第8週目 アプリコーゼの一週間
◆日記
俺の残っている記憶を整理しよう―――
暮らしていたのは、どこかの、山に囲まれた自然豊かな村。
名前はもう思い出せないが、
風が木の葉を揺する音とか、近くの川の匂いとか、
春を祝う祭の騒ぎとか、そういうものは覚えている。
俺はそこで果樹を育てて生計を立てていた。
何の果樹だったか……多分、杏だ。
アプリが今までマーケットに並べていたのは
杏で出来た商品だ。俺が教えて、アプリが作った。
商品作成に関してアプリは素人同然のはずではあるが、
流石杏出身というか何というか。
杏を材料にしたものならうまく作れるから不思議だ。
その”商品”たちはすべて俺が生前に”アイツ”から教えてもらったもので―――……。
”アイツ”はどこか遠くの都会から村に越してきた。
俺の育てた杏を使って”アイツ”が商品を作り、都会で売る。
そういう関係だった。
俺としては一番大切な人だったのではないかと思う。
何せ死んでも忘れられないのだから。
―――最期の辺りはあまりよく覚えていない。
自分がなぜ命を落とすようなことになったのかも。
ただずっと。
泣かないでほしいと思っていた。
でも。
目の前で。ずっと。
泣きながら嫌だ行かないでと言っている。
違うんだ。
泣いてほしいわけじゃないんだ。
俺はお前の笑顔が見たいだけで。
ただそれだけを思っていたんだ。
だから――――
『大丈夫、守護天使になって戻ってくるから』
俺は、そんな事を言ったんだ。
だからこれは約束。
果たすためなら何でもする。何でもできる。
割と最近までは、そう思っていたはずなのに。
アプリはマーケットで見つけて来たとびだす絵本に夢中だった。
もうすぐ開店の時間だというのに相変わらず暢気なものだ。
そして開店すればいつものように店の隅へ隠れてしまうだろう。
やはり…それでは「ちゃんとした人間」とは言い難い気がする。
金はある程度貯まってきたように思う。
これで学校に通わせることはできるのだろうか。
いやむしろ、そんな時間はあるのだろうか。
刻限のリボンはすでに随分と短くなってきている。
約束を果たすためならば。
もしこの試験をクリア出来なくても
また次の試験を受ければいいだけだ。
予定が少し延期されるだけの事。
けれど。
けれどその場合。
アプリは―――
「………レタス……。…かいてん……の…じかん……。」
気が付けば、アプリが俺の顔をのぞき込んでいた。
「…ああ、そうだな。今日もがんばるかー。」
動揺を悟られないように体を揺らした。
今この一瞬だけはこの体でよかったと思った。
時間は止まらない。
今は頑張る事しか――できないんだ。
暮らしていたのは、どこかの、山に囲まれた自然豊かな村。
名前はもう思い出せないが、
風が木の葉を揺する音とか、近くの川の匂いとか、
春を祝う祭の騒ぎとか、そういうものは覚えている。
俺はそこで果樹を育てて生計を立てていた。
何の果樹だったか……多分、杏だ。
アプリが今までマーケットに並べていたのは
杏で出来た商品だ。俺が教えて、アプリが作った。
商品作成に関してアプリは素人同然のはずではあるが、
流石杏出身というか何というか。
杏を材料にしたものならうまく作れるから不思議だ。
その”商品”たちはすべて俺が生前に”アイツ”から教えてもらったもので―――……。
”アイツ”はどこか遠くの都会から村に越してきた。
俺の育てた杏を使って”アイツ”が商品を作り、都会で売る。
そういう関係だった。
俺としては一番大切な人だったのではないかと思う。
何せ死んでも忘れられないのだから。
―――最期の辺りはあまりよく覚えていない。
自分がなぜ命を落とすようなことになったのかも。
ただずっと。
泣かないでほしいと思っていた。
でも。
目の前で。ずっと。
泣きながら嫌だ行かないでと言っている。
違うんだ。
泣いてほしいわけじゃないんだ。
俺はお前の笑顔が見たいだけで。
ただそれだけを思っていたんだ。
だから――――
『大丈夫、守護天使になって戻ってくるから』
俺は、そんな事を言ったんだ。
だからこれは約束。
果たすためなら何でもする。何でもできる。
割と最近までは、そう思っていたはずなのに。
アプリはマーケットで見つけて来たとびだす絵本に夢中だった。
もうすぐ開店の時間だというのに相変わらず暢気なものだ。
そして開店すればいつものように店の隅へ隠れてしまうだろう。
やはり…それでは「ちゃんとした人間」とは言い難い気がする。
金はある程度貯まってきたように思う。
これで学校に通わせることはできるのだろうか。
いやむしろ、そんな時間はあるのだろうか。
