第7週目 アルカールカ水族館夕闇国支店の一週間
◆日記
ジョン・ブラックと、連絡が取れなくなった。店にも出てきていない。
思わず店のトラックを確認して、どこにも何もついていないことを確認してしまった。そもそも動いた形跡がなかったのだが。
露骨に不機嫌な顔を見せている人魚の大きい方は妙にタカミネに突っ掛かっているし、タカミネはその対応で全く店に手が回らない。ただでさえ一人減ってしまったのに、二人(正確に言うと一人と一匹だが)ほどどうにもならない。何故やたらにタカミネに突っ掛かっているのかは、リンジーには何となく理由が察せた。
「……困ったな……」
これは、そう。
今までをなぞっているのだとしたら、次にいなくなるのはそこの二人だ。より正確に言えば先にベルテットメルフルールがこの店から“脱走”し、その相手をしている飼育員は使い物にならなくなる。
さて、この夕闇の下で脱走した人魚はどこへ行く?そもそも夕闇の下のジョン・ブラックはどこへ行った?
「……」
「うわっ、なんだベル」
八つ当たりのように商品棚を蹴って、バックヤードに消えていった人魚の背が、揺らいだように見えた。思わず目を擦る。
何も起こらない。引っ込んでいった先のバックヤードすら、やたらに静かだ。何も聞こえない。周りにいるはずの他の声も、何も。
無音の空間に閉ざされる。自分しかその世界に存在していないような、そんな。そんな感覚もごく僅かで、はっと目を開けたときには、いつも通りの世界が広がっている。
――訂正する。いつも通りだったものから、少しずつ何かが欠けていった世界が。広がっている。
「――本日からお世話になります、リズクロア・シアーです。よろしくお願いします」
「……ぴぃーっ」
「ベルすけ止せってもう……よろしく。早速だけど配置についてもらって……」
そこには知らない人間がいた。
いや、名前は聞いたことがある。リズクロア・シアー、ちょうど、アルカールカの自分が抜けた穴を補うように人魚飼育部に入った、二つ結びの大卒の新人。
――二つ結び、だと、記憶していたのだが。
「リンジー?いい?」
「あ、ああ」
「リズクロアにいろいろ教えてやってー」
「分かった」
違和感が拭えない。そのままリズクロアに相対すると、小柄な見た目からは想像し難い強い視線で睨まれる。――記憶と違う。ここも。
自分の記憶にいるリズクロアは、芯の強さこそあれど、それを全面に押し出してくるようなタイプではなかった。
「よろしくお願いします」
「よろしく」
「リズクロア。髪を切りました?」
「は?」
物音を立てずにすっと横にやってきたノアが、彼女に不意にそんなことを聞いた。
黒髪が揺れる。短く切りそろえられた髪の下から、金色というにはいささか濃い色の目が覗く。
「……失礼しました。突然の質問に動揺しまして」
「いいえ、こちらこそ突然申し訳ありません。髪を切った貴方も可愛いですよ」
「そ、そうでしょうか。もう切ってからだいぶ経ちますけど、そう言われたのは初めてです」
150cmあるかないかというところのリズクロアを見下ろして、180オーバーの男二人が顔を見合わせたのは、ごく一瞬のことだった。
亜麻色の髪の下の紫が、言葉よりも雄弁に「あとにしましょう」と語っていたからだ。
「では、リズクロア。簡単に説明するが、アルカールカよりも何も気にしない精神力がいる。先週は客が総じてゴリラだった」
「ゴリラ」
「ゴリラ……」
先週、と自然に口に出してから、首を傾げそうになった。思い留まる。
先週店で何かをした記憶が全くない。にもかかわらず、当然のように店に入荷した商品は把握していたし、今だって、先週の客については覚えていた。
「ゴリラに限らず、何かよくわからないものがたくさん来るから……その辺狼狽えないように……と言っても、見ている限りで大丈夫な気はするが」
「はい。見た目以上に肝が据わっているとはよく言われます」
「頼もしいな」
店はきっと、問題なく回っていく。そう思った。
その他細々とした諸作業をリズクロアに手解きしながらも、リンジーの頭の中は別の疑問に支配されていく。
――欠けたものが思い出せない。
リズクロアは覚えがよかった。若いからだろう、という意見で飼育員三人の意見は綺麗に一致したが、バラバラなことを言うことが一つある。
それは、彼女に対しての印象だった。
「大人しくていい子」
「気が強い子」
「前と比べて随分過激になった」
