第9週目 定桐 右子の一週間
◆日記
「この帽子?」
商品の棚卸をしている最中、ふと文緒が私の被っている帽子のことを尋ねてきた。
「うん、気付いたらずっと被るようになってたと思うけどさ。
ふと、どうしたのかなって。」
「これはね、私が14歳の誕生日に叔父さんが贈ってくれたの。」
「父さんが? そうなんだ。で…その帽子は右子姉さんが選んだの?」
「叔父さんよ。私が探偵らしい帽子が欲しいって言ったら選んでくれたの。」
「……。」
父さんのセンスはそんなに悪かったっけ?
それとも、探偵らしいなんて無茶な注文をした右子姉さんが悪いのだろうか。
僕は僅かに思い悩んだが、右子姉さんの言葉を聞き、最近ずっと気になっていたことを聞く良い機会だと思った。
「あのさ、右子姉さんはまだ探偵を…そう、探偵に未練がある?」
「……。」
「僕は、父さんが何と言っても結局、決めるのは右子姉さんだと思ってる。
コンビニ店を続けて行けたって、それを望んでいないなら…。」
「私ね、コンビニ店を続けて文緒に助けられてばかりで、つくづく探偵には向いてないって思ったの。
文緒も実際に私を見ていてそう思ったでしょ?」
「う、確かに…そうなんだけどさ。でも、不向きでも続けている人は居るさ。
熱意が無く、ただ惰性で続ける人も居るだろう。
右子姉さんは熱意は十分有るんだし、コンビニ店の経営が上手くなったように、きっと探偵の腕前だって上達するさ。」
何時の間に僕は右子姉さんは探偵に戻った方が良いと思うようになったのだろうか。
このコンビニ店に来る前は、全くそんなこと思わなかったのに。
今でも、問いに詰まってしまったように、右子姉さんが探偵に向いてるとは思わない。
基本的にドジだし、割と無神経なところも多いし、そもそも理性的と言うよりも感情的だ。
でも、全くダメな人でもない。
それは、コンビニ店で一緒に働いて気付いたことだった。
「有り難う。少し真面目に考えてみるね。
文緒がそう言ってくれるなら、ちょっとだけ自信が出来たかも。」
右子姉さんはそう言って笑った。
………
……
…
「はい、文緒。差し入れね。」
倉庫の整理が終わったタイミングで右子姉さんが声をかけてきた。
差し入れとして手渡されたのは、いつも通りのコーラだった。
「はは、またコーラなんだ。ま、良いけどさ。
本当にコーラが好きなんだね。飽きないの?」
「もう身体がコーラに慣れ過ぎちゃったから。
コーラを摂取しないと体調不良になるくらいよ。」
完全に中毒者の発言に、僕は思わず苦笑いを返す。
「あ、それから…これ。」
右子姉さんが紙袋を差し出した。
「ん? これは?」
「ほら、気付いたけど明日は文緒の誕生日だったでしょ。
忘れないうちに渡しておこうかと思って。」
「右子姉さんからコーラ以外の誕生日プレゼントを貰うのは初めてじゃないかな?」
「そ、そうだっけ?」
「うん。僕の記憶ではプレゼントを貰ったのはコーラだけだね。
いや、別にそれが嫌な訳じゃないけど。」
紙袋を開けると中には手袋が入っていた。
コンビニ店で仕入れているものでは無く、専門店のちょっと値の張りそうな品だ。
「手袋はもう持ってるかもしれないけど。
サイズはどう?」
「え、丁度良いよ。
そう言えば、ちょっと前にサイズを聞いてたっけ。」
店の商品として扱ってる手袋を持ちながら尋ねてきたので、誕生日プレゼントという発想には結びつかなかったが。
「文緒にはお世話になったからね。ちょっと奮発したの。」
「いや、僕も勉強になったし。お互いさまだと思うよ、有り難う。」
もうすぐ僕はこのコンビニ店の手伝いを終え、店を去る。
商品の棚卸をしている最中、ふと文緒が私の被っている帽子のことを尋ねてきた。
「うん、気付いたらずっと被るようになってたと思うけどさ。
ふと、どうしたのかなって。」
「これはね、私が14歳の誕生日に叔父さんが贈ってくれたの。」
「父さんが? そうなんだ。で…その帽子は右子姉さんが選んだの?」
「叔父さんよ。私が探偵らしい帽子が欲しいって言ったら選んでくれたの。」
「……。」
父さんのセンスはそんなに悪かったっけ?
