に急ぎで作った海鮮丼を装備した
スロット4に週刊「今日のあざらし」最終号を装備した
スロット5に大人向けの本セットを装備した
スロット6に干物プリントTシャツを装備した
スロット7にアルカールカ水族館ペアチケットを装備した
スロット8に普通の軽トラックを装備した
スロット9にうさちゃんのぬいぐるみを装備した
スロット10にアンチエイリアスを装備した
スロット11に赤い帽子のスライム使い魔を装備した
スロット12に高級なお刺身を装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
|
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メッセージ
ENo.7からのメッセージ>>
リンジー「……。」
タカミネ「リンジー?どうしたよ」
リンジー「いや、――」
リンジー「!! タカミネ、おまえ、それ」
タカミネ「……あー。ああ、ほらさ。見られるといろいろ言われかねないじゃん、だからさ」
リンジー「違う!!俺が聞きたいのはそんなことじゃない、お前は一体、――」
タカミネ「リンジー。お前さあ、だいぶ疲れてんじゃない?らしくないぜ。」
タカミネ「考えてみろよ。俺たちがここまで揃って、何事もなく、場所はともかくとして、ここまでやってこれてんだよ?ざっと一月。それだけでもう、あまりにも奇跡じゃないか?それをどうこう言うのは無粋じゃないか?」
リンジー「……何だよ。何だよそれ……」
タカミネ「だーからー。いいじゃん。今くらい幸せな夢を見させてあげたって、いいじゃん。そう思わない?」
リンジー「……ああ。ああ分かった、俺とお前とは決定的に違うっていうのが、今よく分かったよ……」
タカミネ「拗ねてんの?」
リンジー「は?」
タカミネ「いや。――いつも通りか、お前は。それでいいよ。」
リンジー「そうする……無駄に疲れたな、クソ」
タカミネ「大丈夫?おっぱい揉む?」
リンジー「ついに気が狂ったか?」
タカミネ「いや一度言ってみたくて……あとそういやお前の嫁さん貧乳だったなって思って」
リンジー「あとで股間蹴っといてやるからな。アリスの代わりに」
タカミネ「やだやだ俺まだ死にたくない。新品大事にしてよ」
リンジー「新古品だろ?」
タカミネ「うるせー!!死ね!!」
リンジー「くだらないやり取りは終わりだ。戻るぞ」
タカミネ「へいへい」
リンジー「……。……お前は、お前は――どれなんだ……?」
ENo.9からのメッセージ>>
石深勇「おっ、元気な子供だな! いいことだな!」
天月ゆきね「……なんか魚っぽいにおいが」
石深勇「立派な尾鰭だしな。
説明ありがとう、辛気臭い店員。安くて走り出してすぐに分解しないならいいことだ。
ありがたく使わせてもらおう。ところでバンパーとかここで改造してもらえる?」
砂子風花「店用の車を改造車にせんでください」
舞洲新「この店もずいぶん大所帯だが、俺たちみたいにどこかの世界から飛ばされてきたのか?」
石深勇「この辺の連中はだいたいそうなんだろ。
お、そっちの彼女も鰭付きだな。人魚って奴か? 足の裏、痛くない?」
ENo.29からのメッセージ>>
猫は大人しくなでられている。数匹の猫があなたに撫でてほしそうに擦り寄ってきた。
少女は特に気にせずもう一人の男の話を聞いている。
「お、刺身か。じゃあ、それくれ。うん、箸はいらんな。いくらだ?てかその辺にいる魚臭いのって……」
ちらっと横目で魚人(?)×2を見る。
「人魚…?飼ってんの?喋る…?いや、人魚ってはじめて見たからさ…」
ENo.55からのメッセージ>>
カシ「え、マジ? 煙草ねえの?
てか子供? 魚じゃねくって?」
店構えからは想像もつかないが、もしかして子供用品の店だったんだろうか、という予想もあっさり覆される。
だがしかし、店内はあいも変わらず魚臭い。魚臭くて、しかも子供。つまり……。
カシ「もしかしてここぁ養魚場!?」
とか言ってたら後ろからふわっとアルティメット魚臭が漂ってきた!