一人路線の違うタカミネが首を傾げている。とてもじゃないがリンジーはタカミネの側につくことはできず、ただ彼の言い分を聞き流すことしかできない。
大人しくていい子は、人を睨み上げては来ない気がする。背が低いから舐められるようなこともあったろうとは容易に想像ができるが、それにしても殺意が全面に押し出され過ぎではなかろうか。
「まあ、いい子であることに変わりはないですよ。リンジーさんはほとんど知りませんものね」
「ああ、うん……ちょっと顔を合わせたくらいだ。タカミネが入院してたときじゃないかな、まともに話したの……」
「……え?」
おまえは何を言っているんだ、と言いたげな視線が、突き刺さる。一人は確かに疑問で、もう一人はそうではなかった。ついに口にしてしまったことを咎めるかのような、紫の目。
「あ?」
「いや俺入院したことないよ。ないない。生まれてこの方えーと、よん、……この話やめよう結構心に来る。いやともかく病院の世話になったこと骨折ったときくらいだからさあ、なんか人違いなんじゃない?」
少し前から感じていた違和感が、明確に形になって現れる。
そしてその答えの出し方は、ひどく簡単な問いかけで済むことだとも気づいた。軽率に口に出したことを後悔してから、頭を振った。
「……悪い。誰かと混ざったみたいだ、アリスだったかもしれない」
「疲れてるんですよ。リンジーさん接客ゲロクソ苦手じゃないですか」
「あーそっか。そうだな。無理すんなよリンジー」
珍しく助け舟を出してくれたノアに頼る形で、その場を切り抜ける。
自分の知る彼は、こういうときどうしただろうか。そんなことを思いながら、ただ頭を垂れて、いかにも疲れている振りを装うのが精一杯だった。
違和感が人の形をしている。違和感が親友の形をして店の中を歩いている。
――ここは箱庭だ。
――店舗を名乗る歪んだ箱庭。
「リンジー」
呻くような声が、返事として返ってくる。考え事をしているときのリンジーは、いつもこうだ。みかんの知っている限りで、そう。
「……どうした」
「疲れてる?」
「分からない……」
水族館とコンビニじゃあ、当然ながら要求される技能はまるっきり異なる。タカミネは昔やったことがあるから、と言ってすいすいこなしていたし、ノアは自分のできることを理解して、できることしかしない。器用なのだ。
で、目の前にいる人は、そのどちらでもない人だ。
「たいへん?」
「……うん、とても」
しつこいようだが、みかんは一人魚でしかない。それも、箱入りの世間知らずと言っても過言ではない、水槽の中で大事に大事にされてきた人魚だ。
お店やさんなんて、もっとずっと簡単なものだと思っていたし、まわりの大人がひいこらしているのを見ると、少しだけ申し訳ないようにも思う。
「なんか、ごめんね」
「……どうしてお前が謝るんだ」
自然と口をついて出た謝罪の言葉に、リンジーが眉を潜めている。
今どうして謝ったんだろう。自分でも分からない。謝らなければならないと思った。
だって――
「……みかんが、悪いから……」
「どうしてだ。何もしてないことは、別に悪くはない」
この人は不器用だ。自分の興味だけを真っ直ぐに見て、真っ直ぐにそちらに向いて、そこに向かってしか、走っていかなかった人。あるいは、走れなかった人。
曲がることも立ち止まることも選択せず、あるいは知らず、走り続けた人。
だからこそ救われ、だからこそ救われない。
「……ううん、ごめんね。なんでもないよ、リンジー」
「ならいい」
「あのね」
もう、この箱庭は、完全な箱庭ではない。
ずっと閉じ込めておくこともできただろうに、と。そう言った誰かの顔は、思い出せない。懐かしいにおいがしたのは覚えているけれど。けれど、望みはそうではなかった。
箱庭の一部が欠けた。それによって、思い出していく。ここにいる理由と、集められた理由と、それからそれから、
「リンジー、やりたいこと、ある?」
「……は?」
「やりたいこと!」
突拍子のない問いかけに見えたに違いない。だってそうだ。けど、明かす訳にはいかない。まだ、まだ、終わってない。もう少しだけ続く夢の国。いびつに切り取ってきた、どうしようもなくホンモノで、疑いようもなくニセモノの、続かない箱庭。
それを壊すのは自分ではいけないのだ。
「……やりたいこと、か、そうだな、そう――」
口に出された言葉が、最後の鍵を抉じ開ける。