それとも、探偵らしいなんて無茶な注文をした右子姉さんが悪いのだろうか。
僕は僅かに思い悩んだが、右子姉さんの言葉を聞き、最近ずっと気になっていたことを聞く良い機会だと思った。
「あのさ、右子姉さんはまだ探偵を…そう、探偵に未練がある?」
「……。」
「僕は、父さんが何と言っても結局、決めるのは右子姉さんだと思ってる。
コンビニ店を続けて行けたって、それを望んでいないなら…。」
「私ね、コンビニ店を続けて文緒に助けられてばかりで、つくづく探偵には向いてないって思ったの。
文緒も実際に私を見ていてそう思ったでしょ?」
「う、確かに…そうなんだけどさ。でも、不向きでも続けている人は居るさ。
熱意が無く、ただ惰性で続ける人も居るだろう。
右子姉さんは熱意は十分有るんだし、コンビニ店の経営が上手くなったように、きっと探偵の腕前だって上達するさ。」
何時の間に僕は右子姉さんは探偵に戻った方が良いと思うようになったのだろうか。
このコンビニ店に来る前は、全くそんなこと思わなかったのに。
今でも、問いに詰まってしまったように、右子姉さんが探偵に向いてるとは思わない。
基本的にドジだし、割と無神経なところも多いし、そもそも理性的と言うよりも感情的だ。
でも、全くダメな人でもない。
それは、コンビニ店で一緒に働いて気付いたことだった。
「有り難う。少し真面目に考えてみるね。
文緒がそう言ってくれるなら、ちょっとだけ自信が出来たかも。」
右子姉さんはそう言って笑った。
………
……
…
「はい、文緒。差し入れね。」
倉庫の整理が終わったタイミングで右子姉さんが声をかけてきた。
差し入れとして手渡されたのは、いつも通りのコーラだった。
「はは、またコーラなんだ。ま、良いけどさ。
本当にコーラが好きなんだね。飽きないの?」
「もう身体がコーラに慣れ過ぎちゃったから。
コーラを摂取しないと体調不良になるくらいよ。」
完全に中毒者の発言に、僕は思わず苦笑いを返す。
「あ、それから…これ。」
右子姉さんが紙袋を差し出した。
「ん? これは?」
「ほら、気付いたけど明日は文緒の誕生日だったでしょ。
忘れないうちに渡しておこうかと思って。」
「右子姉さんからコーラ以外の誕生日プレゼントを貰うのは初めてじゃないかな?」
「そ、そうだっけ?」
「うん。僕の記憶ではプレゼントを貰ったのはコーラだけだね。
いや、別にそれが嫌な訳じゃないけど。」
紙袋を開けると中には手袋が入っていた。
コンビニ店で仕入れているものでは無く、専門店のちょっと値の張りそうな品だ。
「手袋はもう持ってるかもしれないけど。
サイズはどう?」
「え、丁度良いよ。
そう言えば、ちょっと前にサイズを聞いてたっけ。」
店の商品として扱ってる手袋を持ちながら尋ねてきたので、誕生日プレゼントという発想には結びつかなかったが。
「文緒にはお世話になったからね。ちょっと奮発したの。」
「いや、僕も勉強になったし。お互いさまだと思うよ、有り難う。」
もうすぐ僕はこのコンビニ店の手伝いを終え、店を去る。
STORY
ついに自らも金魚となってしまったさなえ金魚坂グループは終わりに思えた……そのとき!
「ごぼぼっ、ごぼぼぼっ!?」
さなえは素敵なものを目にする。炎を帯びたオリハルコンの接客マシンだ
「ハッチュウシマス……ノウヒンシマス……」
なんと金魚型接客マシンたちが、店の業務を始めたのだ!流石オリハルコン製といったところだ
(ああ……大丈夫なんだ……みんな、全部を任せて……金魚の知恵で……何も考えずに金魚鉢で……)
しかし、さなえの心に燃え上がるのは別の感情!