刻限のリボンはすでに随分と短くなってきている。
約束を果たすためならば。
もしこの試験をクリア出来なくても
また次の試験を受ければいいだけだ。
予定が少し延期されるだけの事。
けれど。
けれどその場合。
アプリは―――
「………レタス……。…かいてん……の…じかん……。」
気が付けば、アプリが俺の顔をのぞき込んでいた。
「…ああ、そうだな。今日もがんばるかー。」
動揺を悟られないように体を揺らした。
今この一瞬だけはこの体でよかったと思った。
時間は止まらない。
今は頑張る事しか――できないんだ。
STORY
夕闇国の夕空は燃えるように輝くオリハルコンの金魚マシンは、夕日を受けてやはり火焔のごとき輝き
「いつまで続ければいいんだろう、フランチャイズの店長さんの契約もそろそろ終わり」
さなえは静かに夕暮れの街を見る
「金魚の知恵だからって、このままじっとしていていいのかな……」
「私は全力で生きている……? ひいおじいちゃんが教えてくれたこと……」
視界の端をポコポコドラミングするゴリラが横切る
「この世で最もか弱きものが、胸を張って堂々と生きれたら、それが最高に素晴らしいことだって」
さなえは曾祖父からゆらぎの力を受け継いでいた。さなえが胸を張って金庫の扉を開けたとき……
そのときゆらぎの審判によって金庫の中身が決まるという
「自信がないよ……正しく生きれているのか。もし正しく生きていないと裁かれたら……ごぼぼっ!?」
言葉が泡で詰まる。はっと自分の両手を見る。それは紛れもなく金魚の鰭であった
――この世で最もか弱き金魚に――
◆訓練
魅力の訓練をしました魅力が25上昇した
魅力の訓練をしました経験値が足りない
魅力の訓練をしました経験値が足りない
魅力の訓練をしました経験値が足りない
魅力の訓練をしました経験値が足りない
◆送品
◆送金
◆破棄
アプリはあんずジャムを破棄した!
アプリはあんず大福を破棄した!
アプリはおいもを破棄した!
アプリは今週のイチオシオリーブオイルを破棄した!
アプリは厳選羽毛布団『南斗水鳥圏』を破棄した!
アプリはネコパンを破棄した!
◆購入
アプリは温泉たまごを600闇円で購入した!
アプリはとびだすえほんを1080闇円で購入した!
アプリはお喋りロボット モャーシーを1320闇円で購入した!
◆作製
作成時発動! 誘惑!! 誘惑強化!
アルハラ40と近所のお姉さん44を素材にしてあんず大福NEOを作製した!
◆コンビニタイプ決定
ビジネス に決定!!
◆アセンブル
スロット1にタマゴサンドを装備した
スロット2に夢色ふわふわファーコートを装備した
スロット3にあんずタルトを装備した
スロット4にひとくちケーキを装備した
スロット5に夜空色のフリルブラウスを装備した
スロット6にうさちゃんりんごを装備した
スロット7にアプリコットマカロンを装備した
スロット8にきるもうふを装備した
スロット9に杏露酒を装備した
スロット10に魅惑のおねこさんを装備した
スロット11にふかもこ羽イヤーマフを装備した
スロット12に戯れに浮かぶ空を装備した
◆アイテム改名
◆アイテムアイコン変更
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メッセージ
ENo.31からのメッセージ>>
シノリ「……!はい、お任せ下さい!」
シノリ「型紙もあるし材料にも余裕があるし、ちゃちゃっと採寸して作りますから……少しだけ待っててください!」
(そんなことをいいながら、エプロンのポケットからメジャーを取り出すと指先でびゃっと伸ばしてみせた。
そこからは貴女の身体にメジャーを巻き付けては紙切れにメモしてを繰り返し、テキパキと採寸作業を進めていくことだろう。
なんだか楽しげに鼻歌なんかを歌ったりしながら。)
シノリ「……あ、そういえば、お名前お伺いしてもよろしいですか?」
シノリ「私は紡糸神璃(つむいと しのり)っていいます。お気軽にシノリって呼んでください!」
ENo.35からのメッセージ>>
ラン「そう!ほんの人!アプリちゃんよろしく!そうそう、私ちゃんと力持ちだもんね!……皆には秘密だよ?」
念を押すように、秘密であると言い聞かせた。
ラン「あ、ぬいぐるみさん……がレタス?面白い名前だね!あんないありがとー!」
ラン「へー、ぬいぐるみもしゃべるんだねー、やっぱここは不思議な世界だね!」
ニコニコとしながら案内に従って歩いていく……
ENo.70からのメッセージ>>
お飾り店長「レタスの上司の方が、アプリちゃんを人間にしたのね。でも、その為の力はレタスから取ったと…対価ね。天使も無から有を作ることは出来ないのかしら。」