たとえばそれはあの日みたいに、何もできない子供だったわたしを、箱の中から連れ出してくれたように!
「……。――なあ、みかん、どうして」
ついさっきまでそこにいた、対面していたはずの人魚の子供は、もういない。
代わりにすっと背の伸びた、もうほとんど大人と変わらない姿で一匹、立っている。
思わず店のトラックを確認して、どこにも何もついていないことを確認してしまった。そもそも動いた形跡がなかったのだが。
露骨に不機嫌な顔を見せている人魚の大きい方は妙にタカミネに突っ掛かっているし、タカミネはその対応で全く店に手が回らない。ただでさえ一人減ってしまったのに、二人(正確に言うと一人と一匹だが)ほどどうにもならない。何故やたらにタカミネに突っ掛かっているのかは、リンジーには何となく理由が察せた。
「……困ったな……」
これは、そう。
今までをなぞっているのだとしたら、次にいなくなるのはそこの二人だ。より正確に言えば先にベルテットメルフルールがこの店から“脱走”し、その相手をしている飼育員は使い物にならなくなる。
さて、この夕闇の下で脱走した人魚はどこへ行く?そもそも夕闇の下のジョン・ブラックはどこへ行った?
「……」
「うわっ、なんだベル」
八つ当たりのように商品棚を蹴って、バックヤードに消えていった人魚の背が、揺らいだように見えた。思わず目を擦る。
何も起こらない。引っ込んでいった先のバックヤードすら、やたらに静かだ。何も聞こえない。周りにいるはずの他の声も、何も。
無音の空間に閉ざされる。自分しかその世界に存在していないような、そんな。そんな感覚もごく僅かで、はっと目を開けたときには、いつも通りの世界が広がっている。
――訂正する。いつも通りだったものから、少しずつ何かが欠けていった世界が。広がっている。
「――本日からお世話になります、リズクロア・シアーです。よろしくお願いします」
「……ぴぃーっ」
「ベルすけ止せってもう……よろしく。早速だけど配置についてもらって……」
そこには知らない人間がいた。
いや、名前は聞いたことがある。リズクロア・シアー、ちょうど、アルカールカの自分が抜けた穴を補うように人魚飼育部に入った、二つ結びの大卒の新人。
――二つ結び、だと、記憶していたのだが。
「リンジー?いい?」
「あ、ああ」
「リズクロアにいろいろ教えてやってー」
「分かった」
違和感が拭えない。そのままリズクロアに相対すると、小柄な見た目からは想像し難い強い視線で睨まれる。――記憶と違う。ここも。
自分の記憶にいるリズクロアは、芯の強さこそあれど、それを全面に押し出してくるようなタイプではなかった。
「よろしくお願いします」
「よろしく」
「リズクロア。髪を切りました?」
「は?」
物音を立てずにすっと横にやってきたノアが、彼女に不意にそんなことを聞いた。
黒髪が揺れる。短く切りそろえられた髪の下から、金色というにはいささか濃い色の目が覗く。
「……失礼しました。突然の質問に動揺しまして」
「いいえ、こちらこそ突然申し訳ありません。髪を切った貴方も可愛いですよ」
「そ、そうでしょうか。もう切ってからだいぶ経ちますけど、そう言われたのは初めてです」
150cmあるかないかというところのリズクロアを見下ろして、180オーバーの男二人が顔を見合わせたのは、ごく一瞬のことだった。
亜麻色の髪の下の紫が、言葉よりも雄弁に「あとにしましょう」と語っていたからだ。
「では、リズクロア。簡単に説明するが、アルカールカよりも何も気にしない精神力がいる。先週は客が総じてゴリラだった」
「ゴリラ」
「ゴリラ……」
先週、と自然に口に出してから、首を傾げそうになった。思い留まる。
先週店で何かをした記憶が全くない。にもかかわらず、当然のように店に入荷した商品は把握していたし、今だって、先週の客については覚えていた。
「ゴリラに限らず、何かよくわからないものがたくさん来るから……その辺狼狽えないように……と言っても、見ている限りで大丈夫な気はするが」
「はい。見た目以上に肝が据わっているとはよく言われます」
「頼もしいな」
店はきっと、問題なく回っていく。そう思った。
その他細々とした諸作業をリズクロアに手解きしながらも、リンジーの頭の中は別の疑問に支配されていく。
――欠けたものが思い出せない。
リズクロアは覚えがよかった。若いからだろう、という意見で飼育員三人の意見は綺麗に一致したが、バラバラなことを言うことが一つある。