「ごぼぼっ、そんなわけあるか……わたしは、わたしの全てを、わたしの手でやり遂げる!」
さなえの……人間の手が接客マシンの腕を掴んだ
「……貸してみなさい。本気の経営ってやつを、見せてあげるよ」
そのころ、金魚坂本社の地下、金庫の鍵がみしりと軋んだ音を立てた……
――さあ、決算を始めよう――
◆訓練
笑顔の訓練をしました笑顔が31上昇した
笑顔の訓練をしました笑顔が34上昇した
◆送品
◆送金
◆破棄
お飾り店長は手焼きのクッキーを破棄した!
お飾り店長は魅了マニュアル32を破棄した!
お飾り店長はアニメタイアップ32を破棄した!
お飾り店長はなますを破棄した!
お飾り店長ははえぬき40を破棄した!
◆購入
お飾り店長はひぐらし白味噌ラーメンを624闇円で購入した!
お飾り店長は純米大吟醸を1372闇円で購入した!
お飾り店長は純米大吟醸を1372闇円で購入した!
◆作製
作成時発動! 意欲!! 意欲強化!
作成時発動! 意欲!! 意欲強化!
豚辛子と紅茶葉の茶香炉を素材にしてトクホコーラ『デスアベンジャー』を作製した!
◆コンビニタイプ決定
マルチ に決定!!
◆アセンブル
スロット1にトクホコーラ『デスアベンジャー』を装備した
スロット2に???を装備した
スロット3に激レア癒し人形『コーラちゃん』を装備した
スロット4に鸚鵡印の杏露酒を装備した
スロット5に超強度炭酸コーラ『GOD』を装備した
スロット6にSRPG『DARK KINGDOM4』を装備した
スロット7にコーラ缶収納棚を装備した
スロット8に近所のお姉さんCM放送を装備した
スロット9にひぐらし白味噌ラーメンを装備した
スロット10に純米大吟醸を装備した
スロット11に純米大吟醸を装備した
スロット12に叶わぬ夢物語を装備した
◆アイテム改名
???を高級コーラ『°˖✧༼・ん・*༽✧˖°』に改名した!
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
ENo.43からのメッセージ>>
セラビー「そう、でしょうか? 私はふつうかと・・・ (助かりましたわね、フラグアップを回避しましたわ・・・)」
セラビー「そのようには見えませんでしたが・・・。 商品棚を見るように人のことをよく見れば、きっと得意になると思いますわよ? (いつの間にかトレイが現れ、それに乗せられたティーカップから湯気が上がっている)」
セラビー「恥ずかしながら、お店というのは初めてでして・・・。
前は召使いを。この仕事が一段落したら、また召使いに戻るつもりですわ」
ENo.76からのメッセージ>>
レタス「そうそう、そんな感じ。……どうなんだろうなぁ。あの御方なら無からでも人間を作りだしたりできそうだけど……。」
レタス「まぁ、一応今回は俺の試験だからな…。俺が手出しできないようにしたんだろうよ。こんな姿じゃ何もできねぇしな。…接客してるけど。」
レタス「……俺の正天使昇格試験なんだ。”生まれたばかりのアプリをちゃんとした人間にする”……っていう課題なんだよ。」
アプリ「………しけん……ちゃんとした…にんげん……なるの………。……どうやったら、なれる……かな……。」
アプリ「………なかよく…………。(ぎゅ、と右子を抱きしめ返した)……うん…。アプリ……みぎこと……なかよく、したい……よ。……みぎこ……やさしい……から……すき……だよ………。」
ENo.116からのメッセージ>>
さざれ「落ち着いていると言えば聞こえがいいが、正直ボケ老人みたいになってしまっている感は否めないね。
おまえのなかの私はずいぶんと格好つけらしいな。夢を壊すかもしれないがふつうにパックに口を付けて啜ってるよ。」
さざれ「まあワイングラスを使わないにしても、いくらか格好つけて飲むやりかたはあるさ。
わざわざお見せするようなものでもないがね……。」
さざれ「そうだ。
そういうスタイリッシュな吸血鬼ライフの手引でも置けば、売れるかね?」
ENo.132からのメッセージ>>
シルバーン「僕は、探偵が好きなのならば探偵に戻ってもいいとは思うけどね」
シルバーン「もし、そのままコンビニの仕事を続けるなら、そうだな……仕事を、一度で良いから真剣に、最初から終わりまでやってみること、かな」