お飾り店長「アプリちゃんみたいな可愛い子を人間にしたんだもの。偉いわよ!」
お飾り店長「…でも、どうしてレタスはアプリちゃんを人間にしたの??」
お飾り店長「仲良くすれば良いのよ。宜しくってのは、仲良くしましょうね~ってことなの。(アプリを抱きしめながら)」
メッセージを送信しました
>>Eno.2
シノリ「……!はい、お任せ下さい!」
シノリ「型紙もあるし材料にも余裕があるし、ちゃちゃっと採寸して作りますから……少しだけ待っててください!」
(そんなことをいいながら、エプロンのポケットからメジャーを取り出すと指先でびゃっと伸ばしてみせた。
そこからは貴女の身体にメジャーを巻き付けては紙切れにメモしてを繰り返し、テキパキと採寸作業を進めていくことだろう。
なんだか楽しげに鼻歌なんかを歌ったりしながら。)
シノリ「……あ、そういえば、お名前お伺いしてもよろしいですか?」
シノリ「私は紡糸神璃(つむいと しのり)っていいます。お気軽にシノリって呼んでください!」
ENo.35からのメッセージ>>
ラン「そう!ほんの人!アプリちゃんよろしく!そうそう、私ちゃんと力持ちだもんね!……皆には秘密だよ?」
念を押すように、秘密であると言い聞かせた。
ラン「あ、ぬいぐるみさん……がレタス?面白い名前だね!あんないありがとー!」
ラン「へー、ぬいぐるみもしゃべるんだねー、やっぱここは不思議な世界だね!」
ニコニコとしながら案内に従って歩いていく……
ENo.70からのメッセージ>>
お飾り店長「レタスの上司の方が、アプリちゃんを人間にしたのね。でも、その為の力はレタスから取ったと…対価ね。天使も無から有を作ることは出来ないのかしら。」
お飾り店長「アプリちゃんみたいな可愛い子を人間にしたんだもの。偉いわよ!」
お飾り店長「…でも、どうしてレタスはアプリちゃんを人間にしたの??」
お飾り店長「仲良くすれば良いのよ。宜しくってのは、仲良くしましょうね~ってことなの。(アプリを抱きしめながら)」
メッセージを送信しました
>>Eno.2
◆戦闘結果
売り上げ
闇円収入 2741
貢献収入 208
行動順報酬!! 18%
合計闇円収入3479
商品販売数 2個
◆経験値が47増加しました……
◆体力が27増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
貢献収入 208
行動順報酬!! 18%
合計闇円収入3479
商品販売数 2個
◆経験値が47増加しました……
◆体力が27増加しました……
◆素材が本部から支給されました……
アプリは魅了マニュアル48を入手した!
アプリはメモ帳48を入手した!
アプリはメモ帳48を入手した!
アプリはダイヤの指輪48を入手した!
キャラデータ
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プロフィール
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【アプリコーゼ】 とある偉い天使様にあんずの実から作られた女の子。 生まれたてで人間らしいことはあまり知らない。 他の人とどう接していいかわからず、こわいと感じてしまうため、接客ができない。 開店中は隅っこに隠れている。 【レタス】 アプリが抱えているぬいぐるみ。 レタスというよりどう見てもしなびたキュウリ。 ぐにっとした感触。 本名はもっと長いらしい。 しゃべる。口が悪い。 今のところ接客はすべてレタスがしている。 傍から見るとだいぶキモい。 アプリを”ちゃんとした人間にする”ことを試験として課されている。ちゃんとした人間になる為に、アプリを学校に通わせようと考え、その資金を稼ぐためにコンビニを経営することを思いついた。 試験期間はアプリの手首に巻かれたリボンがほどけるまで。日が経つごとに少しずつ短くなっていく。リボンがほどけると、アプリはあんずに戻って朽ちてしまうだろう――――。 --- 人見知りの為、メッセは受け身になりますが大歓迎です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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店舗データ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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