それは、彼女に対しての印象だった。
「大人しくていい子」
「気が強い子」
「前と比べて随分過激になった」
一人路線の違うタカミネが首を傾げている。とてもじゃないがリンジーはタカミネの側につくことはできず、ただ彼の言い分を聞き流すことしかできない。
大人しくていい子は、人を睨み上げては来ない気がする。背が低いから舐められるようなこともあったろうとは容易に想像ができるが、それにしても殺意が全面に押し出され過ぎではなかろうか。
「まあ、いい子であることに変わりはないですよ。リンジーさんはほとんど知りませんものね」
「ああ、うん……ちょっと顔を合わせたくらいだ。タカミネが入院してたときじゃないかな、まともに話したの……」
「……え?」
おまえは何を言っているんだ、と言いたげな視線が、突き刺さる。一人は確かに疑問で、もう一人はそうではなかった。ついに口にしてしまったことを咎めるかのような、紫の目。
「あ?」
「いや俺入院したことないよ。ないない。生まれてこの方えーと、よん、……この話やめよう結構心に来る。いやともかく病院の世話になったこと骨折ったときくらいだからさあ、なんか人違いなんじゃない?」
少し前から感じていた違和感が、明確に形になって現れる。
そしてその答えの出し方は、ひどく簡単な問いかけで済むことだとも気づいた。軽率に口に出したことを後悔してから、頭を振った。
「……悪い。誰かと混ざったみたいだ、アリスだったかもしれない」
「疲れてるんですよ。リンジーさん接客ゲロクソ苦手じゃないですか」
「あーそっか。そうだな。無理すんなよリンジー」
珍しく助け舟を出してくれたノアに頼る形で、その場を切り抜ける。
自分の知る彼は、こういうときどうしただろうか。そんなことを思いながら、ただ頭を垂れて、いかにも疲れている振りを装うのが精一杯だった。
違和感が人の形をしている。違和感が親友の形をして店の中を歩いている。
――ここは箱庭だ。
――店舗を名乗る歪んだ箱庭。
「リンジー」
呻くような声が、返事として返ってくる。考え事をしているときのリンジーは、いつもこうだ。みかんの知っている限りで、そう。
「……どうした」
「疲れてる?」
「分からない……」
水族館とコンビニじゃあ、当然ながら要求される技能はまるっきり異なる。タカミネは昔やったことがあるから、と言ってすいすいこなしていたし、ノアは自分のできることを理解して、できることしかしない。器用なのだ。
で、目の前にいる人は、そのどちらでもない人だ。
「たいへん?」
「……うん、とても」
しつこいようだが、みかんは一人魚でしかない。それも、箱入りの世間知らずと言っても過言ではない、水槽の中で大事に大事にされてきた人魚だ。
お店やさんなんて、もっとずっと簡単なものだと思っていたし、まわりの大人がひいこらしているのを見ると、少しだけ申し訳ないようにも思う。
「なんか、ごめんね」
「……どうしてお前が謝るんだ」
自然と口をついて出た謝罪の言葉に、リンジーが眉を潜めている。
今どうして謝ったんだろう。自分でも分からない。謝らなければならないと思った。
だって――
「……みかんが、悪いから……」
「どうしてだ。何もしてないことは、別に悪くはない」
この人は不器用だ。自分の興味だけを真っ直ぐに見て、真っ直ぐにそちらに向いて、そこに向かってしか、走っていかなかった人。あるいは、走れなかった人。
曲がることも立ち止まることも選択せず、あるいは知らず、走り続けた人。
だからこそ救われ、だからこそ救われない。
「……ううん、ごめんね。なんでもないよ、リンジー」
「ならいい」
「あのね」
もう、この箱庭は、完全な箱庭ではない。
ずっと閉じ込めておくこともできただろうに、と。そう言った誰かの顔は、思い出せない。懐かしいにおいがしたのは覚えているけれど。けれど、望みはそうではなかった。
箱庭の一部が欠けた。それによって、思い出していく。ここにいる理由と、集められた理由と、それからそれから、
「リンジー、やりたいこと、ある?」
「……は?」
「やりたいこと!」
突拍子のない問いかけに見えたに違いない。だってそうだ。けど、明かす訳にはいかない。まだ、まだ、終わってない。もう少しだけ続く夢の国。いびつに切り取ってきた、どうしようもなくホンモノで、疑いようもなくニセモノの、続かない箱庭。
それを壊すのは自分ではいけないのだ。