シルバーン「それで面白く感じないのなら……ま、向いてないんじゃないかな」
ENo.133からのメッセージ>>
セレーヌ「…えっと…そうですね、人魚の…今は魔王の、妃です…。」
セレーヌ「こーら…黒くて、シュワシュワで、不思議な感じですけれど…甘くて…飲んでみるとおいしいです…。たぶん、家族も好きな味、かもしれないです…。」
セレーヌ「まだ、コンビニがあるので…おうちには、帰れませんけれど……帰るときになったら、いっぱいお土産に、頂いて帰りたいです…。」
セレーヌ「…そうですね…、ひとりでこの世界に来たばかりの時は、おろおろしながらやっとの経営でしたけれど……」
セレーヌ「何とか、やっていけてます…。右子さんにも、知り合えたので…もう、一人じゃないですから…」
ENo.140からのメッセージ>>
「まあ、少なくとも、あたしは思ってないわね。
繁盛しようなんて。
ほかの連中はどうだか知らないわ――けっこう真面目そうなやつもいるにはいるけど」
「人件費ねえ……そんなことまで考えてるのかしらね。
……」
「ここで、そこまで真面目に”商売してやろう”って思ってる人、どのくらいいるのかしらね?
少なくとも、あなたはそうみたいだけど?」
「――ま、何にしろ、あたしにはどうでもいいことね。
関係ないし。
大事なのは、ここに座ってればお金がもらえるってこと、それだけだわ……」
メッセージを送信しました
>>Eno.120
セラビー「そう、でしょうか? 私はふつうかと・・・ (助かりましたわね、フラグアップを回避しましたわ・・・)」
セラビー「そのようには見えませんでしたが・・・。 商品棚を見るように人のことをよく見れば、きっと得意になると思いますわよ? (いつの間にかトレイが現れ、それに乗せられたティーカップから湯気が上がっている)」
セラビー「恥ずかしながら、お店というのは初めてでして・・・。
前は召使いを。この仕事が一段落したら、また召使いに戻るつもりですわ」
ENo.76からのメッセージ>>
レタス「そうそう、そんな感じ。……どうなんだろうなぁ。あの御方なら無からでも人間を作りだしたりできそうだけど……。」
レタス「まぁ、一応今回は俺の試験だからな…。俺が手出しできないようにしたんだろうよ。こんな姿じゃ何もできねぇしな。…接客してるけど。」
レタス「……俺の正天使昇格試験なんだ。”生まれたばかりのアプリをちゃんとした人間にする”……っていう課題なんだよ。」
アプリ「………しけん……ちゃんとした…にんげん……なるの………。……どうやったら、なれる……かな……。」
アプリ「………なかよく…………。(ぎゅ、と右子を抱きしめ返した)……うん…。アプリ……みぎこと……なかよく、したい……よ。……みぎこ……やさしい……から……すき……だよ………。」
ENo.116からのメッセージ>>
さざれ「落ち着いていると言えば聞こえがいいが、正直ボケ老人みたいになってしまっている感は否めないね。
おまえのなかの私はずいぶんと格好つけらしいな。夢を壊すかもしれないがふつうにパックに口を付けて啜ってるよ。」
さざれ「まあワイングラスを使わないにしても、いくらか格好つけて飲むやりかたはあるさ。
わざわざお見せするようなものでもないがね……。」
さざれ「そうだ。
そういうスタイリッシュな吸血鬼ライフの手引でも置けば、売れるかね?」
ENo.132からのメッセージ>>
シルバーン「僕は、探偵が好きなのならば探偵に戻ってもいいとは思うけどね」
シルバーン「もし、そのままコンビニの仕事を続けるなら、そうだな……仕事を、一度で良いから真剣に、最初から終わりまでやってみること、かな」
シルバーン「それで面白く感じないのなら……ま、向いてないんじゃないかな」
ENo.133からのメッセージ>>
セレーヌ「…えっと…そうですね、人魚の…今は魔王の、妃です…。」
セレーヌ「こーら…黒くて、シュワシュワで、不思議な感じですけれど…甘くて…飲んでみるとおいしいです…。たぶん、家族も好きな味、かもしれないです…。」
セレーヌ「まだ、コンビニがあるので…おうちには、帰れませんけれど……帰るときになったら、いっぱいお土産に、頂いて帰りたいです…。」
セレーヌ「…そうですね…、ひとりでこの世界に来たばかりの時は、おろおろしながらやっとの経営でしたけれど……」