カシ「おいにーちゃん、魚逃げ出してンぞ!?」
カシ「…ってあれ? 嬢ちゃん……? や、なんかごめんな嬢ちゃん、嬢ちゃんが臭いッつったわけじゃねくって……」
いややっぱ魚臭い。この子アルティメット魚臭い。なんでなの、何なのこの店。
カシ「…なあ嬢ちゃん、つかぬ事を聞くんだけどよう、もしかしてみかん山でも行ってたんかよう?」
(余談だが、みかんにやる肥料には魚粉が入っているので、死ぬほど魚臭いのだ)
ENo.57からのメッセージ>>
フェデルタ「ほい、火(一瞬なぜか動きが止まったがポケットからジッポを取り出してジョンのタバコに火をつけてやる)」
フェデルタ「ンな顔してねぇでおっさんに煙草吸えって脅されたとでも言っておけよ」
フェデルタ「……水族館職員がコンビニしてんの?……つーかあれだよな、なんか魚みたいのいるよな。魚っつーか、人魚?」
フェデルタ「……ガキねえ。そういや二匹……二人?人魚いるよな。大人と子供の……(言いながらじーっとジョンを見る)」
フェデルタ「……人魚と人間って子供作れんのか????(指であからさまな仕草を取りながらそんなことを聞いてきた)」
メッセージを送信しました
>>Eno.11 >>Eno.19 >>Eno.39 >>Eno.74 >>Eno.7
リンジー「……。」
タカミネ「リンジー?どうしたよ」
リンジー「いや、――」
リンジー「!! タカミネ、おまえ、それ」
タカミネ「……あー。ああ、ほらさ。見られるといろいろ言われかねないじゃん、だからさ」
リンジー「違う!!俺が聞きたいのはそんなことじゃない、お前は一体、――」
タカミネ「リンジー。お前さあ、だいぶ疲れてんじゃない?らしくないぜ。」
タカミネ「考えてみろよ。俺たちがここまで揃って、何事もなく、場所はともかくとして、ここまでやってこれてんだよ?ざっと一月。それだけでもう、あまりにも奇跡じゃないか?それをどうこう言うのは無粋じゃないか?」
リンジー「……何だよ。何だよそれ……」
タカミネ「だーからー。いいじゃん。今くらい幸せな夢を見させてあげたって、いいじゃん。そう思わない?」
リンジー「……ああ。ああ分かった、俺とお前とは決定的に違うっていうのが、今よく分かったよ……」
タカミネ「拗ねてんの?」
リンジー「は?」
タカミネ「いや。――いつも通りか、お前は。それでいいよ。」
リンジー「そうする……無駄に疲れたな、クソ」
タカミネ「大丈夫?おっぱい揉む?」
リンジー「ついに気が狂ったか?」
タカミネ「いや一度言ってみたくて……あとそういやお前の嫁さん貧乳だったなって思って」
リンジー「あとで股間蹴っといてやるからな。アリスの代わりに」
タカミネ「やだやだ俺まだ死にたくない。新品大事にしてよ」
リンジー「新古品だろ?」
タカミネ「うるせー!!死ね!!」
リンジー「くだらないやり取りは終わりだ。戻るぞ」
タカミネ「へいへい」
リンジー「……。……お前は、お前は――どれなんだ……?」
ENo.9からのメッセージ>>
石深勇「おっ、元気な子供だな! いいことだな!」
天月ゆきね「……なんか魚っぽいにおいが」
石深勇「立派な尾鰭だしな。
説明ありがとう、辛気臭い店員。安くて走り出してすぐに分解しないならいいことだ。
ありがたく使わせてもらおう。ところでバンパーとかここで改造してもらえる?」
砂子風花「店用の車を改造車にせんでください」
舞洲新「この店もずいぶん大所帯だが、俺たちみたいにどこかの世界から飛ばされてきたのか?」
石深勇「この辺の連中はだいたいそうなんだろ。
お、そっちの彼女も鰭付きだな。人魚って奴か? 足の裏、痛くない?」
ENo.29からのメッセージ>>
猫は大人しくなでられている。数匹の猫があなたに撫でてほしそうに擦り寄ってきた。
少女は特に気にせずもう一人の男の話を聞いている。
「お、刺身か。じゃあ、それくれ。うん、箸はいらんな。いくらだ?てかその辺にいる魚臭いのって……」
ちらっと横目で魚人(?)×2を見る。
「人魚…?飼ってんの?喋る…?いや、人魚ってはじめて見たからさ…」
ENo.55からのメッセージ>>
カシ「え、マジ? 煙草ねえの?