「……やりたいこと、か、そうだな、そう――」
口に出された言葉が、最後の鍵を抉じ開ける。
たとえばそれはあの日みたいに、何もできない子供だったわたしを、箱の中から連れ出してくれたように!
「……。――なあ、みかん、どうして」
ついさっきまでそこにいた、対面していたはずの人魚の子供は、もういない。
代わりにすっと背の伸びた、もうほとんど大人と変わらない姿で一匹、立っている。
STORY
とうとう完成したオリハルコン金魚接客マシン赤く炎のごとく燃える金魚は次々とお客様をひきつける
コンビニの売り上げも堅調に推移し、予算をゆっくりと回収していった……
さなえは静かに夕暮れの街を見る
「もし経営がうまくいったとして、みんな金魚になってどうすればいいんだろう」
「呪いは破らなくちゃ。でも、その方法が分からずに、とりあえずお金を稼いでいる」
視界の端をポコポコドラミングするゴリラが横切る
「金魚の知恵しかないからよくわからないや」
さなえは自嘲した。どうしようもない世界で、どうしようもない状況で、理解できることは少ない
ただ、売り上げの増減だけはひどく単純で、金魚の知恵でも理解可能で、ひとつの真っすぐな道を示していた
――ひとつの真っすぐな道を、示している――
◆訓練
機転の訓練をしました機転が25上昇した
機転の訓練をしました経験値が足りない
魅力の訓練をしました魅力が12上昇した
◆送品
アルカールカ人魚飼育部はパロットにやる気ノート40を送品した
◆送金
パロットから入店チャイム40が届いたアードから入店チャイム40が届いた
◆破棄
アルカールカ人魚飼育部は高級なお刺身を破棄した!
アルカールカ人魚飼育部はライスボールを破棄した!
アルカールカ人魚飼育部は急ぎで作った海鮮丼を破棄した!
◆購入
アルカールカ人魚飼育部は透化花のストールを1267闇円で購入した!
アルカールカ人魚飼育部はギザギザくんを576闇円で購入した!
アルカールカ人魚飼育部は天の衣に包まれし闇の供物<肉まん>を576闇円で購入した!
◆作製
鳥の羽40と入店チャイム40を素材にしてペンギンぐい呑みセットを作製した!
◆コンビニタイプ決定
コラボ に決定!!
◆アセンブル
スロット1に満月オムライスを装備した
スロット2に透化花のストールを装備した
スロット3にマフラー(モスグリーン)を装備した
スロット4に天の衣に包まれし闇の供物<肉まん>を装備した
スロット5に大人向けの本セットを装備した
スロット6にギザギザくんを装備した
スロット7にアルカールカ水族館ペアチケットを装備した
スロット8にペンギンぐい呑みセットを装備した
スロット9にうさちゃんのぬいぐるみを装備した
スロット10にアンチエイリアスを装備した
スロット11に赤い帽子のスライム使い魔を装備した
スロット12に絶望ガチャガチャマシンを装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
ENo.9からのメッセージ>>
天月ゆきね「え。」
石深勇「な。」
砂子風花「ちょ……」
目の前で起こった異変に、全員が絶句する。
続くあなたたちの返答も耳に入っているのかいないのか、ぽかんと口を開けたまま、あなたたちの方を見つめ――
天月ゆきね「―――――タイム!」
一番若い青年のかけ声に、ハッとなったように顔を上げて、素早く円陣を組んだ。
石深勇(ちょっと待ってちょっと待って! 今の見たか? あんなのある?)
舞洲新(見間違いじゃないよな?)
石深勇(ばっかおめー見間違いじゃねえからこうしてコソコソ話してんだろうが!
おい十兵衛! オカルト方面に詳しいのはお前だけだ! なんか分からねえのか!)
三上十兵衛(うーん一晩で老けたり性別が変わったりという言い伝えは結構あるし、それが一瞬の変化というのもあることはあるだろうけど、いきなり目の前で変わるのを見るのはアタシも初めてだねェ……
師匠がいればもうちょっとうまい対応があったんだけど……)
天月ゆきね(どうしましょう?)
三上十兵衛(何とも言えないけど、こういうのって向こう側の問題でこちらには影響がないパターンがほとんどだし、スルーして会話を続けちゃっていいんじゃないかな……?)
砂子風花(スルーして会話できるかこれ?)
舞洲新(円陣組んでる時点でスルーも何もないと思うが、影響がないならその方向でいいんじゃないか?)