セレーヌ「何とか、やっていけてます…。右子さんにも、知り合えたので…もう、一人じゃないですから…」
ENo.140からのメッセージ>>
「まあ、少なくとも、あたしは思ってないわね。
繁盛しようなんて。
ほかの連中はどうだか知らないわ――けっこう真面目そうなやつもいるにはいるけど」
「人件費ねえ……そんなことまで考えてるのかしらね。
……」
「ここで、そこまで真面目に”商売してやろう”って思ってる人、どのくらいいるのかしらね?
少なくとも、あなたはそうみたいだけど?」
「――ま、何にしろ、あたしにはどうでもいいことね。
関係ないし。
大事なのは、ここに座ってればお金がもらえるってこと、それだけだわ……」
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>>Eno.120
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 3302
貢献収入 253
マルチ補正 5%
行動順報酬!! 16%
合計闇円収入4329
◆経験値が50増加しました……
◆体力が33増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献収入 253
マルチ補正 5%
行動順報酬!! 16%
合計闇円収入4329
◆経験値が50増加しました……
◆体力が33増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
お飾り店長はメモ帳52を入手した!
お飾り店長は魅了マニュアル52を入手した!
お飾り店長はセールのチラシ52を入手した!
お飾り店長はフライヤー52を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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定桐 右子(さだぎり みぎこ) コンビニ店長。 全く客が落ち着けない雰囲気を醸し出す、外装をピンク色に塗りたくった小さなコンビニを経営している。 元々は探偵として大都会に事務所を構える叔父の下で働き指導を受けていたが 叔父が現役から退く前に「探偵には超絶不向き、駄目です、駄目。」との認定を受ける。 自分には探偵として決定的に欠けている資質があるのだろう。 そんな思いを心の隅に抱えながらも日々をゴロゴロ暮らす彼女に、ある日叔父より突然の話が舞い込んだ。 「…取り敢えず、店の采配はオマエに任せるから。頑張って…叔父さん、割と罪悪感があるんだ。」 その数日後、右子は自分が店長となる(叔父が出資した)コンビニに足を踏み入れた。 叔父の頼みだから断れなかった訳ではない。 無職が怖かった訳でもない。 ただ、右子には果たしたい野望が有った為である。 年齢24歳。身長165cm前後。 不思議な形の帽子を被り、長い茶髪を後ろで纏めている。 コンビニ店長という職に誇りを持っておらず、仕事に対する責任感は非常に弱い。 一方で私的な欲求には熱心で『ありとあらゆる世界中のコーラを売ってやる!』という野望に燃えている。 推理小説好き。 夕闇国で好評の推理小説シリーズ「大怪盗と111人のワンちゃん」に夢中。 「灰色の脳細胞」ではなく「野性の勘」で犯人を当てる派である。 コーラが大好きで、コーラを飲んでると幸せ。 ペットボトルは嫌いで、缶は許せて、瓶を愛する。 意気揚々とコンビニ店を開店したは良いが、やはりと言うべきか当然の事と表するべきか。 あっという間に経営は大赤字モードに転がりこむ。 その状況を見かねた叔父は、右子のサポートの為、探偵志望であり自分の息子を社会修行と言う名目で送り込んだのであった。 その為、現在コンビニ店の経営権は完全に右子の手から離れてしまっている。 ◇右子 http://raitokai.xrea.jp/loe/img6/migi0.png | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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