てか子供? 魚じゃねくって?」
店構えからは想像もつかないが、もしかして子供用品の店だったんだろうか、という予想もあっさり覆される。
だがしかし、店内はあいも変わらず魚臭い。魚臭くて、しかも子供。つまり……。
カシ「もしかしてここぁ養魚場!?」
とか言ってたら後ろからふわっとアルティメット魚臭が漂ってきた!
カシ「おいにーちゃん、魚逃げ出してンぞ!?」
カシ「…ってあれ? 嬢ちゃん……? や、なんかごめんな嬢ちゃん、嬢ちゃんが臭いッつったわけじゃねくって……」
いややっぱ魚臭い。この子アルティメット魚臭い。なんでなの、何なのこの店。
カシ「…なあ嬢ちゃん、つかぬ事を聞くんだけどよう、もしかしてみかん山でも行ってたんかよう?」
(余談だが、みかんにやる肥料には魚粉が入っているので、死ぬほど魚臭いのだ)
ENo.57からのメッセージ>>
フェデルタ「ほい、火(一瞬なぜか動きが止まったがポケットからジッポを取り出してジョンのタバコに火をつけてやる)」
フェデルタ「ンな顔してねぇでおっさんに煙草吸えって脅されたとでも言っておけよ」
フェデルタ「……水族館職員がコンビニしてんの?……つーかあれだよな、なんか魚みたいのいるよな。魚っつーか、人魚?」
フェデルタ「……ガキねえ。そういや二匹……二人?人魚いるよな。大人と子供の……(言いながらじーっとジョンを見る)」
フェデルタ「……人魚と人間って子供作れんのか????(指であからさまな仕草を取りながらそんなことを聞いてきた)」
メッセージを送信しました
>>Eno.11 >>Eno.19 >>Eno.39 >>Eno.74 >>Eno.7
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 1675
貢献収入 255
行動順報酬!! 11%
合計闇円収入2142
商品販売数 6個
◆経験値が36増加しました……
◆体力が37増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献収入 255
行動順報酬!! 11%
合計闇円収入2142
商品販売数 6個
◆経験値が36増加しました……
◆体力が37増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
人魚飼育部は入店チャイム36を入手した!
人魚飼育部は暑い日差し36を入手した!
人魚飼育部は鳥の羽36を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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とある水族館の人魚飼育部(とそうじゃない人と人魚)。 飼育員の男が三人。展示物の人魚が二匹。客(だったり人魚に好かれている人)が一人。 タカミネ(鷹峰咲) 人魚の飼育員の魔法使いの方。よく喋る。うるさい。 ジョン(ジョン・ブラック) この中で唯一水族館所属じゃない人。周りが濃いので必然的に苦労人枠。みかんのパパ。 リンジー(リンジー・エルズバーグ) 人魚の飼育員の天パの方。黙っていればイケメンだが喋るとダメ。 ノア(ノア・アーミテッジ) 人魚の飼育員の糸目の方。前髪は上げるのが面倒になったらしい。 ベル(ベルテットメルフルール) 人魚の大きい方。普段は展示物なので当然バイトとかしたことがない。フライドポテトが好き。この中で一番力持ち。 みかん/ローラ(ロールランジュメルフルール) 人魚の小さい方。みかんはタカミネがつけたあだ名。簡単なお手伝いくらいならできる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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