天月ゆきね(じゃあそれで)
石深勇「よし! タイム終わり!」
背の高い女のかけ声とともに、再び彼らはあなたたちに向き直る。
天月ゆきね「ええと……水族館がコンビニで? コンビニが水族館なんですか?
コンビニでも水族館でも、トラックは通常販売していないに違いはないでしょうが……」
石深勇「まー細かいところにこだわるなよ。こんな場所でトラックを買えたってことがめちゃめちゃありがたいんだろ。
はいよ、了解だ。つっても自力で改造はできんから、業者を探す必要があるな……」
舞洲新「ということは、そっちも帰る方法やアテはなしか。
ありがとう。……差し支えなければでいいんだが、『元の世界に帰る』類の情報が手に入ったら、こちらに教えてもらえないか?
俺は舞洲という――」
何事もなかったかのように話し出した中の一人が、あなた――リンジーへ名刺を差し出した。
名刺には、『舞洲探偵事務所』という名前と、簡略化された地図が書かれている……
ENo.29からのメッセージ>>
…?
一瞬の後、急に老け込んだように見えるあなた方に違和感を覚え、訝し気な顔を向ける。が、特に突っ込むこともなく会話を続けた。
「あぁ、えっと…はい、お金。しかしこいつら、すっかり懐いてるな…」
お金を渡しながら、猫と戯れているタカミネを横目で見てそう言う。
「気に入ったんなら1匹くらい引き取ってくれても…って、うおぉ。人魚」
「へぇー、あんたが人魚か。すげぇ魚くさいな…魚だもんな。みかん…っていうのか?へぇー…」
物珍しそうな顔で、上から下までまじまじと見つめる。
ENo.55からのメッセージ>>
カシ「ふぇっ!?」
突然目の前の人が急に老けて、妙に可愛い声が出てしまった。
これがさっきのアルティメット魚臭レディなら萌え方面に需要もあろうが、こちらはあいにくのバリトン(自称)ボイスでまったくもって気持ち悪い。
それを気にした風もなく、そして自らの加齢も意に介さずに答えるこの男性は、きっととても大きな器の持ち主なんだろう。
カシ「あーーー…、いきなり年取ったりする、魚がいる、なんか聞いたことあるぞ、つまりあれだろ? あれ」
カシ「竜宮城!」
カシ「あーそっかそっか、納得した!」
カシ「お前陸に帰ってもやってけなくって海に残った浦島太郎か!
つーことはさっきの嬢ちゃんが乙姫! そんでこっちのチビちゃんが…」
屈んで視線を合わせる。
カシ「タイかヒラメだな、かわいいなー、でっかくなったら美人になるだろなー、いいなー嬢ちゃん!
おおそうだ、みかん食うか?」
つなぎのポケットから、みかんを取り出し、差し出した。これは紅まどんなとかいうお高いやつだ!
ENo.57からのメッセージ>>
フェデルタ「……!(閃光で視界が奪われた刹那の事だ。まるで、彼だけが別の――年を重ねたものと取り替えられたかの様に姿が変わっている。そして、当人に自覚があるのか無いのかわからず、そのまま会話を進めてきた)」
フェデルタ「……いいか(その呟きで目の前の問題は流される。現状において、目の前の存在がこちらに干渉はしてこないだろうというのは長い冒険者生活で培われた勘が告げている。こちらからむやみに干渉する必要はないだろう)」
フェデルタ「え、なに殴りこみって水族館ってそんな野蛮なの怖ぇな(そして、目の前の人物が老けた事など微塵も気づかないくらいに自然に受け答えに戻る。わざとらしく身震いをすると短くなったタバコを手に取って握り込む)」
フェデルタ「……いや、可能性として一番あるのお前でしょ。人魚のデカイ方には好かれてるし、あとの野郎どもは童貞こじらせたみたいのと、オタクみたいのと、腹の底が見えねぇようなヤツだし……俺が同じ立場ならお前が一番食いやすいって思うだろうよ(握り込まれたタバコは灰になって手のひらから溢れる。それをなんとも無い事のようにしながら新しいタバコを加えてジッポで火をつけた)」
フェデルタ「んで、その反応したって事はビンゴだろ?(もう一回指で同じような仕草をしてみせる)……別に隠さなくてもいいじゃん。お前の世界ではどうだかしらねぇけど、それは俺にとっちゃ関係ない話だし。ま、その様子だと大変よろしかったんだろうねえ……人魚の味」
フェデルタ「……お前コレ、内緒にしろよ?(言うだけ行ってから殴りこみの件を思い出せば唐突に釘を刺し始めた)」
メッセージを送信しました
>>Eno.11 >>Eno.19 >>Eno.74




続くあなたたちの返答も耳に入っているのかいないのか、ぽかんと口を開けたまま、あなたたちの方を見つめ――





おい十兵衛! オカルト方面に詳しいのはお前だけだ! なんか分からねえのか!)

師匠がいればもうちょっとうまい対応があったんだけど……)








コンビニでも水族館でも、トラックは通常販売していないに違いはないでしょうが……」

はいよ、了解だ。つっても自力で改造はできんから、業者を探す必要があるな……」

ありがとう。……差し支えなければでいいんだが、『元の世界に帰る』類の情報が手に入ったら、こちらに教えてもらえないか?
俺は舞洲という――」

名刺には、『舞洲探偵事務所』という名前と、簡略化された地図が書かれている……
ENo.29からのメッセージ>>

一瞬の後、急に老け込んだように見えるあなた方に違和感を覚え、訝し気な顔を向ける。が、特に突っ込むこともなく会話を続けた。

お金を渡しながら、猫と戯れているタカミネを横目で見てそう言う。


物珍しそうな顔で、上から下までまじまじと見つめる。
ENo.55からのメッセージ>>


これがさっきのアルティメット魚臭レディなら萌え方面に需要もあろうが、こちらはあいにくのバリトン(自称)ボイスでまったくもって気持ち悪い。
それを気にした風もなく、そして自らの加齢も意に介さずに答えるこの男性は、きっととても大きな器の持ち主なんだろう。




つーことはさっきの嬢ちゃんが乙姫! そんでこっちのチビちゃんが…」


おおそうだ、みかん食うか?」

ENo.57からのメッセージ>>






メッセージを送信しました
>>Eno.11 >>Eno.19 >>Eno.74
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 2750
貢献収入 362
ゲージ突破成功!! コラボ補正 5%
行動順報酬!! 15%
合計闇円収入3757
商品販売数 4個
◆経験値が44増加しました……
◆体力が18増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献収入 362
ゲージ突破成功!! コラボ補正 5%
行動順報酬!! 15%
合計闇円収入3757
商品販売数 4個
◆経験値が44増加しました……
◆体力が18増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
アルカールカ人魚飼育部はダイヤの指輪44を入手した!
アルカールカ人魚飼育部は椅子44を入手した!
アルカールカ人魚飼育部は時代の風44を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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とある水族館の人魚飼育部と人魚。 飼育員の男が三人。女が一人。展示物の人魚が二匹。 タカミネ(鷹峰咲) 人魚の飼育員の魔法使いの方。よく喋る。うるさい。 リンジー(リンジー・エルズバーグ) 人魚の飼育員の天パの方。黙っていればイケメンだが喋るとダメ。 ノア(ノア・アーミテッジ) 人魚の飼育員の糸目の方。前髪は上げるのが面倒になったらしい。 リズクロア(リズクロア・シアー) 人魚の飼育員の女子の方。チビだが強気。 ベル(ベルテットメルフルール) 人魚の大きい方。普段は展示物なので当然バイトとかしたことがない。フライドポテトが好き。この中で一番力持ち。 みかん/ローラ(ロールランジュメルフルール) 人魚の小さい方。みかんはタカミネがつけたあだ名。簡単なお手伝いくらいならできる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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